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災害用音声お届けサービスが相互利用へ!

NTTドコモおよびKDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイルの携帯電話4社は25日、「災害用音声お届けサービス」の相互利用を2013年4月1日(月)から開始することを発表しています。

また、相互利用開始に合わせ、体験サービスも4月1日に提供するとのこと。体験サービスは、さらに、毎月1日・15日と「防災週間(8月30日~9月5日)」、「防災とボランティア週間(1月15日~1月21日)」および「正月三が日(1月1日12:00~1月3日24:00)」には体験サービスを提供していくということです。

災害用音声お届けサービスは、震度6弱以上の地震など大規模災害発生時などで、音声発信が集中することでつながりにくくなった場合に、音声通信に代わってパケット通信により音声メッセージをお届けする災害時専用のサービスです。

利用者の安否音声をファイル化し、パケット通信により送信する仕組みのため、音声通信が混みあって電話がかかりにくい場合であっても声で安否確認などができます。

これまで、この災害用音声お届サービスは、同じ事業者の利用者間でしか利用できませんでしたが、総務省主催の「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」の最終とりまとめにおいて、早期提供に向けて取り組むことが望ましいとの提言がなされたため、電気通信事業者協会を仲介として事業者間で協議を進め、災害用音声お届けサービスを提供している携帯電話事業者4社による相互利用を開始することで合意したということです。

各社における災害用お届けサービスのスマートフォン利用時におけるアプリ名称は以下の通り。また、対応機種やサービス詳細については、各社のWebページを参照して欲しいとのこと。
NTTドコモ:災害用キット
KDDI(au):au災害対策アプリ
ソフトバンク:災害用伝言板アプリ


これによって、利用者は、災害用音声お届けサービスを提供している携帯電話事業者間で音声メッセージの送付が可能になります。

また、このようなパケット通信を活用するサービスの利用が促進されることにより、音声通信の輻輳が軽減され、緊急通報などの重要通信を確保しやすくなる利点も見込まれているということです 。

なお、各社では、今後も、電気通信事業者各社は利用者に対して電気通信サービスのより一層の利便性向上に鋭意取り組んでいくそうです。

記事執筆:S-MAX編集部


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