FL StudioがiPadにやってきた!

iOS用のミュージックアプリは、その殆どがiOSのみでリリースされてきたがPropellerheadのRB-338などPCで販売されていたソフトの移植版も徐々にあらわれはじめている。

今回紹介する、FL Studio Mobile HDは、IMAGE LINE SOFTWARE社の人気DTMソフトFL STUDIOをベースとしたiPad用アプリだ。iPhone対応のFL Studio Mobileも用意されているので、iPhoneユーザーはそちらもチェックして欲しい。

それでは、早速、FL Studio Mobile HDを見てみよう。

FL Studio Mobile HDは、ドラムキットタイプのシーケンサー(グリッド入力)とキーボードタイプ(ピアノロール)と、それぞれに対応した音源が用意されている。ドラムサウンド及び、キーボード、シンセサイザーなどはプリセットサンプラータイプとなっている。
エフェクターは、リミッター、リバーブ、ディレイ、EQ、アンプシミュレーター、フィルターが用意されていて、トラックごとにエフェクターのオン・オフ設定が可能となっている。


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一番左上のタブKeyboard画面。2段目の右から2つめのキーボードアイコンをタップすると、音域と鍵盤のサイズを変更できる。

ユニークなのは、キーボードアイコンの左隣のアクセラレーターアイコンだ。このアイコンをタップして、鍵盤をタッチしながらiPadを傾けるとピッチベンドの効果をつけることができる。使いこなしは難しいが、パフォーマンスとしては面白そうだ。

ちなみに、ドラムトラックを選んだ場合このタブの表示は、KeyboardではなくDrum Padsタブとなる。


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Instrumentsタブは、トラックに楽器を割り当てる画面だ。ここでドラムキットを選択すると、トラックの表示、打ち込みはグリッド入力もしくはPadによるリアルタイム入力に切り替わる。音色数は劇的に多いと言うほどではないが、実用的な音源が網羅されている。今後アドオンなどでジャンル別の音色が追加されることに期待したい。


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Tracksタブは、各トラックの設定や、シーケンスパターンの管理・編集を行う。ドラムパターンのグリッド入力は便利だが、細かいタイミングの調整ができないので、グルーヴ感を出すにはDram Pads画面でPiano trackに変更して、ピアノロール編集で細かい調整行う必要がある。
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グリッド入力ではベロシティーとピッチをノートごとに編集ができる。



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Effectタブにはそれぞれのエフェクトの設定画面があり、ツマミやフェーダーが大きめとなっているので操作はしやすい。EQやFilterは大きめの操作領域があり、感覚で操作できるような仕組みとなっている。


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Projectsタブは、ソングデータの管理画面となっている。新規にソングを作る場合は、一番右上のアイコンをタップして空のソングデータを作成する。


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Setup画面では、クオンタイズやベンドレンジなど各種基本となるセッティングを行う。カメラコネクションキットに接続したMIDI機器でFL Studio Mobile HDをコントロールする場合は、GeneralのCore MIDIをタップして設定を行う。MIDIキーボードでの打ち込みやフェーダーコントロールなどに対応する。


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FL Studioのエッセンスを盛り込んだiPad版のFL Studio Mobile HDは、特に難しい知識を必要とせず楽器を選んで、音を重ねていくだけで曲作りができるツールになっている。音色作りという点で、他のミュージックアプリと比較すると物足りない部分もあるが、トラックデータをWAVファイルとして書き出すことができるため、FL Studio Mobile HDで作ったデータを他のアプリケーションに流用する使い方もありだろう。

操作に極端な癖がなく、実用的な音色データをiPadの大画面を使ってで打ち込めるので、モバイル作曲ツールとしてもオススメできるアプリだ。


記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:FL Studio Mobile HD
価格:¥2,300
カテゴリ:ミュージック
開発者:Image Line Software
バージョン:1.0
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id432850619?mt=8

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