Sony Xperia Z2が発表!

Sony Mobile Communications(以下、ソニーモバイル)は24日(現地時間)、スペインのバルセロナで2014年2月24日から27日にかけて開催されている世界最大のモバイル関連イベント「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、同社のフラッグシップスマートフォン(スマホ)の最新モデル「Xperia Z2」を発表しています。

Xperia Z2は国内でもNTTドコモ向け「Xperia Z1 SO-01F」やau向け「Xperia Z1 SOL23」として発売された「Xperia Z1」の後継機種で、“One of Sony”としてソニーグループの技術を集結させて開発した最新モデルとなります。

従来モデルで好評だった防水(IPX5およびIPX8)および防塵(IP5X)機能を継承し、Xperiaシリーズでははじめて4K(4000×2000ドット)の撮影に対応したり、ハイレゾ再生に対応するなど、さらに高性能となっています。

欧州で3月以降に発売し、その後、グローバル展開する予定。プレスカンファレンスでは日本市場への投入については触れられず、プレスリリースでも未定となっていますが、これまでにもXperiaシリーズの上位機種はかならず発売されていますので投入が期待されます。

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Xperia Z2はディスプレイサイズがXperia Z1の5インチから5.2インチ(IPS液晶)に少し大きくなっており、解像度はフルHD(1080×1920ドット)と同じで、従来同様にソニーの超解像技術である「X-Reality for mobile」や鮮やかな色再現を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」が採用されています。

さらに、Xperia Z2では新開発のバックライト技術「LiveColour LED」を搭載し、「Xperia史上、最も鮮やかなディスプレイ」だとのこと。これまでのバックライトには青色LEDと黄色リンが組み合わせられていましたが、LiveColour LEDでは青色LEDと、赤色と緑色のリンを蛍光体として組み合わせることで表示色域を拡大しているということです。

デザインもこれまでのXperia Zシリーズと大きな変更はなく、オムニバランスデザインを継承し、サイドフレームはアルミ素材、背面はガラス素材を採用しています。

ディスプレイサイズが大きくなったためXperia Z1よりも縦が約2.6mm長くなっていますが、側面のアルミと本体の樹脂を一体成形にしたことで横幅は約0.7mmほど狭くなり、サイズは約146.8×73.3×8.2mm、質量は約158g。

カラーバリエーションはブラックおよびホワイト、パープルの3色が用意されており、ブラックの側面はエッジを斜めにカットした部分がマット仕上げ、それ以外が光沢仕上げになっており、光沢仕上げの部分はややシルバーがかった配色のツートンカラーになっています。

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スペックとしてはOSにAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)、チップセットにQualcomm製「MSM8974AB」(CPUに2.3GHzクアッドコア「Snapdragon 801」、GPUにAdreno 330)、内蔵メモリー(RAM)に3GB、内蔵ストレージに16GB、外部ストレージに最大64GBまでのmicroSDカードスロット、バッテリーに3000mAhを搭載しています。また、NFCやMiracast、microUSB端子、3.5mmイヤホンマイク端子、aGPS、Bluetooth 4.0、DLNA、ANT+、Wi-Fiテザリング、FMラジオもサポート。

通信機能はLTEおよびW-CDMA(UMTS)/HSPA+、GSM/GPRS/EDGEに対応し、LTEはUE Category 4に対応し、下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで通信可能。対応周波数はLTEがBands 1、2、3、4、5、7、8、13、17、20、W-CDMが850 (Band V)、900 (Band VIII)、1700 (Band IV)、1900 (Band II)、2100 (Band I) MHz、GSMが850、900、1800、1900MHz。

電池持ちは連続通話時間が最大約830時間、連続待受時間が最大約880時間、連続音楽再生時間が最大約110時間、連続動画再生時間が最大約400時間。

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注目のカメラ機能ではソニー製1/2.3型有効2070万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用。F2.0の明るいソニー製Gレンズで広角27mmに対応。フロントカメラは有効約220万画素裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」となっています。

Xperiaではじめて4K動画撮影(30p)に対応。4K撮影したムービーはMHL3.0によって2014年発売の4K対応テレビ「ブラビア」に出力することもできます。画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を採用し、プレミアムおまかせオートや電子手ブレ補正、NR処理機能も引き続き搭載されています。

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プリインストールされているミュージックプレーヤーアプリ「WALKMAN」が96kHz/24bitのハイレゾ対応のFLACおよびWAVファイル再生に対応。また、microUSB端子からデジタル出力し、ハイレゾ対応のUSB-DACやヘッドホンアンプ、アンプ内蔵スピーカーなどと組み合わせて高品位な音楽再生が利用可能となっています。なお、ハイレゾ対応した音源(ファイル)は音楽配信サービス「mora」で配信されていますが、Xperia Z2で直接ダウンロードして聴くことができるかは不明。

音楽再生では従来通りに「ClearAudio+」や低音再生をエンハンスする「xLOUD」、サラウンド再生バーチャライザー「VPT」などもサポートされ、新しくスピーカー再生時に立体的なサラウンドが楽しめる「S-Force Front Surround」も追加されました。この他、専用カナル型イヤホン「MDR-NC31EM」が付属します。



記事執筆:S-MAX編集部


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