NVIDIAのAndroidリファレンスタブレットのスペックを比較したよ!!

日本国内向けとしては2013年12月4日にアスクから発売されたNVIDIA製モバイル向けプロセッサー「Tegra 4」を搭載したAndroidタブレット「ZOTAC Tegra Note 7(型番:ZT-TN701-10J)」(ZOTAC製)。

当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でも発売直後に購入・開封レポートをお届けしていますが、今回の記事では本機をベンチマークアプリで性能を確認してみたので、他のタブレットと比較してみました。

今回、ベンチマークを取るアプリは定番の「AnTuTu Benchmark」と「Quadrant Advanced Edition」を使用するほか、ちょっと変わった切り口で比較できるように3Dキャラクターをリアルタイムで踊らせてスコアを計測するGPUベンチマークアプリ「LukaLukaBench」を使用します。

同系統のベンチマークアプリに初音ミクの「MikuMiku Bench」などがありますが、LukaLuka Benchを選んだ理由は筆者の趣味、LukaLuka BenchがGPUにかかる負荷が一番大きいためです。
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決して筆者の趣味だけで選んだわけではありません!?


今回、ZOTAC Tegra Note 7と計測し、比較する機種にはQualcomm製プロセッサー「Snapdragon S4 Pro」を搭載した「Nexus 7(2013)」、同じくSnapdragon S4 Pro搭載の「ASUS Padfone2」(タブレットモードで計測)、そして、NVIDIA製の旧世代プロセッサー「Tegra 3」を搭載した「Nexus 7(2012)」にてベンチマークをとります。最新のQualcomm製プロセッサー「Snapdragon 800」やIntel製プロセッサー「Atom」を搭載した機種がないのは、筆者が持っていないのでご容赦を。


◯「AnTuTu Benchmark」でテスト!
まずは総合力を測る定番ベンチマークアプリのAnTuTu Benchmarkでチェックしてみましょう。
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AnTuTu BenchmarkでのZOTAC Tegra Note 7のスコア

本機の動作メモリ(RAM)は1GBであるにもかかわらず、2GBの「LG G2」や「Xperia Z Ultra」を追い越し、3GBの「GALAXY Note 3」に追いつかんというレベルまでの高いスコアを達成しています。

AnTuTu Benchmarkは処理速度やメモリだけでなく画像処理などの総合点で測るベンチマークなのですが、本機においては3D処理のGPUスコアだけで9000点以上、マルチタスク処理で7000点以上という一部の評価点において非常に高いスコアを叩き出しています。

なお、比較として計測した他のタブレットにおけるスコアは以下の通り。
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左からNexus 7(2013)、Padfone2、Nexus 7(2012)のスコア



◯「Quadrant Advanced Edition」でテスト
総合ベンチマークアプリのQuadrant Advanced Editionですが、こちらはAnTuTu Benchmarkの加点式とは違い、各項目の平均点がスコアとして表示されます。
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Quadrant Advanced EditionでのZOTAC Tegra Note 7のスコア

一覧に並んでいる他の端末は少し古いものが多いので、わかりにくいかもしれませんが、平均スコアは15893点。注目は内訳のCPUの項目で、CPU性能が59000点越えと極端に高く、平均スコアを大きく引き上げているのがわかります。もちろん、その他の項目も決して低いわけではありません。

下に記している他の端末のスコアと比べてもらうと一目瞭然ですが、CPUのスコアが特に飛び抜けていることが分かります。
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左からNexus 7(2013)、Padfone2、Nexus 7(2012)のスコア



◯「LukaLuka Bench」でテスト
GPUによる3Dレンダリングに重きを置いたベンチマークアプリのLukaLuka Benchを試してみました。こちらの計測結果では、ちょっと面白い結果が出ましたので早速見てみましょう。今回は他の比較機種の結果から紹介したいと思います。
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左からNexus 7(2013)、Padfone2、Nexus 7(2012)のスコア


なんとNexus 7(2012)の方がNexus 7(2013)を上回る結果が出ました。これはCPUがSnapdragon S4 Proの2013年モデルとTegra 3の2012年モデルの違いによるところが大きいもので、元々、GPUメーカーであるNVIDIA製SoCの方が3Dレンダリングの処理を得意としているためです。このことから、3Dレンダリング処理能力の点ではNexus 7(2012)の方が2013年モデルを上回っている可能性があります。それでは、Tegra 4を搭載したZOTAC Tegra Note 7ではどのくらいの結果になったかは下の画像をご覧ください。

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LukaLuka BenchでのZOTAC Tegra Note 7のスコア

5301点という大差をつけたスコアもそうですが、注目して欲しいのはfps(フレームレート、秒間何回の画像処理がなされてるか)で、今回ベンチマークをとった機種では唯一平均60fpsを達成しています。このあたりの画像処理に関してはTegra 4ならではといったところでしょうか。

このように、カタログスペックだけでは測れない突出した強みと、コストパフォーマンスに優れていることがわかったZOTAC Tegra Note 7。特にAndroidタブレットでゲームを遊ぶことの多い方には絶対お勧めな製品となっています。CPUの数値だけでなく、GPU性能にも拘ってタブレットを選んでみませんか?


◯3D Markのランキングでくらべてみよう
PC版だけでなく、iOS版やAndroid版も存在する3Dグラフィックベンチマークアプリの「3D Mark」で他のタブレットと比べてみましたので、OS(プラットフォーム)が異なる比較だと、どこまでその数値(結果)に意味があるのか判断しにくいところですが、参考までに紹介しておきます。
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現時点でAndroidトップクラスのグラフィック性能であることが確認できます


さすがにIntel Core i3やi5のフルPCには及びませんが、「Xperia Z1」や「Nexus 5」に並ぶ大健闘を見せていました。

記事執筆:河童丸


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