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電話やメールはどのくらい“らくらく”なの?

NTTドコモから発売されている富士通製シニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン F-12D」(以下、F-12D)は、従来のらくらくホンシリーズのワンタッチダイヤルや分かりやすいメニュー体系を引き継いだモデルとなっています。

やはり、気になるのがスマートフォンに変えて従来通り普通に電話とメールができるの?と言った点ではないでしょうか。どんなに便利な機能が追加されても、基本の電話とメールが不便になったら困りますよね。今回は、そんな気になる電話機能とメール機能にフォーカスしてレビューしていきます。

■電話機能の基本操作をチェック!

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ホーム画面の上部には「電話」「メール」「電話帳」「ワンタッチダイヤル」が集中しています。ワンタッチダイヤルは、「1」「2」「3」の各ボタンにあらかじめ登録した番号にワンタッチで発信操作ができる機能で、これまでの「らくらくホン」シリーズにもディスプレイのすぐ下に搭載されていた、“らくらくホンの象徴”ともいえるべきワンタッチダイヤルもしっかり継承しています。


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「電話」をタッチすると「ダイヤル」画面と「履歴」画面の切替ができる画面になります。ダイヤル画面ではプッシュ式電話のように直接番号を押して電話をかけることができますが、この画面から電話帳にアクセス出来ないのはちょっと残念なところです。


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履歴からは着信履歴、発信履歴を見ることができます。かける相手が決まっているなら、この画面だけで充分そうですね。表示されている各履歴をタッチすると電話をかけたり伝言メモを聞くことができます。


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ワンタッチダイヤルは3つまで登録することができます。登録されていない状態でワンタッチダイヤルの123の各番号ボタンをタッチすると、登録のガイダンスが表示されます。電話帳から設定する場合、電話番号とメールアドレスをそれぞれ1つ選択するようになっています。


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登録済みのワンタッチダイヤルを開いたところです。電話番号かメールアドレスをタップすることで、発信、メール作成の操作が行えます。

従来のらくらくホンでは、ワンタッチダイヤルを長押しすると電話をかけられる機能がありましたが、F-12Dではそのような機能はありません。


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電話帳を見たい場合は「電話帳」をタップします。電話帳は五十音順で見やすくなっています。また、「新規登録」のボタンがとても目立つ位置に配置されているので、新しく電話番号を登録をする操作を覚えておかなくても操作できるのは良いのではないでしょうか。


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登録は従来のらくらくホンシリーズと同様に一項目ずつの登録となっています。簡単なガイダンス表示とステップ(段階)通り操作していくことで簡単に登録ができます。


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「名前」→「フリガナ」→「電話番号」→「メールアドレス」を一つずつ登録したら一覧画面に移行します。さらにここから追加の電話番号、メールアドレス、グループ、着信音、住所、メモ、誕生日を登録することができます。登録する情報を全て入力したら「この内容で登録する」をタップすると登録が完了します。

一項目ずつの登録は、一覧からの登録に慣れている人にはまどろっこしく感じることもあるかもしれませんが、ガイダンス通りに入力していけば迷うことも少ないと思うので、操作に慣れていないシニアの方には使いやすいのではないでしょうか。


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着信画面。「着信音を消す」というボタンがあり、すぐに電話に出れない場所や静かな場所などでマナーに配慮することもできます。


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着信している画面の「メニュー」ボタンをタップすると伝言メモを起動したり、着信拒否をしたりできます。


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不在着信があった場合は、ホーム画面の上部にとても目立つ黄色で表示されます。不在着信をチェックするのもホーム画面を一目見るだけでできます。


■通話に関する便利機能がいっぱい!
らくらくスマートフォン F-12Dには、通話を便利にする機能が豊富に搭載されていますので紹介します。

<伝言メモ・通話メモ>

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ドコモの留守番電話サービスとは異なる、端末の機能として留守番メッセージを録音できる「伝言メモ」機能が搭載されています。最近のスマートフォンにも多く採用されている機能ですが、らくらくスマートフォンもきちんと対応しています。


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通話メモとは、通話中の会話の内容を自動的に録音する機能です。後から内容を確認したい場合に便利ですね。こういった機能は、らくらくスマートフォンならではだと思います。


<はっきりボイス・あわせるボイス・ゆっくりボイス・ぴったりボイス>

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らくらくスマートフォンは、他の富士通スマートフォンに対応している通話音質を調節する機能にも対応しています。通話の音質をハッキリ聞こえるようにする「はっきりボイス」、登録しておいた年齢に合った聞こえ方に調整する「あわせるボイス」、通話の音声をゆっくり聞こえるようにする「ゆっくりボイス」に対応しています。この3つについては通話中に任意に切り替えることができます。


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通話画面のアイコンをタップで切り替えられると分かりやすかったのですが、メニューから各機能を選択する形式になっています。

また、周囲の騒音を検知して通話音声を自動で調節する「ぴったりボイス」という機能にも対応しています。シニアの方が使う上で、電話の聞き取りやすさは必須条件だと思います。通話の品質にも配慮しているのは嬉しいですよね。


今回は、らくらくスマートフォンの電話機能を中心にチェックしてみましたが、次回はメールの基本機能を中心にチェックしていきます!

記事執筆:ちえ


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