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個人向けにも売ってくれる!?法人向けへ開発されたAndroidスマートフォン!!

東京・永田町のホテルニューオータニにて企業向けクラウドソリューションやハードウェアを発表する展示会「Cloud Days Tokyo 2014春」(主催:日経BP社)が2月26日(水)・27日(木)の二日間に渡って開催されました。なお、併催イベントとして、ビッグデータEXPO東京 2014春、スマートフォン&タブレット 2014春・東京、Security 2014春・東京も同時開催されていました。

これらのイベントを取材してきましたので、今回はその中で、NTTコミュニケーションが展示していたブースにてAGLAIA(アグレェイ)製の法人向けAndroidスマートフォン(スマホ)2機種を紹介します。


◯ケータイIP無線「SmaTalk(スマトーク)」
トップ画像のスマホはAGLALAが提供する法人向け回線「SmaTalk」契約時にバンドルされているスマホで、回線はNTTドコモ網を利用しAGLAIAがMVNOとしてサービスを提供します。

説明員によると、SmaTalkは主にタクシーの車載無線の置き換えを想定しており、内蔵アプリにて携帯電話を利用したトランシーバー型通話、PTT(プッシュ・トゥ・トーク)方式の音声通話・通信を低コストで行えるようにしているということです。

これまで、タクシー無線は業者ごとにタクシー無線の基地局を用意する必要がありましたが、NTTドコモ網を利用する本サービスは基地局設置のコストを抑えることができます。

SmaTalkは法人向けMVNO契約となるのですが、一般的なMVNO業者と違い、契約は2年縛りとなります。端末は一般的なケータイ(フィーチャーフォン)およびスマホと同じように2年割賦契約のように毎月支払っていく形になっているそうです。2年満了時に解約すると端末はそのまま頂けるようになっているということです。
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簡単な概要。



・「A-TT00」
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AGLAIA製スマホ「A-TT00」。

こちらのA-TT00はベーシックなスマホタイプで、一般的なスマホよりも精度の高いマイクと高出力のスピーカーを搭載しています。専用のPTTタイプの音声通話アプリを通常の電話機能の他に搭載し、オプションとしてノイズキャンセリングイヤフォンマイクなども用意されています。

本体スペックとしては、CPUに1.5GHzデュアルコア(Qualcomm製「MSM8600」)や1GB内蔵メモリー(RAM)、4GB内蔵ストレージ、約800万画素アウトカメラ、約130万画素インカメラ、4.5インチHD(720×1280ドット)液晶、microUSB(2.0HS)、microHDMI端子などとなっています。

また、通信機能としては、FOMAハイスピード対応の3G(W-CDMA)および2G(GSM/GPRS/EDGE)、Bluetooth 3.0、無線LANはIEEE802.11b/g/n準拠に対応しています。

外形は幅約66mm×高さ約130.5mm×厚さ約10.5mmで本体重量は約158g、バッテリー容量は1760mAhです。

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「A-TT00」の正面と裏面、アウトカメラ下には撮影用フラッシュライトがあります。

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天面と底面。

底面には特に何も配置されていませんが、天面には3.5mmイヤフォンジャックと電源ボタンがあります。

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右側面と左側面。

右側面にはボリュームーキー、左側面にはmicroUSBとmicroHDMI端子があります。


・「A-TT01」
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貴重なテンキー付スマホ「A-TT01」(2014年5月末発売予定)。

こちらは一目でわかるとおり、テンキー搭載のタフネスモデルとなります。こちらはまだ技適をまだ通過しておらず、説明員の話では「多少のデザイン変更はあるかも」とのことでした。

こちらはまだ詳細なデータやスペックが公開されていませんが、テンキーとカーソルキーという国内向けAndroidとしてはかなり珍しい機種で、さらに非常に高耐久に製作されているのが画像を見ただけでもわかります。説明員によると「まだ技適が通ってないので、通過したら発表する予定」ということです。

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正面と裏面、見るからに強靭そうなボディとテンキーに目がいきます。

写真を見ての通り、インカメラおよびアウトカメラの両方を備えていることも確認できます。

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天面と底面。防水カバーに覆われたイヤフォンジャックやmicroUSB端子があることがわかります。


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右側面と左側面。右側面側にあるのが音量キーで、左側面にあるのが電源およびPTTキーとのことです。


前述の通り、これら2機種は法人向け契約で利用するスマホですが、端末のみの購入も相談に乗ってくれるそうです。説明員がその場で「これくらいですかね?」と提示した値段がA-TT00が一括購入で12万円前後、A-TT01が15万円前後ということです。

ちょっとお高いかもしれませんが、興味をもたれた方は問い合わせててはいかがでしょうか?筆者もA-TT01はちょっと欲しいです……。

記事執筆:河童丸


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Cloud Days Tokyo 2014春
アグレェイ株式会社