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プリインストールアプリに意外な違い

NTTドコモは、昨年10月18日に開催した「2011-2012冬春モデル 新商品・新サービス発表会」においてより先進的なモデルとなる「docomo NEXT series」としてAndroidスマートフォン「ARROWS μ F-07D」(富士通製)を発表しており、1月20日についに発売されました。

富士通のスマートフォン「ARROWS」シリーズは既に何機種か発売されていますが、μは厚さ約6.7mm(最厚部約8.5mm)と超薄型で、さらに防水・高強度を実現しているのが特長です。

前回のレポートでは外観にどんな違いがあるのかをレポートしました。今回は中身の違いに迫り、ARROWS μ F-07Dはどんな人にオススメなのかを探ってみようと思います。

スペック的な大きな違いはやはりメモリです。ARROWS μ F-07Dは先進的なNEXTシリーズに位置づけられてはいますが、エントリー機という側面もあり、ハイスペックなARROWS X LTE F-05Dと比べるとメモリの搭載量が少ないです。

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上の画面はARROWS X LTE F-05Dの「設定」から「ストレージ」を選択したところです。カタログスペックではROMが8GB、RAMが1GBとなっています。そのうち内蔵ストレージとして使えるメモリが4.10GB、システムメモリとして使えるメモリが1.92GBとなっています。普通アプリをインストールするとシステムメモリに入ります。現在筆者は50くらいアプリをインストールしてますが、それでも1.47GBの空きがあり、メモリには比較的余裕があります。

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こちらはARROWS μ F-07Dで「設定」から「ストレージ」を選択したところです。カタログスペックではROMが1GB、RAMが512MBとなっています。内蔵ストレージとして使えるメモリはなく、システムメモリとして使えるメモリが260MBとなっています。初期化した直後は182MBくらいの空き容量があるのですが、既にプリインストールされているアプリの更新などで空き容量は減っていきます。新たにTwitterクライアントのTwiccaのみを入れた状態でシステムメモリの空き容量を見てみると94.77MBと既に100MBを割っていて、自由に使えるメモリはかなり少ない印象です。

ARROWS μ F-07Dを購入される際は、まず自由に使えるメモリ容量がそれほど多くはないことを念頭に置いた方が良いです。たくさんアプリをインストールしてスマートフォンを楽しみたい、という人はARROWS X LTE F-05Dなり、他メーカーの機種を検討された方が良いでしょう。

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プリインストールアプリですが、富士通製ということで、ほとんど同じアプリケーションが入っています。ただ、富士通独自のプリインストールアプリにも意外な違いが見られました。

上の画面はARROWS X LTE F-05Dにプリインストールされている「富士通モバイル統合辞書+」です。ダウンロードで辞書を追加することで最大29の辞書が使える便利なアプリですが、既に13もの辞書がプリインストールされており、国語辞典も英和辞典も各国辞書も揃っています。

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こちらの画面はARROWS μ F-07Dにプリインストールされている「富士通モバイル統合辞書+」です。こちらは日中英辞典と日中英会話辞典の2つのみがプリインストールされています。恐らくは先述のメモリ容量の影響で、極力プリインストールする辞書を抑えたものと思われます。勿論、広辞苑などを後からダウンロードすることも可能ですが、メモリ容量が減ってしまうので、追加ダウンロードする辞書は厳選した方が良いでしょう。

というわけでここまで見てきた通り、ARROWS μ F-07Dは自由に使えるメモリ容量が少ないということを理解した上で使っていった方が良いです。スリム・軽量・明るい有機ELディスプレイ・防水のおサイフケータイ付きが欲しいという方に一概にオススメできるというわけではなく、「アプリは限られた数しか使わない。メモリは少なくても良いから、薄くて軽い防水スマートフォンが欲しい」という方に向いていると思います。

また、ワンセグで録画予約ができない、インカメラがないという点も気になる人には気になるポイントだと思います。スペックがかなり割り切られている端末なので、使う側も用途を割り切って使えば、快適に使えると思います。

CPUはシングルコアですが、MSM8255(1.4GHz)のCPUは必要十分であり、動作はキビキビしていてスムーズに動作します。メモリ容量の部分が少し残念ですが、メールやTwitter、ブラウザ程度の利用であれば快適に使えます。薄型・防水は非常に魅力的な端末なので、コンパクトなAndroid端末が欲しい方はぜひ検討してみて下さい。



■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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2011-2012冬春モデルに24機種を開発(NTTドコモ)
ARROWS μ F-07D製品情報(NTTドコモ)
ARROWS μ F-07D製品情報(富士通)