中華タブレットの使い勝手はどうだろう?

前回、“中華タブレット”「Nationite MIDnite(Wits A81E)」の外観的特徴について紹介させていただきました。
今回はソフトウェア周りの紹介を中心に、実際の使い勝手についても紹介していきます。

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Android 2.2を搭載しているため、ライブウォールペーパーを設定することが出来ます。基本的にライブウォールペーパーを設定して運用していますが、特に動作がもたつくような感じはしません。

ホーム画面は5面、感圧式タッチパネル故のレスポンスの悪さはありますが、処理そのものは軽いように感じます。画面サイズは7インチで、解像度は800×480ピクセルとAndroidのタブレット端末としては標準的なサイズですが、同等の解像度のスマートフォンと比較しても随分と画面が広いように感じます。

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画像は一部独自に導入したアプリも入っていますが、プリインストール状態でも様々なアプリが入っています。

GmailやAndroidマーケットなど、Googleアプリケーションも入ってはいるのですが、無理矢理入れているようにも感じられます。マーケットはダウンロードできないアプリも多く、Google Mapは改造版も合わせて導入されていました。

ゲームアプリもいくつかインストールされてますが、中にはマルチタッチを前提にしたシューティングゲームも入っています。実際にプレイしてみたところ、マルチタッチは効いていないようでした。

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Adobe Flash Player 10.1も最初から導入済みです。先日発表された脆弱性の修正のため更新しようにも、マーケットからダウンロードできないという状態。ちょっと恐いですね。

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端末情報画面には“システムアップデート”もありますが、この機能を使ってオンラインで更新できるのかはやや疑問が残るところです。

ビルド番号に“test-keys”の記載がありますが、評価用ビルドであることを表しているようです。

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ワイヤレスとネットワークの設定画面には、なぜか3Gまわりの設定も残っていたり。特別にこの端末の特性に合わせたカスタマイズやチューニングが行われているというわけでもないのかも知れません。

前回も書きましたが、筆者の端末では他にもGPSの具合や電源管理などいまいちと感じるポイントがあります。

また、感圧式タッチパネルであるためタッチの補正を行いますが、いくら補正を行っても微妙にずれているようです。これについては、本体のスタイラスを使わず、別の端末用に携帯しているPalmハンドヘルド用のスタイラスを使うことでカバーしています。
(経験上、感圧式タッチパネルはスタイラス次第である程度まで操作性を良くも悪くも出来るように思います)

時折調子が悪くなり再起動を繰り返すようになりますが、それも電源を入れ直すことで復旧します。不調に陥らなければ、動作スピードも速く使い勝手も悪くないように感じました。

万人に勧められる端末というわけではないのですが、メリットとデメリットを勘案して使うことが出来るのであれば、さほど悪い選択ではないと思います。

記事執筆:Highmount

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