ソフトバンクがアシストスマホを提供開始!

ソフトバンクモバイルは24日、障がいのある人の社会生活を支援するサービス「アシストスマホ」を2014年3月24日(月)より提供開始したと発表しています。利用料金は無料。

アシストスマホは現在販売中の「シンプルスマホ 204SH」(シャープ製)に専用ソフトウェアをダウンロードし、アシストスマホモードに切り替えて利用できるサービスで、主に知的障がいのある方の連絡や行動を支援するサービスとして厚生労働省が実施する2013年度の障害者自立支援機器等開発促進事業に採択されています。

なお、2014年4月17日(木)より開催される「バリアフリー2014」に出展し、紹介を行うとしています。

アシストスマホでは、保護者や支援者の人がスマートフォン(スマホ)の設定や後方支援をできる専用Webサイトを通じて、位置情報の確認、利用者の習熟度に応じたホーム画面の変更や利用するアプリの選択、メールの定型文作成および徒歩用ナビゲーションの目的地設定などが可能となります。主な特長は以下の通り。
1)簡単に連絡や報告のメールが作成できる「アシストメール機能」
利用シーンを選び、定型文をタッチするだけで簡単に連絡や報告のメールが作成できます。
2)目的地の方向と距離を分かりやすく矢印で表示して、移動をアシストする「アシストナビ機能」
目的地までの徒歩ルートを検索し、AR(拡張現実)技術により、カメラを通して画面に表示される実風景の中に目的地と道順を表示して移動をサポートします。
3)利用者の位置情報や、目的地周辺への到着を確認できる「みまもるフェンス機能」
あらかじめ登録した保護者や支援者が「位置情報検索」で利用者の現在地をいつでも検索することができます。また、「みまもるフェンス」を通勤や通学時の到着地周辺エリアに設定することで、指定した時間に該当エリアに到着していない場合、保護者や支援者のメールアドレスにお知らせします。


提供開始時は直営Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」および非営利団体や特例子会社などの特定代理店を通じて申し込みを受け付けます。

また、提供開始に合わせて、アシストスマホの相談ダイヤルを開設し、利用を検討されている人の相談対応や購入後の設定や使い方などのサポート、施設や企業での導入の相談に対応し、特定代理店で操作方法などを案内するセミナーも実施する予定。

さらに、今回、スペシャルオリンピックス日本に参加するアスリートにアシストスマホを搭載した機種を貸し出し、使用した感想を専用Webサイト上でレポートしてもらうとのこと。

この相互の協力体制について、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本の有森裕子理事長は「知的障がいのある人たちが自立して、多くの人と出会い、社会性を広げ、新たにチャレンジする世界を見つけて活躍することを願っており、彼らの生活を通信でサポートする環境が充実することを望んでいます」述べています。




記事執筆:memn0ck


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