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AQUOS PHONE st SH-07Dを写真と動画で紹介!

既報通り、NTTドコモは16日、今夏に発売する予定の新モデルや新しく開始するサービスなどを発表する「2012年夏モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、音楽再生機能をフューチャーした3.4インチサイズのコンパクトなAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS )搭載防水スマートフォン「AQUOS PHONE st SH-07D」(シャープ製)が発表されました。発売時期は2012年6月を予定しています。

AQUOS PHONE st SH-07Dはペットネームに“Style”や“Streat Casual”の意味の“st”を付けられ、その名の通りにデザインがスマートフォンとしてはカジュアルでスポーティーなものとなっており、以前にau向けに販売されていた「Sportio(スポーティオ)」(初代「Sportio W63T」は東芝製、2代目「Sportio water beat SHY01」はシャープ製)を彷彿とさせる印象を受けます。

特長はミュージックプレイヤー機能が売りになっていて、本体側面にミュージックプレイヤーを操作できるPlayボタンを搭載しています。

今回はそんなAQUOS PHONE st SH-07Dについて発表会場にて実機の展示がありましたので写真および動画で紹介したいと思います。

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AQUOS PHONE st SH-07Dの特長


ディスプレイは3.4インチフルワイドVGA(480×854ドット)NewモバイルASV液晶(26万色表示)で、サイズは大きさが約107×54×11.9mm、質量が約108gです。ケータイ(フィーチャーフォン)時代に持ちやすいとされていた横幅50mm前後に限りなく近い54mmということで、しっかりと握ることもでき、片手での操作もしやすいです。

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カラーバリエーションは左からBLACK、LIME、REDの3色


ボディーカラーはLIME(ライム)やRED(レッド)、BLACK(ブラック)の3色展開で、デザインだけでなく、LIMEやREDなど個性的な色があります。各色ともヘアライン加工されたメタリックな塗装です。

デザインの特長としては本体右下に目立つ大きなストラップホールが搭載されており、アシンメトリー(左右非対称)になっていたり、ディスプレイの周りのベゼルの外側にフレームが付けられていたりするところでしょう。これらがよりスポーティーさを演出しています。

また、もちろん防水(IPX5およびIPX7準拠)および防塵(IP5X準拠)にも対応していて、他にも国内で需要の高いおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、赤外線といった“三種の神器”にも対応しています。さらに、Qi(チー)規格による「おくだけ充電」にも対応しています。

ただし、高速データ通信規格LTEによるサービス「Xi(クロッシィ)」や新しい放送サービス「モバキャス」による放送局「NOTTV」には非対応です。

ディスプレイの下にはバックキーやホームキー、メニューキーという3つの静電式タッチキーが搭載されています。なお、インカメラは搭載されていません。

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ディスプレイ下に3つの静電タッチキーを搭載


背面には有効810万画素CMOSカメラやカメラ用LEDライト、外部スピーカー、Felicaマーク、AQUOS PHONEロゴが配置されています。

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AQUOS PHONE st SH-07Dの背面

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カメラレンズのパーツにFelicaマークが付いているのは珍しい


リアカバーを開けると電池パックが搭載されています。リアカバーには防水・防塵対応なのでパッキンがあり、電池部分をきっちりと覆っています。電池パックは「SH35」リチウムイオン電池で、3.7V/1520mAh(5.7Wh)と小型モデルとしては比較的大容量かと思われます。

連続通信時間は約340分(3G)および約390分(GSM)、連続待受時間は約460時間(3G)および約330時間(GSM)とのことです。

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AQUOS PHONE st SH-07Dのリアカバーを開けてみたところ


電池パックを外すと、microSD/microSDHCカード(最大32GB)対応の外部メモリースロットやmicroSIM(miniUIM)カードスロットが配置されています。

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AQUOS PHONE st SH-07Dのバッテリーを外してみたところ


チップセットには最大1GHz駆動のシングルコアCPU「Snapdragon S2」を搭載したQualcomm製「MSM8255」、本体メモリーには保存用(ROM)に4GB、作業用(RAM)に1GBを搭載しています。また、無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)やBluetooth 3.0+EDR、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、各速度センサーなども搭載。

無線LAN(Wi-Fi)によるテザリング(同時最大接続数5台)やDLNA(DTCP-IP対応)、エリアメール、スマートフォンあんしん遠隔サポートにも対応しています。

