Wi-Fi WALKER WiMAX HWD13 |
UQコミュニケーションズおよびauから4月26日に発売が開始されたファーウェイ製の「Wi-Fi WALKER WiMAX HWD13」(以下、HWD13)は、WiMAXエリアおよびauの3Gエリアの両方で利用できるモバイルWi-Fiルータだ。
前モデルのファーウェイ製「Wi-Fi WALKER DATA08W」(以下、DATA08W)に引き続き、WiMAXとauの3Gを自動的に切り替えて通信することで、高速かつ容量無制限のWiMAXに加えよりエリアが広いauの3Gの両方が利用できる心強い「ハイブリッドモバイルWi-Fiルータ」の第二弾である。
今回はこのHWD13を約2週間ほど利用したので、製品の特長、バッテリーの持ちなどについて紹介する。
■au版とUQ版で異なるデザインのHWD13
HWD13は、au版とUQ版を容易に見分けられるデザインで、auから発売されているバージョンは、本体表面が黒、UQコミュニケーションズから販売されているバージョンは、本体表面が白となっている。
KDDIから発売されているバージョン
UQから発売されているバージョン
■通信機能は前モデルDATA08Wとほぼ同等
WiMAX接続は、下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbpsで通信容量無制限、3G接続中は下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsで月間5GBまで利用できる。3Gの通信量が3GB/月を上回った場合は、当月末まで3G接続中の通信速度が上下共に128kbpsに制限されるため注意が必要。
WiMAXが圏外でも3Gで通信できる
HWD13は、前モデルであるDATA08Wと同じく、WiMAXの電波が弱いエリアでも繋がりやすくする「WiMAXハイパワー」には対応していないほか、3Gの通信速度についても下り最大 3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsと、通信面の機能についてはDATA08Wから変わりが無いのは後継機としては少々残念だ。
WiMAXハイパワー対応のWM3800RがWiMAXを掴むがHWD13はWiMAX圏外
■バッテリの大容量化と高速充電に対応
HWD13は、バッテリの容量が3000mAhと大容量化したことに加え、従来の「共通ACアダプタ03」(1A)から、出力電流がアップしたACアダプタ「共通ACアダプタ04」(1.8A)に対応することで、充電完了までに必要な時間が短縮されている。
「共通ACアダプタ04」に対応
実際にバッテリ残量が0の状態からの充電完了時間は、HWD13を共通ACアダプタ04で充電した場合で約2時間10分、DATA08Wを共通ACアダプタ03で充電した場合で約2時間50分と、バッテリ容量が大きくなったにも関わらず充電に必要な時間が約30%短縮されている。
KDDIの発売する共通ACアダプタ04は、4G LTE対応端末などを購入し利用しているユーザにとっては、使用中のACアダプタがそのままHWD13用に利用可能であるため、充電器を共通化できる。という点でも利便性が高い。
また、HWD13のスペック上の連続通信時間はWiMAX接続時が約6.5時間、CDMA(3G)接続時は約6.8時間となっており、バッテリ容量が大型化した分、DATA08Wの連続通信時間より長くなっている。
実際にAndroidスマートフォンでRadikoを連続再生してバッテリがどの程度持つのかテストしたところ、HWD13は約9時間30分、DATA08Wでは6時間15分と明らかな差が出た。
■広がるWiMAXのエリアが活かしきれていない?
前モデルであるDATA08Wと同じく、HWD13は「繋がること」を重視した仕様(設計)になっているようで、ほかのWiMAX対応のモバイルWi-FiルータがWiMAXで通信しているにも関わらず、HWD13は3Gで通信をしている時間も長い。WiMAXのエリアが広がっていることや、WiMAXの方が3Gより通信速度が高速であることを考えると、“もったいない”と感じることが多かった。
また、HWD13のWiMAX/3Gの通信機能切替はすべて本体任せとなっている。そのため、例えばユーザ側で、WiMAXが弱くなったらすぐに3G接続するよう“接続優先”もしくは、WiMAXが圏外になるまではできる限りWiMAXで通信する“WiMAX優先”といった設定ができないのも残念な点だ。
さらに、固定のインターネット回線と接続するための「専用ドック」が販売されないため、自宅やホテルで固定回線に接続して、モバイルWi-Fiルータをアクセスポイント代わり使うことができない。DATA08Wなどからの買換の場合には注意すべきポイントだ。
DATA08Wに比べれば、連続通信時間が延び、充電時間は短縮できた点については、使い勝手が改善された一台と言えるだろう。
◯主な製品仕様
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・WiMAXとauの3Gエリアで使える!KDDIとUQコミュニケーションズ、モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER」をバッテリー容量増加で新発売 - S-MAX - ライブドアブログ
・日本全国の WiMAX+au エリア対応 WiMAX Speed Wi-Fi 「Wi-Fi WALKER WiMAX」が登場(UQコミュニケーションズ)
・データ通信端末「Wi-Fi WALKER WiMAX」の販売開始について(KDDI)
