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ゼロから始めるスマートフォン

まだ詳細なスペックが発表されていない「Xperia GX」と「Xperia SX」ですが、認証通過情報や出回っている情報をかき集めて得たデータを使って、過去に日本で発売されたXperiaシリーズのスマートフォン(Xperia PLAYを除く)とのスペック比較を行なってみました。

ここで使用するXperia GXおよびXperia SXのスペックはあくまで「未発表情報」に過ぎないので、そのつもりで参考程度にご覧下さい。

正式発表後、改めて比較表を公開する予定です。発表済みの確定情報は「Xperia GX」および「Xperia SX」にて記事にてあります。

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※データについてお気づきの点がありましたらコメントにてお知らせいただけると嬉しいです。
※ Xperia GXおよびXperia SXのスペックは“噂情報”も含みます。

OSバージョン
最新機種とだけあってXperia GX/SXにはAndroid4.0 ICSが初期搭載されます。2012年モデルであるXperia NXとXperia acro HDも7月以降にアップグレードの予定です(acro HDは現在のところドコモ版のみ案内されている)。その他の機種は「提供検討中」の状態です。

端末サイズ・重さ、デザイン
Xperia GXはシリーズ中、最大の大きさとなります。しかし背面はXperia arc譲りの”アーク形状”であり、最薄部は8.6mmとかなりの薄さであるため、持ちやすさの面では然程心配するほどでもないのかもしれません。重さはNXやacro HDから大幅に軽量化されています。

Xperia SXは小さいですね。そして驚くべき軽さです。”LTE対応スマートフォンの中で”世界最軽量とのことですが、全部ひっくるめても最軽量に近い値だと思われます。

デザインはどうでしょう。賛否両論あるようですが、私は両方とも好みだったりします。GXのアーク形状も良いですが、ユニセックスな感じのSXのデザインも素敵です。

ディスプレイ
サイズと解像度が違うだけで、性能は全て同じです。Xperia Rayの3.3インチは少し小さすぎるという感想が多かったようですが、3.7インチとなったSXは実用性も増してイイ感じになったのではないでしょうか。一方GXは大型化していて、映像の迫力が増しているはずです。

ディスプレイサイズは、大きければ文字や映像も大きく表示されて見やすく迫力のあるものになりますし、小さければ端末サイズが小型化して片手操作がしやすくなります。良し悪しは好みによってわかれます。

CPU・メモリー
Xperia GX/SXにはQualcommの最新チップ「Snapdragon S4(MSM8960)」が搭載されます。新世代のCPUが組み込まれていて、NXやacro HDとは同じ1.5GHz動作のデュアルコアCPUでありながら、処理の高速化や消費電力の削減がはかられています。グラフィックス性能も強化されています。

RAMやROMサイズは似たり寄ったりですね。注目ポイントは、SDカードスロットの有無です。今作ではWalkmanアプリも標準搭載されるなど音楽プレイヤーとしての性能にも注力しているようですから、是非搭載されていていてほしいところ。(特にSXは内部ストレージが8GBしかないので必須でしょう。)

機能・通信
今作では2機種ともおサイフケータイに対応しています。さらにSXはワンセグと赤外線通信機能も備えます。これまではどちらかというと高い性能を求めた場合にこれら機能とはトレードオフな関係になってしまっていましたが、そこを崩してきましたね。我々日本人は、コンパクト、且つ高機能・高性能というところにどうやら好感を抱くようなので、SXはこの日本で多くの需要を満たせそうです。

それともう1つ重要なのが「LTE」に対応しているというところです。この2機種は恐らくNTTドコモから発売されることになりますが、高速通信サービスXiを利用することができます。Xiの提供エリアはまだまだ狭いですが、今後急速に広まっていく見込みなので、そろそろ”対応していて損のない機能”と考えても良い時期かもしれません。

残念なのは防水に対応していないことです。日本で発売されている機種ではXperia acro HDのみが防水に対応しています

バッテリー
LTE対応機種としては1,700mAhや1,500mAhという値は決して大きな容量ではありません。最新チップが採用され省電力性が高められているとはいえ、電池持ちがやや心配されるところです。ただし今作ではNXやacro HDと違いバッテリーの取り外しが可能なようなので、その点は救いです。

その他
新搭載される「Walkman」アプリが気になりますね。クリアオーディオテクノロジーやバーチャルサラウンド技術なども搭載され、音楽プレイヤーとして一回り成長したような感じでしょうか。

雑感
Xperia GXこそ、Xperia arcの真の後継機と言えるべき存在なのではないでしょうか。背面のアーク形状を継承しつつ、ディスプレイ、CPU、カメラ、通信機能など全てにおいて大幅に強化されています。Xperia arc発売からまだ1年と2ヶ月しか経っていないわけですが、乗り換えるならピッタリの機種だと思います。

一方、Xperia SXは”対iPhone”を強く意識した設計になっているように感じます。中型のディスプレイ&端末サイズ、シンプル且つエレガントなデザインなど、男性だけでなく女性からも多くの支持を集めそうです。iPhoneにはないおサイフケータイなどの便利機能も備わり、差別化もできています。



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ちょっと気が早いけどXperia GX/SXを過去のXperiaシリーズと比較してみた | ゼロから始めるスマートフォン

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