NTTドコモが今夏にもVoLTEを開始へ!

NTTドコモは31日、2014年3月期第3四半期(2013年10〜12月)決算説明会を開催し、説明会後に同社代表取締役社長の加藤薫氏が囲み取材にてLTE(FDD-LTE)による音声通話サービス「VoLTE(ボルテ)」を今夏にも開始することを明らかにしたということです。

また、先日発表されたソフトバンクモバイルの料金プランに鑑み、定額制を含め新サービスも検討しているとしています。

現在、NTTドコモではLTE方式によるサービスを「Xi(クロッシィ)」として提供していますが、当初のLTEには音声通話の規格が盛り込まれていなかったこともあり、データ通信サービスのみとなっています。

音声通話は3G(W-CDMA)方式を利用しており、現サービスはW-CDMAおよびLTEの両方式に対応することで提供されています。

一方で、スマートフォンなどの普及によって電波資源が逼迫してきており、より電波効率を高めるためにも音声通話もLTEで行い、W-CDMAで利用している周波数幅をLTEに少しでも移行する流れとなっています。

すでにLTEによる音声通話サービスはVoLTEとして規格化されており、世界では韓国SKテレコムが2012年に導入しているなど、少しずつ導入事例が出てきています。

今回、NTTドコモもVoLTEを今年中に導入することを明らかにし、対応機種を冬モデルもしくはもう少し早い時期に投入するということから、日本経済新聞では「夏商戦で対応端末を発売する公算が大きい。」としています。

VoLTEを導入することで、定額制を含めた音声通話料の低価格化が期待できるほか、利用料利用者が増えている「LINE」や「Skype」などといったIP電話・インターネット電話サービスに比べて高い通話品質の実現をめざすということです。楽しみですね!

記事執筆:memn0ck


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