左側面には3.5mmイヤホンマイク端子と電源キー、ストラップホールが配置、右側面には音量上下キーと音楽再生機能用Playキー、ワンセグ用ロッドアンテナが配置されています。

Playキーはミュージックプレイヤーアプリの起動や音楽の再生・停止が行えるようになっています。利用するミュージックプレイヤーアプリは選択可能とのこと。

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AQUOS PHONE st SH-07Dの左側面

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AQUOS PHONE st SH-07Dの右側面


本体上部側面にはリアカバーを外すための溝が見えます。

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AQUOS PHONE st SH-07Dの上部側面


下部側面にはmicroUSB端子や通話用マイクが配置されています。microUSB端子には防水・防塵対応のためカバーにパッキンが付けられています。

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AQUOS PHONE st SH-07Dの下部側面

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microUSB端子にはカバーが付けられています


ソフトウェア面ではまず注目の音楽再生機能としてシャープ独自のミュージックプレイヤーアプリ「Music'n Player」が搭載されており、AQUOS PHONE st SH-07D向けにカスタマイズされた専用の省電力機能が組み込まれ、連続50時間以上の音楽再生が可能となっています。また、Dolby Mobile v3にも対応しています。

ミュージックプレイヤーアプリはドコモスマートフォン共通のものも搭載されていますが、省電力機能には対応していないとのこと。なお、dマーケットのMUSICストアなどからダウンロードした楽曲ファイルについてもMusic'n Playerで再生できるようになっています。

ホームアプリはデフォルトでドコモ共通の「docomo PALETTE UI」が採用されており、今夏モデルでリニューアルされたシャープ独自の「Feel UX」も搭載されています。

Feel UXは「3ラインホーム」で、アプリ一覧とウィジェット一覧、ショートカットの3つを左右のフリックで切り替えられ、それぞれについて縦にスクロールすることで一覧表示できるという仕組みになっています。

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デフォルトのホームアプリ「docomo PALETTE UI」

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AQUOS PHONE st SH-07Dの設定画面


本体メモリーの保存用(ROM)は展示されていて開発機ではAndroid 4.0.4搭載機ではありますが、システムとデータに分かれており、システム(おもにアプリケーションを保存します)については合計容量が848MB、空き容量が745MBでした。

大抵の場合は大丈夫かと思いますが、各アプリの容量も増えてきており、かなりサイズの大きなアプリを多数インストールしていくと少し心配かもしれません。

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AQUOS PHONE st SH-07Dのストレージ設定画面

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AQUOS PHONE st SH-07Dの端末情報


最後に、本機を実際に動作させている動画をご用意しましたので、よろしければご覧ください。

展示機を操作していた限りでは、シングルコアCPU搭載ではありますが、画面解像度もフルワイドVGAとそれほど高くないことやシャープ独自のチューニング技術「ダイレクトトラッキング技術」によって画面表示が調整されていることもあって、それなりにスムーズに操作できていました。

昨今のスマートフォンにおける売れ筋は大画面のハイエンドモデルになっていますが、こういったコンパクトなモデルもデザインや機能にエッジが効いているので、販売台数が伸びると良いなと思いました。発売が楽しみですね!



なお、本記事に使用した端末は、開発機のため製品版と異なる場合がありますのでご了承ください。

■ 主なスペック
機種名AQUOS st SH-07D
発売時期2012年6月
サイズ(約mm)107×54×11.9
重量(約)108g
連続通話3G(約 分)340
GSM(約 分)390
連続待受LTE(約 時間)-
3G(約 時間)460
GSM(約 時間)330
ディスプレイサイズ(インチ)3.4
種類Newモバイル
ASV液晶
解像度FWVGA
発色数(色)26万
アウトカメラ8.0M
インカメラ-
チップセットMSM8255
CPUクロック数1.0GHz
コア数Single
RAM1GB
ROM4GB
外部メモリーmicroSDHC
バッテリー
(容量 mAh)
1520
急速充電-
OSAndroid 4.0
指紋センサー-
防水IPX5、7
防塵IP5X
おサイフケータイ
ワンセグ
GSM
LTE(Xi)-
赤外線
GPS
DLNA
MHL
おくだけ充電
Bluetooth3.0
テザリング
(最大同時接続数)
◯(5台)
NOTTV
(連続視聴時間約 分)
-
SIMカードmicroSIM
本体色LIME
RED
BLACK


記事執筆:S-MAX編集部/写真提供:2106bpm


■関連リンク
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