どんな機器が使えるのかな…? |
ASUS(エイスース)製の「ASUS VivoTab TF600T」とともにWindows 8のARMプロセッサー向けバージョン「Windows RT」を使っていくレビューの6回目です。
Windows RTと言えば、他のタブレット用プラットフォームと比較して豊富なUSB機器を使うことができる、ということが特徴として挙げられます。
そこで、手持ちのUSB機器を色々接続して使えるかどうか、検証してみました。RTタブレットを購入しようと思っている方の参考になれば幸いです。
■まずは序の口?USBメモリー
まずはUSBメモリー。世間ではこれを「USB」なんて呼ぶこともありますが、USBはあくまで規格なのであって、というツッコミはさておき、良くあるデバイスですね。今回は、以前自分が個人的にブロガーイベントの際にいただいたMicrosoft Officeロゴ付きの16GBメモリーを使ってみます。端子部をしまえるタイプのやつです。挿してみると……
何事もなく普通に認識できました。読み書きも問題なくできます。もちろん、初期化(フォーマット)もできました。
■これはどうだろう?BD-REドライブ
同じUSBマスストレージなら、ということで、USB接続のBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブも接続してみました。パイオニアの「BDR-XD04J」です。とりあえず接続してみたところ…
BD-REドライブとして正常に認識しました。読み込みテストを早速してみましょう。
まずは、映像作品のBD-ROM。しっかり認識しました。が、肝心の再生ソフトがWindowsストアにもないため、再生はかなわず……。
次は、音楽CD(CD-DA)。こちらも、Audio CDとして認識します。ただ、こちらもWindowsストアに再生ソフトがないため、再生できませんでした。
ちなみに、CD-ROM上の音声ファイル(WAV、MP3、AACファイルなど)については、Windows RTの「プレーヤー」アプリで再生することができます。先ほどのBD-ROMに付いてきたおまけのMP3収録のCD-ROMはこれで再生できました。
ということで、音楽CD、DVD-Video、そしてBD-ROMは現状では再生ソフトそのものが存在しないため再生することができません。スペック的には、音楽CDやDVD-Videoであれば再生は可能と思われるだけに残念ですorz
ちなみに、書き込みテストは、ブランクメディアが手元になく実施できませんでしたorz
■ライバルデバイス?iPhone 5
Windows RTは、タブレットデバイスを中心に採用されています。タブレットとスマホを組み合わせて使うと、外出先でもテザリングなどで通信ができて良いですよね。
ということで、ある意味Windowsファミリーの「ライバル」となるiOSデバイスのスマホセグメントを占める「iPhone 5」を接続してみました。
通常のWindowsパソコンでは、iTunes(に付帯するApple Mobile Device Driver)をインストールしていない状態だとカメラとして認識されるiPhone 5。Windows RTでも同様に、カメラデバイスとして認識されました。スクリーンショットを含めた画像をやりとりすることができました。
しかし、USBテザリングは専用デバイスドライバーが用意されていないため、有効にできませんでした。テザリングは、無線LAN(Wi-Fi)経由でやりましょう。
■これもライバルデバイス?ELUGA X
iPhoneを出したからには、Androidデバイスも取り上げないといけないでしょう。今回は、数ある手持ちデバイスを代表して「ELUGA X P-02E」を接続してみることにしました。P-02Eでは、MTP(Media Transfer Protocol)準拠のメディアデバイスとしてデータのやりとりができます。更に、仮想NDIS(ネットワークデバイスインターフェース仕様)デバイスとしてUSBテザリングもできます。いずれも、本来のWindows 8では追加ドライバーなしで使えるものです。
まず、MTPデバイスとして接続してみます。正常に2つのストレージ(内蔵メモリーとmicroSDカード)が見えました。このモードで普通にデータのやりとりができます。
が、USBテザリングは使えない
ところが、USBテザリングは不明なデバイス扱いになってしまって使うことができませんでした。Windows RTには仮想NDISドライバーが入っていないのです。iPhone同様、テザリングは無線LAN経由で行いましょう。
■まとめ
案外、色々なUSBデバイスが使えそうな気がしてくるのですが、通常のWindows 8では標準ドライバーで対応できるものでも、それが無く対応できなかったり、アプリが無くて活かしきれなかったり、ということが起こり得ます。使えるデバイスは、Windows 8互換性センターから調べることができますので、ご活用ください。
