作詞は楽じゃない・・・

初音ミクという新しいカルチャーを生み出した音声合成ソフト「VOCALOID」、iOS向けに女性ボーカルライブラリ「iVOCALOID-VY1」、男性ボーカルライブラリ「iVOCALOID-VY2」がありましたが、昨年末に個性的なボイスの「蒼姫ラピス(あおきらぴす)」バージョンがリリースされました。

歌詞を入力して、音程を付けて編集するという簡単なソフトではありますが、細かいテクニックが必要であったりもします。そこで本連載“iPhone、iPadでボカロP始めちゃいますか「iVOCALOID 蒼姫ラピス」”では、数回にわたり蒼姫ラピスのアプリを使用したレポートをお届けしたいと思います。

第一回目のiVOCALOID解説編第二回目の発声練習編に続いて、第三回目となる今回は、歌詞の作成と歌にリズム付け(符割)をしてみます。

VOCALOIDで一番悩むのは歌詞じゃないでしょうか。作詞には言葉を操るセンスが必要となりますので、まずここでつまずいてしまいます。

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こうやって漠然とノリだけで作ってみてもなんだかしっくりきませんね。というわけでまずは、どんな歌詞を作るかテーマを決めましょう。折角なので「S-MAX」を絡めた歌詞を作ってみます。


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「スマホ的なことならS-MAX、スマスマスマスマS-MAX」とサクッと決めちゃいました。ポイントは「的な」という言葉を入れて、ちょっと気持ち悪い、リズムが綺麗に流れないようにしてみました。


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何となくト長調(G)な雰囲気でピアノロールに歌詞を置いていきます。

試しに聴いてみましょう。


iVOCALOID 蒼姫ラピス その6

テンポを速めにしているせいもありますが見事なロボットボイスですね。

今回は、歌詞にメロディー付けをせずに符割を先にやってしまいます。歌っぽい感じになるように言葉の位置を調整していきます。

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「ことなら」より「ことなあら」の方が雰囲気が出そうなので、歌詞を修正してみます。全体的な流れから2回目の「えすまっくす」の展開をハッキリさせるため1回目の「えすまっくす」削除しました。

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リズム的に「こおとなあら」の方がいい感じがするので更に歌詞を修正します。最終的に「なあら」の「あ」の発音が強すぎるので「こおとな~ら」に変更しました。

このように言葉のニュアンスをあれこれ試行錯誤しながら作業を進めていきます。

符割した歌詞を聴いてみましょう。iVOCALOIDのリズム機能を使っています。


iVOCALOID 蒼姫ラピス その7

メロディーがついていないので今ひとつしっくりきませんが、最初の言葉を並べただけよりは格段に進歩していると思います。次回はメロディーがつくのか?!つかないのか?!


記事執筆:mi2_303



[Image] QRコード
アプリ名:iVOCALOID 蒼姫ラピス
価格:¥2,400
カテゴリ:ミュージック
開発者:Yamaha Corporation
バージョン:2.3
条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 4.2 以降が必要
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/ivocaloid-cang-jirapisu/id520324533?mt=8

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