公衆無線LANが無償で使える措置が続々。

東北地方太平洋沖地震が発生して1週間以上経過しました。また、長野県や静岡県でも大きな地震が発生しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された地域の方々に心よりお見舞い申し上げます。

公衆無線LANスポットを提供している各社が被災地あるいは避難地における通信手段の確保支援のための無線LANスポット開放など、各種支援措置をしています。それらを簡単にまとめてみました。

FONソフトバンクWi-Fiスポット
自宅に"La Fonera"と呼ばれる無線LANルーターを設置することで(※)、公衆無線LANサービスを提供できるFON。La Foneraの設置者は"Linus"と呼ばれ、他のFONルーターを無償で使うことができます。ソフトバンクWi-Fiスポットも、ソフトバンクモバイルが設置している分に関しては、FONの仕組みを流用していますし、対応端末で無償配布している「無線LANルーター」は実はLa Foneraの専用モデルだったりします。

現在、先の震災の支援措置として、FONやソフトバンクWi-Fiスポットを無償で利用できるようになっています。通常、FONを利用する際はWebブラウザー認証があるのですが、それをバイパスして直接インターネットへ接続できるようになっています。接続設定は、以下の通りです。

SSID(無線LANアクセスポイント名) : FON
(場合によっては"FON_[任意の名前]になっている場合もあります)
セキュリティ設定 : なし


利用できるスポットは、以下のページから検索できます。

無線LANアクセスポイント情報共有サイト(FON)
ソフトバンクWi-Fiスポットエリア検索(SoftBank)

措置終了時には別途案内がある予定です。なお、上にも書きましたが、Webブラウザー認証を省略していますので、「なりすまし」にはくれぐれもご注意ください。

(※)利用しているプロバイダーによってはFONの利用をブロックしたり、規約上禁止している場合があります。


●NTT-BPが設置する公衆無線LANスポット
NTTコミュニケーションズが展開する"HOTSPOT"、NTTドコモが展開する"Mzone"、NTT東日本・西日本が展開する「フレッツ・スポット」(東日本西日本)。これらの公衆無線LANサービスは、全てNTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)が整備しています。NTT-BPでは、これらのサービスが使える無線LANアクセスポイントで、独自に"Wi-fine"(ワイファイン)というサービスを展開している場合があります。このサービスは、アクセスポイントの設置場所周辺の情報配信に特化しており、外部のインターネットに接続するためのサービスではありません。が、たまに、局所的に1日30分限定で、外部インターネットへの接続「お試し」キャンペーンをしていることもあります。

今回、NTT東日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTT-BPの4社は、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、長野県に設置されている一部公衆無線LANスポットにおいて、1回30分限定ではありますが、Wi-fineの仕組みを流用したインターネット接続サービスを無償で提供しています。接続設定は以下の通りです。

SSID(無線LANアクセスポイント名) : NTT-SPOT または wifine
セキュリティ設定 : なし


今回の措置の対象になる公衆無線LANスポットは、こちらに一覧になっています。接続時には、Webブラウザーによる認証が必要です。30分経過すると切断され、再度Webブラウザー認証が必要となります。認証には、Webブラウザーで、任意のWebサイトを開こうとすればOKです。自動的に認証ページにジャンプします。

措置終了予定は6月30日です。


HOTSPOT
上に挙げたNTTグループとしての支援措置とは別に、3月11日から3月31日までのHOTSPOT利用料金を請求せずに、無料で利用できるようにします。また、この期間中に加入した場合は、加入料1575円は無料となります。対象となる料金コースは以下の通りです。

コース1(月額399円)
BBモバイルポイントで利用可能なプラン
コース2(月額819円)
東海道新幹線の駅コンコースとN700系車内の無線LANサービスが利用可能
コース3(月額1680円)
本来のHOTSPOTエリア(NTT系公衆無線LANスポット)に加えて、コース1・コース2で使えるエリアで利用可能


livedoor Wireless
S-MAXを提供しているライブドアも、東京都内を中心に千葉・神奈川・埼玉で公衆無線LANスポット"livedoor Wireless"を展開しています。livedoorポータル内のサイトだけを見るのであれば無料で、外部サイトの閲覧やメール送受信などを使う場合は月額525円(初期設定時に1050円別途必要)で利用できます。

今回、ライブドアは、livedoor Wireless提供地域から被災地の情報を得るための手段として、本来は有償である外部サイト接続を無償開放しています。接続設定は以下の通りです。

SSID(無線LANアクセスポイント名) : free-online-ld
セキュリティ設定 : なし


原則として、Webブラウザー認証は省略しますが、アクセスポイントによっては認証が必要な場合があります。認証が必要な場合は、以下の設定でログインをしてください。

ログインID : 01@free@lw または 02@free@lw または 03@free@lw
パスワード : livedoor


Webブラウザー認証が省略されている場合は、「なりすまし」にくれぐれもご注意ください。


Wi2
東京・丸の内、横浜や高速バス・リムジンバスを中心に「Wi2スクエア」という公衆無線LANスポットを展開しているWi2。自社サービスの"Wi2 300に加入すると、BBモバイルポイントlivedoor Wirelessのアクセスポイントも利用できます。

今回の地震を受けて、Wi2スクエアにおいて、無償でインターネットアクセスを開放しています。接続設定は以下の通りです。

SSID(無線LANアクセスポイント名) : wi2
セキュリティ設定 : なし


対応エリアはこちらで確認できます。なお、ローミングエリアは無償開放の対象外です(livedoor Wirelessは別途無償開放を。


WIRELESS GATE
複数の公衆無線LANサービスのエリアを使えるサービスを展開しているWIRELESS GATE。ヨドバシカメラではオリジナルプランを展開しているので、ご存じの方も結構多いはずです。

今回、ヨドバシカメラマルチメディア仙台においてWIRELESS GATEの各種サービスを申し込んだユーザーの利用料金を当面の間課金しないことになりました。

記事執筆:せう(井上翔)


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