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高性能なエンタメマシン「ARROWS V F-04E」は買いだ!

既報の通り、NTTドコモは11日、2012年冬に発売する予定の新モデルや新サービスを発表する「2012冬モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、富士通製の「ARROWS V F-04E(アローズ・ブイ・エフゼロヨンイー)」(以下、F-04E)を11月~12月に発売すると発表した。

同発表会の展示会場にてF-04Eを試すことができたので写真と動画で紹介する。

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本体正面。左から「Magenta」「White」「Black」の3色展開

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本体背面

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ディスプレイ直下には、左から「バック」「ホーム」「メニュー」のソフトキーを搭載する

本体のサイズは約129(高さ)×65(幅)×10.9(厚さ)mm、質量は約155g。ディスプレイは約4.7インチ HD(720×1280ドット)のTFT液晶(1677万色)を搭載する。カラーバリエーションは3色展開で、Whiteがフラッグシップカラーとなる。

これまでディスプレイ直下にはハードキーを搭載していた富士通製端末だが、今冬モデルからは、ソフトキーに変更となっている。押し間違いが軽減されるハードキーがなくなってしまったのは残念だが、一方でAndroid標準仕様に近くなった点では他機種からの乗り換え時には馴染みやすいという側面もあるだろう。


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本体左側面

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本体右側面

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本体上部側面

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本体下部側面

本体向かって左側面には電源キー、上下キー、ストラップホールを備える。右側面にはキーや端子類は搭載しないが、上部側からワンセグ視聴用アンテナを引き伸ばすことができる。

本体上部にはmicroUSB端子と3.5mmイヤホンジャックを搭載。microUSB端子は、カバーで蓋をすることができる。下部側面には端子類などは搭載しない。


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ワンセグ視聴用アンテナを伸ばしたところ

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背面のカメラ部分

背面のカメラは約1,310万画素のCMOSを搭載し、カメラ周辺にはカメラ用のライト、赤外線通信ポート、FeliCaポート、スピーカー、さらには指紋センサーを搭載する。動画撮影はフルHD撮影が可能。


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本体上部のカバーにはパッキンが取り付けられている

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電池パックを外したところ。リアカバーにもパッキンが取り付けられている

IPX5/IPX8の防水性能とIP5Xの防塵性能に対応しており、本体上部のmicroUSB端子を覆うカバーとリアカバーの内側には液体の侵入を防ぐためのパッキンが取り付けられている。


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電池パック

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miniUIMカードスロットとmicroSDカードスロット

電池パックを外したところに、ドコモ mini UIMカードスロットとmicroSDカードスロットを備える。最大32GBまでのmicroSDHC、最大64GBのmicroSDXCに対応する。電池パックは3.8V 2420mAh 9.2Wh、型番F28、物品コードAAF29293のものが使われていた。


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内部ストレージ(左)とAndroidのバージョン(右)

Android搭載スマートフォンにおいては、内部ストレージの容量が少なく保存容量の少なさに不満の声もあるが、F-04Eでは遂に64GBの内部ストレージを搭載した。展示機の空き容量(ユーザー領域)を確認したところ、52.86GBとなっていた。

これまでは、保存容量的にも32GBを備えるサムスン製のGALAXYシリーズを選択するのがベターだったが、最近ではようやく他のメーカーからも8GB、16GB、32GBと増えつつある。その中でF-04Eではさらに大容量となる64GBを搭載。さらに、microSDカードもmicroSDXCの64GBまで対応しているため、容量不足で困るということはほぼなくなるだろう。

Androidのバージョンは4.0.4(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)、CPUはTegra3の1.5GHzクアッドコア、RAM容量も2GBと、現状では申し分のないハイスペック仕様となっており、この仕様だけでも充分に購入する価値があるといえる。

さらに国内向けサービスや仕様としては、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグ視聴およびモバキャス放送のNOTTVにも対応、さらに防水、防塵性能も備える。

通信関連は、下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信Xiに対応、最大8台までのテザリングも可能だ。Bluetoothは4.0に対応している。電池パックの容量も2,420mAhと大容量になっているほか、ecoモードも搭載する。

実質的にdocomo NEXT seriesにライナップされてもおかしくないハイパフォーマンスなフルスペックマシンだが、いよいよ日本メーカー製の端末が世界的に支持されているサムスン製のGALAXYシリーズの牙城を崩す高性能モデルが登場したという印象だ。

最後にF-04Eのブートおよび基本操作をした動画を紹介する。


S-MAX:富士通製「ARROWS V F-04E」ブート画面


S-MAX:富士通製「ARROWS V F-04E」ファーストインプレッション



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■主な仕様
機種ARROWS V F-04E
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm)約129×65×10.9
質量(g)約155
3G 連続待受時間 (静止時[自動])(時間)約670
LTE連続待受時間 (静止時[自動])(時間)約300
GSM連続待受時間 (静止時[自動])(時間)約510
連続通話時間 (3G/GSM)(分)約500/約710
連続テレビ電話時間(分)
モバキャス連続視聴時間(分)未定
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦通称]、 種類、発色数)未定
サブディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦]、 種類、発色数)
バッテリー容量2,420mAh
ROM/RAM64GB/2GB
外部メモリー (最大対応容量)microSD(2GB)、microSDHC(32GB)、microSDXC(64GB)
外側カメラ機能 (撮像素子種類、 有効画素数/記録画素数)CMOS 約1,310万画素 /約1,300万画素
内側カメラ機能 (撮像素子種類、 有効画素数/記録画素数)CMOS 約125万画素 /約120万画素
CPU (チップ名/クロック)Tegra3 /1.5GHz クアッドコア
OSAndroid 4.0
「Xi」(クロッシィ) (LTE)100Mbps /37.5Mbps
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA)7.2Mbps /5.7Mbps
Wi-Fi(無線LAN) (Wi-Fiテザリング 同時接続台数)○ (8台)
防水/防塵○/○ (IPX5、8/IP5X)
White、Magenta、Black
製造メーカー富士通

※今回試した展示機は発売前のバージョンであり製品版では仕様が異なる可能性があります。



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