ジャストシステム×富士通の共同開発でスマホ史上最高のATOKが登場!

既報通り、富士通とジャストシステムは24日、スマートフォン用日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」(スーパー エイトック ウルティアス)を共同開発したことを発表しました。

Super ATOK ULTIASは、パソコン版「ATOK」(エイトック)相当の推測エンジンと登録語彙数を実現し、より高い予測・変換精度で文字入力ができる一方、アプリに合わせた予測変換候補の表示やケータイ風キーボードの搭載など、スマートフォン向けに最適化された機能も搭載しています。

ULTIASは“ULtra Technology Input method of ArrowS”の略とのことで、その名の通り、今夏モデル以降のARROWSシリーズをはじめとする富士通ブランドのAndroidスマートフォンやタブレットに搭載される予定です。発表会では、開発途中の本ソフトを試すことができましたので、簡単にご紹介します。

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従来のNX!inputを置き換え

今夏モデル以降に搭載される予定であるSuper ATOK ULTIAS(以下ULTIAS)ですが、今夏モデルはこれから発表されます。そこで、発表会場では、既存機種である「ARROWS NX F-01F」、「ARROWS Z FJL22」、「ARROWS Tab F-02F」、そして「ARROWS Tab FJT21」にULTIASを搭載したもので試用できました。これらの機種でも十分使えるとなると、既存機種に向けたULTIAS提供に期待したいところですが、現在のところ「既存機種への提供は未定」(説明員)だそうです。

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誤入力しても正しい文字列を予測変換

スマートフォンで文字入力していると、フリックミス、キーの押し過ぎ、濁点・半濁点の入れ忘れなどなど、誤って文字を入れてしまうことが多々あります。ULTIASには、誤入力しても、ユーザーが本当に入れようとした文字列を予測して表示してくれる機能があります。誤入力の訂正のために文字を削除して入れ直し、という手間を軽減できます。

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同音異義語・同訓異字は意味の表示も可能

大人になっても、同音異義語・同訓異字の使い分けに困る、というケースは結構あると思います。そんなとき、ULTIASでは予測変換候補を長押しすることで意味や用例を確認することができます。対象の候補には、文字列の右上にマークが付きます。

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日本語で入力→英単語に変換

英語でメールを書いているとき、「あれ、○○って英語でどう言うんだっけ…?」と悩むこと、ありますよね。そんな時はULTIASで日本語で入力した上で変換してみてください。辞書で調べずとも単語が候補として表示されます。読みはわかるけどスペルがわからない、というときも、カタカナ語を入れて変換すれば同様に単語が候補として表示されます。

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ATOKキーワードExpressにも対応

スマホに限らず、最近流行している言葉というのは得てしてなかなか上手く変換されないことが多いものです。が、ULTIASは「ATOKキーワードExpress」を使うことができ、流行語をオンラインで取得することで変換候補に加えることができます。配信は週単位で行われる予定です。

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地名を補足する機能や……

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郵便番号で地名を入力する機能も

実は、ここまでご紹介した機能は、「ATOK Passport Pro」ユーザーが使える「プレミアムキーボード」でも使える機能。ここからは、今のところULTIASにのみ提供される機能をご紹介します。

まず、町名を入力することで、その前にある住所を補足してくれる機能。上の写真の例では、「しもとがり」(下土狩)と入力することで、その前にある「静岡県駿東郡長泉町」を補足してくれています。色々試してみた限りは、結構多くの町名できちんと補足できていました。マイナーな地名で補足できるか試すのもおもしろいかもしれません。

あと、郵便番号辞書機能もあります。キーボードから、郵便番号入力画面を呼び出して7桁の郵便番号を入力すると地名に変換してくれます。郵便番号は聞いたけど、地名がわからない、というときは便利ですね。

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フリック入力の学習モードも搭載

スマートフォンでの文字入力を観察していると、意外と文字キーを連打して入力している方が少なくありません。そこに着目して、ULTIASでは「フリック学習モード」が用意されています。有効にすると、文字の入力にかかった時間や評価が出るようになります。また、初期段階ではキーの上下左右にガイドが出ているのですが、上達するとガイドが消えてくるというギミックも用意されています。楽しみながらフリック入力を練習できます。

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フィーチャーフォンやどこかで見たスマートフォンの文字入力と同じ配列にできる機能も

フィーチャーフォン(iモードケータイ)や他社のスマートフォンから乗り換えると、文字入力に戸惑うことも少なくありません。そこで、ULTIASではキー配列の変更機能が搭載されています。iモードケータイと同じ配列にできるだけではなく、どこのメーカーか、とハッキリ書いていませんが、主要なメーカーのスマートフォンの標準日本語入力システムと同じ配列にできます。筆者が確認した限りはXperia、GALAXY、ELUGA、AQUOS PHONE、iPhoneと同じテンキー配列にできます。

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方言辞書・話し言葉辞書もULTIASのみ

パソコン版ATOKというと、結構話し言葉や方言に力を入れています。ULTIASでは、スマートフォン向けとしては初めて話し言葉モードと方言モードも搭載しています。この辺も、パソコン版ATOKに準拠したものを搭載しているようで、メール作りが楽しくなる予感がします。


ということで、今夏モデル以降に搭載される「スマホ史上最強のATOK」。皆さんも、今夏のARROWSが出たら是非試してみてください。

記事執筆:Sho INOUE(せう)


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