ユーザー使用可能領域と拡張性は購入の判断材料の1つ!

Microsoft(マイクロソフト)が2013年10月25日(金)より販売しているWindows 8.1 RT搭載タブレット「Surface 2」はラインナップとしてストレージ容量が32GBと64GBの2種類用意されています。

ARMアーキテクチャー向けのOSとは言え、曲りにもWindowsファミリーの製品であり、ストレージ容量が最大で64GBということで、ユーザーが使用可能な領域が少ないのではないかと不安になる方も少なくないでしょう。

そこで、今回はSurface 2のユーザー使用可能領域と拡張性についてチェックしていきたいと思います。

筆者が購入したモデルはストレージ容量が32GBですが、購入直後の空き容量は、19.5GBとなっています。

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購入直後の空き容量は19.5GB(32GBモデルの場合)


リフレッシュや初期状態に戻すための回復用のディスクは付いておらず、内臓ストレージに回復パーティションとして用意されています。

この領域が2.65GBが確保されていますが、USB回復ドライブを作成することで、この領域を空き領域としてユーザーが使用することができるようになります。

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回復パーティションを空ければユーザー使用可能領域となる


もちろん、先述の通り、Surface 2のリフレッシュや初期状態に戻す際に必要となるため、USB回復ドライブとして使用したUSBメモリなどの保管には注意が必要です。

ARMアーキテクチャー向けのWindows 8.1 RTですので、これまでのWindowsとは異なり、デスクトップアプリケーションのインストールはもちろん、Windowsストア以外、所謂野良アプリケーションのインストールも基本的には不可能です。

そのため、WindowsストアのアプリケーションやWordやExcelなどのOfficeの使用が主な用途ならば、これでも十分すぎる空き容量ではないでしょうか。

しかし、音楽や画像、ビデオなどの大容量ファイルをSurface 2に入れたいという場合は、物足りないかもしれません。

そこで、活躍するのがSurface 2の拡張性です。

まず、Surface 2には最大64GB(microSDXCカード)まで対応するmicroSDカードリーダを搭載されています。それと同時に、音楽、画像、ビデオの既定の保存場所をリムーバルドライブに設定する機能が備わっています。

設定方法は、「PC設定>PCとデバイス>デバイス>既定の保存場所」の設定するボタンを押下し、保存したいメディアを選択するだけなので、いたって簡単です。

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microSDカードを音楽・画像・ビデオの既定の保存場所に設定可能


また、Surface 2購入者特典として同梱されている2年間限定のSkyDrive 200GB追加のプロモーションコードを使用すれば、無料で207GBもの大容量のクラウドストレージを手に入れることができます。

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他にもUSB 3.0ポートが付いているので、外付けHDDなどでも拡張することができます。

正直、筆者自身、32GBモデルを購入した際は少し不安でしたが、今回のレビューを通して、デフォルトでのユーザー使用可能領域の多さとSurface 2の拡張性の高さを思い知らされた形となりました。

デフォルトで約20GBもの空き容量がある時点でも殆ど困ることはないと思いますが、ユーザーの使い方によって、音楽や画像、ビデオなどの大容量ファイルを扱えるように、microSDカードリーダを始めとし、SkyDrive、USB 3.0ポートなど拡張性を高める機能が用意されているので、容量不足で悩まされるということはないのではないでしょうか。

記事執筆:Makko


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