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NTTドコモのモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-02F」(LGエレクトロニクス製)を、同社が提供する正規のSIMロック解除サービスを利用してSIMロック解除してきたので紹介したいと思う。

Wi-Fi STATION L-02Fについては直営Webストア「ドコモオンラインショップ」で購入した場合の本体価格および月額費用のシミュレーションを紹介していたので、これから購入しようと思っている人は参考にして欲しい。

NTTドコモの提供する公式のSIMロック解除サービスは手数料3,150円を支払うと、NTTドコモが販売する機種(最近の製品はiPhoneシリーズ以外ほぼすべて対応)のSIMロックを解除してもらえるというサービスとなる。

地味に嬉しいのは、機種を紛失したり、故障したりした際に「ケータイ補償お届けサービス」で機種交換となった場合でも“SIMロックを解除した状態”で製品が届けられるという点だ。これらの点は「NTTドコモが公式に提供するSIMロック解除サービス」として安心感がある。

SIMロック解除の手続きはドコモショップ店頭にて受付を行っている。Wi-Fi STATION L-02Fは、NTTドコモの販売するモバイルWi-Fiルーターとしては初のインターフェイスにタッチパネルを採用していることもあり、「もしかしたら、スマートフォンやiモードケータイと同様に店頭でSIMロック解除できるかも?」と期待したけれど、残念ながら従来のモバイルWi-Fiルーターやデータ通信カードと同様に預かり対応になるとのことだ。

SIMロック解除の預かりに必要な対応期間は「1週間から10日前後」と案内されるものの、自分の経験上は都内では店頭でSIMロック解除に出してから3営業日程度で戻ってくることが多く、印象としては「最短3日程度」という感じなのは有り難いところ。

ただし、「NTTドコモの機種をSIMロック解除してそのまま海外で使う」というような使い方をしようとした場合、スマートフォンやiモードケータイであれば、空港にあるNTTドコモのカウンターでSIMロック解除が可能であるのに対して、モバイルWi-FiルーターはSIMロック解除がその場では完結しないため、空港でSIMロックを解除してそのまま海外で使うということは実現できないので、海外で利用する予定のある方は注意が必要だ。

SIMロック解除したWi-Fi STATION L-02FにKDDIのSIMカードを入れて通信できるか確認してみたところ、問題なく通信を行えることが確認済み。本記事の上部にある写真がSIMロック解除したWi-Fi STATION L-02FにKDDIのSIMカードを入れて利用しているのの。なお、アクセスポイント(APN)は「LTE NET for DATA」を利用した。

ちなみに、旧モデル「L-03E」も同様にKDDIのLTEに接続が可能であることは以前確認済み。ただし、対応している周波数の関係上、LTEの2100MHz(Band 1)のみの対応となる点は注意して欲しい。

記事執筆:shimajiro@mobiler


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ドコモのモバイルWi-Fiルータ「L-02F」をSIMロック解除/SIMロック解除は店頭で完結しないので注意 | shimajiro@mobiler

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