NTTドコモが「Xperia Z1 SO-01F」を発表!

NTTドコモは10日、今冬および来春に発売・開始するの新モデルや新サービスを披露する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、5インチフルHD(1080×1920ドット)トリルミナスディスプレイ for mobileや2.2GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)採用スマートフォン「Xperia Z1 SO-01F」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。2013年10月24日(木)に発売開始予定で、本日10月10日(木)正午12時から事前予約が開始されます。

Xperia Z1 SO-01Fは、今年9月下旬ドイツで発表されたグローバルモデル「Xperia Z1」とほぼ同等スペックで、ソニーの明るいGレンズ採用やイメージセンサーの大型化などとカメラ機能の充実を図っており、Xperia史上最高スペックとなる約2070万画素カメラを搭載しています。

また、すでに国内向けでは、KDDIがau向けに「Xperia Z1 SOL23」(以下、SOL23)として2013年10月下旬に発売することが発表されています。

NTTドコモ版は、au版と同様にワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)、赤外線通信などの日本市場に合った機能に対応しているのに加え、NOTTVにも対応しているのが特長です。

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Xperia Z1 SO-01Fは、今年9月に発表されたグローバルモデルのNTTドコモ版です。「このXperiaが新たな体験の扉をひらく。The best of Sony, for the best of you.」と銘打たれ主にカメラ機能の充実を図り、春モデル「Xperia Z SO-02E」(以下、SO-02E)から大きく進化したスマートフォンです。

カラーバリエーションは、SO-02Eとほぼ同系色の色で揃えられていて、Black(ブラック)およびWhite(ホワイト)、Purple(パープル)の3色が用意されています。

グローバルモデルとの違いは、国内においてニーズの高いおサイフケータイ(FelicaおよびNFC)や赤外線通信、ワンセグ、そして、フルセグに対応しているところです。ここまでは、au版SOL23と同じですが、SOL23との違いはNOTTVに対応している点です。なお、ワンセグ・フルセグ・NOTTVの視聴時には、イヤホン端子に同梱の外付けアンテナを装着する必要があります。

防水・防塵仕様で、防水がIPX5およびIPX8準拠、防塵がIP5X準拠となっています。イヤホンマイク端子は、カバーのないキャップレス防水になりましたが、microUSB端子は従来通り、カバーの中にあるタイプとなります。なお、非接触充電機能「おくだけ充電」には非対応となっています。

カメラ機能が充実しており、サイバーショットで培ったソニーの技術が惜しげもなく詰め込まれています。暗いところでも明るい撮影が可能な「Gレンズ」、高精細撮影ができる画像処理エンジン「BIONS for mobile」、さらにスマホ最大級のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」と、すべてソニー製のXperia最高スペックのパーツを搭載。これによって以下の3シーンなどで撮影することが可能となっています。

1)夜景やレストランなどの暗い場所でもノイズを抑えて明るく
2)スポーツなど被写体が動く場合もブレを抑えて美しく
3)全画素超解像ズーム機能で、遠くの場所でも高解像のまま約3倍まで美しく

また、ハンディカムの技術を用いた「電子式手ブレ補正」で縦横方向だけでなく、回転方向のブレも補正し、美しい動画を撮影することも可能です。

また、楽しい撮影機能も充実しており、シャッターを押した前後1秒間を61枚の連続写真で撮影できる「タイムシフト撮影」や「Smart AR」により、物や人を認識し、それに合ったエフェクトのかかった写真が撮れる「ARエフェクト」、撮影中の動画をFacebookで公開でき、リアルタイムでコメントを付けることも可能な「ソーシャルライブ」、撮影した写真に映った物の情報を検索できる「Info-eye」機能など新しいカメラ体験が可能になっています。

ディスプレイは、5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。ブラビアで培った映像技術により、フルセグやNOTTVも美しい映像が楽しめます。また、高画質エンジン「X-Reality for mobile」により、低画質動画のぼやけた被写体の輪郭や画素のレッカを復元し、本来の質感を再現できます。

さらに、音楽アプリ「WALKMANアプリケーション」では、設定するだけでソニーオススメの音設定を行う「ClearAudio+」モードで気軽に上質な音楽を楽しめます。

チップセットは、Qualcomm製「MSM8974(Snapdragon 800)」に強化され、2.2GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)となり、通信機能もLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応したことで1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPにも対応していますが、DTCP+には非対応です。

内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージはグローバル版の16GBから増量され32GB、外部ストレージは最大64GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。

サイズは、大きさが約144×74×8.5mm、質量が約171gと、かなり大きく重くなっていますが、SO-02Eと違って角が丸みを帯びているため、SO-02Eよりも持ちやすい印象です。バッテリー容量は3000mAhと大容量で、取り外しはできません。

ユーザーインターフェース(UI)では、従来までの「docomo PALLET UI」から今冬に変更された新しい「docomo LIVE UX」を搭載しています。10月24日に開始される新しい@docomo.ne.jpのケータイメールが利用できるクラウド型メールサービス「ドコモメール」やドコモクラウド設定などをはじめ、エリアメールやWORLD WINGなど多くのサービスに対応しています。なお、docomo ID設定については、発売後の2013年11月以降に順次提供予定のソフトウェアアップデートにより対応予定となっています。

NTTドコモでは、Xperia Z1 SO-01Fを最先端、ハイスペックはもちろんデザインにも妥協しない層に訴求するスマホとして20〜40代男女がターゲットだとしています。

この秋世界で話題のスマホがauに加えNTTドコモでも登場することになり、10月下旬の発売が待ち遠しいですね。

◯主な仕様
機種Xperia Z1 SO-01F
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約144×74×8.5
質量(g)約171
LTE連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約610
3G連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約740
GSM連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約600
連続通話時間
(3G/GSM)(分)
約720/約760
実使用時間(時間)※1未定
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数)
約5.0インチ
1080×1920
フルHD
TFT液晶(トリルミナス ディスプレイ for mobile)
1677万色
バッテリー容量3000mAh
ROM/RAM32GB/2GB
外部メモリ
(最大対応容量)
microSD
(2GB)
microSDHC
(32GB)
microSDXC
(64GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約2070万画素/約2070万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約220万画素/約210万画素
CPU
(チップ名/クロック)
MSM8974
(2.2GHzクアッドコア)
OSAndroid 4.2
「Xi」(クロッシィ)
(LTE)
150Mbps/50Mbps
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz)
(○/○/○/○)
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi(無線LAN)
(11a/b/g/n/ac※2)
(Wi-Fiテザリング同時接続台数)

(○/○/○/○/○)
(16台)
GPS/オートGPS(◎は海外対応)◎/○
赤外線通信
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/○※3
防水/防塵○/○
(IPX5、8/IP5X)
おくだけ充電
Black
White
Purple
製造メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 IEEE802.11acドラフト版に対応。
※3 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※4 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:こば


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