シンプルだけど奥が深い「SimpleCamera」

iPhoneには、豊富な画像編集アプリ、様々なエフェクトを掛けられるフィルターアプリがあり、これらのアプリを有効活用すれば、写真を撮るだではなく、撮った後も自分だけの写真作りが楽しめます。

そんな画像編集アプリをとことん楽しむなら、まずは失敗のない写真を撮る事から始めましょう!シンプルだけど奥が深い「SimpleCamera」を紹介します。

画面・操作説明

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それぞれのアイコンをタップする事で機能が呼び出されます。


1. ライト(AUTO/ON/OFF)
暗い場所で活用出来るライトの制御をします。

2. AE:自動露出制御(AUTO/LOCK)
画面の任意の場所をダブルタップするとその場所に明るさを合わせます(黄色枠が表示されます)。
上記の操作を行わないずにシャッターアイコンをタップすると、AUTOモードの場合、自動で明るさを合わせて撮影されます。LOCKモードの場合、LOCKする前の明るさを保持したまま撮影されます。

3. WB:ホワイトバランス(AUTO/LOCK)
ホワイトバランス(色温度)を制御します。
光の色によって写真の色合いはかわります。故意に違った色合いで撮影するテクニックを使う事が出来ます。

4. FOCUS(AUTO/LOCK)
画面の任意の場所をタップすると、その部分にピントが合います。
ピント合わせを行わずにシャッターアイコンをタップすると、AUTOモードの場合、自動でフォーカスを合わせます。LOCKモードの場合は、オートフォーカスは作動せずに前回のピント位置のまま撮影されます。

5. 手振れ検知(L/M/H/OFF)
OFF以外は、カウントダウン後手振れが少なくなった時に撮影されます。Hが一番センサーの感知に厳しく手振れが完全に無くならないと撮影されません。

6. グリッド表示(ON/OFF)
画面上に三等分するグリッド線が表示されます。構図の確認する時に便利てすので常に表示しておきましょう!

7. プレビュー
最後に撮った写真を表示します。

8. シャッターアイコン
アイコンをタップして撮影します。シャッターアイコンをホールドすると任意の場所にシャッターアイコンを移動させる事が出来ます。上の画像はシャッターアイコンを右下に移動した状態です。

9. DISP
上記の1~6のアイコンの表示・非表示を切り替えます。

機能を使いこなそう!

明るさやピント、色合いを自在に操れる「SimpleCamera」、それぞれの機能を応用した写真の撮り方を解説します。

■露出制御
「SimpleCamera」の目玉機能がこの露出制御です。露出制御と言うと難しく感じますが、写真の明るさを調整する事を言います。
任意の場所を場所をダブルタップすると、その場所に写真全体の明るさを合わせる事が出来ます。言葉で説明するより、画面で説明した方が解りやすいと思いますのでご覧ください。

黄色の枠が明るさを設定した場所となります。
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建物で明るさを合わせました。
少し暗く感じますが、全体的に何が写っているか解ります。

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空で明るさを合わせました。
空の色が濃く出ていますが、建物は黒く写ってしまっています。被写体をシルエットで見せたい場合や、空や雲を見せたい場合は、この方法で明るさを合わせると良いでしょう。

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太陽の光に明るさを合わせました。
太陽の光が若干小さめだったせいか、空の色と極端に違う結果にはなりませんでしたが、この様に明るい部分に明るさを合わせれば、写真は暗く写ります。こちらも被写体をシルエットで見せたい場合などに応用することが出来ます。

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影になっている部分で明るさを合わせました。
真っ暗に写っている影の部分で明るさを合わせると、写真全体が明るくなります。空は真っ白になってしまいましたが、暗い部分に何が有るのかわかる写真となります。
太陽を背にした逆光と言われる条件下での撮影は、被写体が暗くなってしまいます。その場合、影になっている部分で明るさを合わせれば、写したいものを綺麗に撮る事が出来ます。

■フォーカスロック(AF LOCK)
トイカメラの味と言えば、独特のゆるいピントの写真です。
フォーカスロックを使えば、ピント位置を自在にコントロールしてピンボケ写真を撮る事が出来ます。

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FOCUSアイコンをタップしてフォーカスロック(F LOCK)に切り替えます。自分の手のひらでもなんでも良いので、出来るだけ近い位置の物にピントを合わせます。

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フォーカスが近距離でロックされ、遠くがピンボケに写ります。
ピントを合わせる距離によってボケの大きさが変わって来ますので、大きくぼかしたい場合は出来るだけカメラに近い位置にピントを合わせます。ゆるくピントがあった様な写真にしたい場合は、ちょっとだけ離れた位置にピントを合わせます。

いい味が出ているピンボケ写真が撮れたら、フィルターアプリなどでトイカメラやポラロイド風に変換すればひと味違った写真に仕上がります。

■ホワイトバランスロック(WB LOCK)
この機能は、使いこなしが難しいのですが、電球の光でホワイトバランスを合わせて太陽の下で写真を撮ると全体的に写真が青く、太陽の光でホワイトバランスを合わせて電球の光の下で写真を撮れば黄色く・・・なるはずなのですが、実はオートでも黄色く写ってしまうんですよね。

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ホワイトバランスオートで撮った写真です。
お昼過ぎの太陽の光の感じでしょうか。

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ホワイトバランスを電球に近い色に合わせて撮った写真です。
全体的に青く写っています。クールな印象の写真を撮りたい場合などに有効です。

さてさて、ホワイトバランスをどうやって変更してこの「青い」写真を撮ったのでしょうか?

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答えはこのライトが光っている時に、カメラをライトに近づけて、WB LOCKして撮影しました。
電球、蛍光灯、看板、太陽、日陰、夕方、水銀燈、などそれぞれの光にホワイトバランスを合わせて、違う光源下で撮影すると独特の色合いの写真になります。

どうでしょう?これらの機能を使えば、ひと味違う写真が撮れそうじゃありませんか?

良い写真を撮るための道具

画像編集ソフトがあれば、真っ黒に写った失敗写真を補正する事も可能ですが、補正することによって絵がザラザラに見えたりした経験は無いでしょうか?やはり一番良いのは、なんと言っても綺麗に撮れている事です。
「SimpleCamera」は、明るさ・色・フォーカスを自在に操って、もっともオイシイ「素材」を撮る事が出来ます。撮った後は、アーティスティックなフィルターを掛けるもよし、トイカメラ風に仕上げるもよし、「素材」が良いから素敵な写真に仕上げる事が出来ます!

撮る楽しさ、創る楽しさをつなげる「SimpleCamera」が、iPhoneを本格的なカメラに変えてくれます。

記事執筆:mi2_303



アプリ名:SimpleCamera
価格:115円
カテゴリ:写真
開発者:Yusuke Ito
バージョン:1.1
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/simplecamera/id383827078?mt=8

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