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イー・アクセスがイー・モバイル向けに販売しているAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用したSIMフリースマートフォン(スマホ)の「Nexus 5(型番:EM01L)」。

イー・モバイルの販売するNexus 5は、国内のキャリアから販売される機種としては数少ない「最初からSIMフリー」な仕様として販売されているため、事前にSIMロック解除などの手続きを行うことなく、販売元キャリアであるイー・モバイル以外のSIMカードを利用することが可能だ。

そこで、今回は、台湾の携帯電話事業者「中華電信」のプリペイドSIMで使ってみたいので紹介したいと思う。

日本国内のキャリアが販売する機種では、NTTドコモが販売する端末がSIMロック解除に対応しているものの、SIMロックの解除はドコモショップ店頭にて手続きをする必要があり、手数料は3,150円と有料のサービスとなっている。

さらに、SIMロックを解除した場合であっても、海外で利用時はテザリングが利用できない機種も少なくなく、「SIMロックは解除可能だけれど、海外ではテザリングが使えない」など、機能が制限されることもあり、純粋な「SIMフリー」と異なり、海外利用時に注意が必要なことも少なくない。それでも、NTTドコモから新しく販売される機種については基本的にSIMロック解除に対応しているというのは有り難いのだけれども。

この問題は、以前にSIMロックを解除したNTTドコモの「GALAXY Note II SC-02E」で台湾の携帯電話事業者各社のプリペイドSIMでのテザリング動作を検証した際にうまくいかなかったことを紹介している。

Nexus 5に話を戻すと、Nexus 5ではSIMロック解除の手続きなどは不要で、なおかつテザリング利用時もNTTドコモの機種のようにアクセスポイント(APN)が変わる挙動になっていないためか、APNを正しく設定しないと通信することができない台湾のプリペイドSIMを利用した状態でもテザリングの利用が可能なのは、国内で容易に入手できる機種としては嬉しい仕様だ。

なお、イー・アクセスが販売するNexus 5は今月末までの期間限定でMNP契約(ソフトバンクモバイル以外からの転入)で本体価格が一括0円(16GB版の場合、32GB版の場合は5,000円)で販売されており、国内で入手可能なSIMフリースマホとして、MNPであれば本体価格が極めて安くなるので、海外で使えるSIMフリーのスマートフォンの選択肢としてオススメだ。

イー・モバイル オンラインストアでの販売は以下より。
イー・モバイルオンラインストア
記事執筆:shimajiro@mobiler


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Nexus 5を台湾の中華電信のプリペイドSIMで使う/テザリングも利用可能! | shimajiro@mobiler

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