ASUS VivoTab RT TF600T グレー ( Windows RT / NVIDIA Tegra 3 / モバイルキーボードドック付き / Microsoft Office 2013 RT Preview) TF600-GY32D
■関連リンク
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何事もなく普通に認識できました。読み書きも問題なくできます。もちろん、初期化(フォーマット)もできました。
■これはどうだろう?BD-REドライブ
同じUSBマスストレージなら、ということで、USB接続のBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブも接続してみました。パイオニアの「BDR-XD04J」です。とりあえず接続してみたところ…
BD-REドライブとして正常に認識しました。読み込みテストを早速してみましょう。
まずは、映像作品のBD-ROM。しっかり認識しました。が、肝心の再生ソフトがWindowsストアにもないため、再生はかなわず……。
次は、音楽CD(CD-DA)。こちらも、Audio CDとして認識します。ただ、こちらもWindowsストアに再生ソフトがないため、再生できませんでした。
ちなみに、CD-ROM上の音声ファイル(WAV、MP3、AACファイルなど)については、Windows RTの「プレーヤー」アプリで再生することができます。先ほどのBD-ROMに付いてきたおまけのMP3収録のCD-ROMはこれで再生できました。
ということで、音楽CD、DVD-Video、そしてBD-ROMは現状では再生ソフトそのものが存在しないため再生することができません。スペック的には、音楽CDやDVD-Videoであれば再生は可能と思われるだけに残念ですorz
ちなみに、書き込みテストは、ブランクメディアが手元になく実施できませんでしたorz
■ライバルデバイス?iPhone 5
Windows RTは、タブレットデバイスを中心に採用されています。タブレットとスマホを組み合わせて使うと、外出先でもテザリングなどで通信ができて良いですよね。
ということで、ある意味Windowsファミリーの「ライバル」となるiOSデバイスのスマホセグメントを占める「iPhone 5」を接続してみました。
通常のWindowsパソコンでは、iTunes(に付帯するApple Mobile Device Driver)をインストールしていない状態だとカメラとして認識されるiPhone 5。Windows RTでも同様に、カメラデバイスとして認識されました。スクリーンショットを含めた画像をやりとりすることができました。
しかし、USBテザリングは専用デバイスドライバーが用意されていないため、有効にできませんでした。テザリングは、無線LAN(Wi-Fi)経由でやりましょう。
■これもライバルデバイス?ELUGA X
iPhoneを出したからには、Androidデバイスも取り上げないといけないでしょう。今回は、数ある手持ちデバイスを代表して「ELUGA X P-02E」を接続してみることにしました。P-02Eでは、MTP(Media Transfer Protocol)準拠のメディアデバイスとしてデータのやりとりができます。更に、仮想NDIS(ネットワークデバイスインターフェース仕様)デバイスとしてUSBテザリングもできます。いずれも、本来のWindows 8では追加ドライバーなしで使えるものです。
まず、MTPデバイスとして接続してみます。正常に2つのストレージ(内蔵メモリーとmicroSDカード)が見えました。このモードで普通にデータのやりとりができます。
が、USBテザリングは使えない
ところが、USBテザリングは不明なデバイス扱いになってしまって使うことができませんでした。Windows RTには仮想NDISドライバーが入っていないのです。iPhone同様、テザリングは無線LAN経由で行いましょう。
■まとめ
案外、色々なUSBデバイスが使えそうな気がしてくるのですが、通常のWindows 8では標準ドライバーで対応できるものでも、それが無く対応できなかったり、アプリが無くて活かしきれなかったり、ということが起こり得ます。使えるデバイスは、Windows 8互換性センターから調べることができますので、ご活用ください。
記事執筆:Sho INOUE(せう)
ASUS VivoTab RT TF600T グレー ( Windows RT / NVIDIA Tegra 3 / モバイルキーボードドック付き / Microsoft Office 2013 RT Preview) TF600-GY32D
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