・日本全国のWiMAX+auエリアで利用可能!Wi-Fi WALKER(UQコミュニケーションズ)
・Wi-Fi WALKER WiMAX HWD13(au)
・Wi-Fi WALKER WiMAX HWD13(Huawei Japan)
・UQコミュニケーションズ
・au
HWD13は、au版とUQ版を容易に見分けられるデザインで、auから発売されているバージョンは、本体表面が黒、UQコミュニケーションズから販売されているバージョンは、本体表面が白となっている。
KDDIから発売されているバージョン
UQから発売されているバージョン
■通信機能は前モデルDATA08Wとほぼ同等
WiMAX接続は、下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbpsで通信容量無制限、3G接続中は下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsで月間5GBまで利用できる。3Gの通信量が3GB/月を上回った場合は、当月末まで3G接続中の通信速度が上下共に128kbpsに制限されるため注意が必要。
WiMAXが圏外でも3Gで通信できる
HWD13は、前モデルであるDATA08Wと同じく、WiMAXの電波が弱いエリアでも繋がりやすくする「WiMAXハイパワー」には対応していないほか、3Gの通信速度についても下り最大 3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsと、通信面の機能についてはDATA08Wから変わりが無いのは後継機としては少々残念だ。
WiMAXハイパワー対応のWM3800RがWiMAXを掴むがHWD13はWiMAX圏外
■バッテリの大容量化と高速充電に対応
HWD13は、バッテリの容量が3000mAhと大容量化したことに加え、従来の「共通ACアダプタ03」(1A)から、出力電流がアップしたACアダプタ「共通ACアダプタ04」(1.8A)に対応することで、充電完了までに必要な時間が短縮されている。
「共通ACアダプタ04」に対応
実際にバッテリ残量が0の状態からの充電完了時間は、HWD13を共通ACアダプタ04で充電した場合で約2時間10分、DATA08Wを共通ACアダプタ03で充電した場合で約2時間50分と、バッテリ容量が大きくなったにも関わらず充電に必要な時間が約30%短縮されている。
KDDIの発売する共通ACアダプタ04は、4G LTE対応端末などを購入し利用しているユーザにとっては、使用中のACアダプタがそのままHWD13用に利用可能であるため、充電器を共通化できる。という点でも利便性が高い。
また、HWD13のスペック上の連続通信時間はWiMAX接続時が約6.5時間、CDMA(3G)接続時は約6.8時間となっており、バッテリ容量が大型化した分、DATA08Wの連続通信時間より長くなっている。
実際にAndroidスマートフォンでRadikoを連続再生してバッテリがどの程度持つのかテストしたところ、HWD13は約9時間30分、DATA08Wでは6時間15分と明らかな差が出た。
■広がるWiMAXのエリアが活かしきれていない?
前モデルであるDATA08Wと同じく、HWD13は「繋がること」を重視した仕様(設計)になっているようで、ほかのWiMAX対応のモバイルWi-FiルータがWiMAXで通信しているにも関わらず、HWD13は3Gで通信をしている時間も長い。WiMAXのエリアが広がっていることや、WiMAXの方が3Gより通信速度が高速であることを考えると、“もったいない”と感じることが多かった。
また、HWD13のWiMAX/3Gの通信機能切替はすべて本体任せとなっている。そのため、例えばユーザ側で、WiMAXが弱くなったらすぐに3G接続するよう“接続優先”もしくは、WiMAXが圏外になるまではできる限りWiMAXで通信する“WiMAX優先”といった設定ができないのも残念な点だ。
さらに、固定のインターネット回線と接続するための「専用ドック」が販売されないため、自宅やホテルで固定回線に接続して、モバイルWi-Fiルータをアクセスポイント代わり使うことができない。DATA08Wなどからの買換の場合には注意すべきポイントだ。
DATA08Wに比べれば、連続通信時間が延び、充電時間は短縮できた点については、使い勝手が改善された一台と言えるだろう。
◯主な製品仕様
商品名 | Wi-Fi WALKER WiMAX |
---|---|
メーカー | Huawei Technologies Co.,LTD. |
WAN側通信方式 | WiMAX 3G |
無線LAN規格 | IEEE802.11b/g/n |
サイズ | 幅106mm 高さ66mm 厚さ15.9mm |
ディスプレイ | 1.45インチ TFT液晶 |
重量 | 約150g |
対応OS (日本語版・英語版) | WindowsR XP SP3 Windows VistaR WindowsR 7 WindowsR 8 Mac OS X v10.5,v10.6.v10.7.v10.8 |
最大同時接続数 | 5台 |
連続通信時間 | WiMAX:約390分 3G:約410分 |
連続待受時間 | 省電力モード時: 約200時間 WLANオン・3G接続時: 約16時間 WLANオン・WiMAX接続時: 約16時間 |
充電時間 | 約180分(共通ACアダプタ04利用時) |
インターフェース | USB2.0 High Speed(micro USB) |
記事執筆:shimajiro
■関連リンク
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