isaiの新型は画面がデカイ!キレイ!

既報の通り、KDDIと沖縄セルラー電話は8日、2014年5月以降に発売予定の新モデル・新サービスを披露する「au 発表会 2014 Summer」を都内で開催し、LGエレクトロニクス製Android 4.4(開発コード名:KitKat)を搭載したスマートフォン(スマホ)として「isai FL LGL24」(以下、isai FL)を発表した。発売時期は7月下旬を予定。

isai FLは国内初となるWQHD(2560×1440ドット)の解像度を持つ「WQHDディスプレイ」を搭載したスマホだ。ディスプレイサイズは5.5インチで、AH-IPS液晶となっている。さらに三辺ナローベゼル(狭額縁)とすることで、5.5インチながら横幅を約76mmとし、大画面ながら比較的コンパクトなサイズに収められているのも特長となっている。

また、auとLGエレクトロニクスのコラボレーションで開発されている「isaiシリーズ」の第2弾となるが、前機種である「isai LGL23」と同様にグローバル版の良いところと、国内向けの機能を併せ持つ使い勝手の良い機種に仕上がっている。

もちろん、今夏モデルの特長でもあるLTE(FDD-LTE)規格による「4G LTE」は「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応するほか、UQコミュケーションズが構築するネットワーク「WiMAX 2+」にも対応するダブル対応モデルで、従来通り、3Gなどに対応する。

今回、発表会当日タッチ&トライコーナーで開発機に触れることができたので、写真と動画で紹介していく。



isai FLのトピックは前述したWQHDディスプレイと三辺ナローベゼル、そして、4K動画撮影対応と、数値や形で示せる分かりやすい進化をしている。さらにチップセットもQualcomm製「Snapdragon 801 MSM8974AC(2.5GHzクアッドコアCPU)」とし高速化を図っている。

解像度が上がったことで操作感に影響があるのではないかと感じたが、開発機では特に引っかかるように感じることはなかった。実際にさまざまなアプリを試したわけではないが、解像度向上は動作に対してマイナス要素とは現時点では感じられなかった。

このWQHDディスプレイは写真や動画そして文字表示が緻密で美しい。とはいえ、これまでのフルHD(1080×1920ドット)のディスプレイでも十分綺麗で、そこからの進化の度合いを感じるというほどではないが、5.5インチの大画面と相まって単体で見てもディスプレイの表示の美しさは魅力のひとつとなるだろう。

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デザインは三辺ナローベゼルと丸みを帯びたフォルムで持ちやすい。最厚部で約10.5mmだが両サイドが薄いため、手にしてみるとその厚みを感じることがない。

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ボディーカラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色。写真でも光沢が違うのが分かるかと思うが、ホワイトのみマットな仕上げとなっている。前機種のisai LGL23より色展開が分かりやすく、選びやすくなったのではないだろうか。ピンクはパステル系ではなくビビッドで元気のある色なのがいい。

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前面の下部にはディスプレイ内に戻るキーなどのホームタッチボタンがある。表示のカスタマイズは可能で配置やボタンを5個まで増やすことができる。左下には約130万画素のインカメラがある。

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前機種のisai LGL23と比較してみるとディスプレイは大きくなったものの、高さはあまり変わっていないことがわかる。

スリープ時に画面を2回タップするとスリープが解除になるノックオン機能が進化し、ロック解除まで行える「ノックコード」機能が搭載された。4つのエリアのタップ順を登録することでロック解除ができる機能だが、相対的な位置で画面タッチを判別するため片手持ちでも無理なくタップできる範囲でロック解除ができる。

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背面はLEDライトと赤外線の位置が変更になり、グローバルモデルの「LG G2」のようにセンター部分がボリュームキーとなった。

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上部にはイヤフォン端子とmicroSDカードスロット、右側面には電源ボタンがある。

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下部にはmicroUSB端子がある。キャップレス防水なので、充電やデータ転送時のケーブル接続が楽な点がいい。

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アウトカメラは約1320万画素のCMOSセンサーを搭載。4K(3840×2160ドット)の動画撮影が可能となった点がカメラ機能の大きなアップデートとなる。

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microSDカードは128GBのmciroSDXC規格に対応する。4K動画やハイレゾ音源のような巨大なデータをサポートする。

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リアカバーは取り外し可能だがバッテリー交換はできない。カメラユニットの左にnanoSIMカードスロットがある。

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ソフトウェア面では振ってアクションを起こす「isaiモーション」を搭載する。タッチだけはなく、スマートフォンを振ると何かが出てくるという新しい操作感覚がウリだ。

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ホーム画面で端末を振ると周辺のグルメ情報やお得情報などが画面の上から「降って」くる。地図や専用アプリを立ち上げて検索する手間がかからない。

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その他、おサイフケータイ(FeliCa)やワンセグなど日本向け機能は引き継がれ、さらに録画対応にも対応したフルセグの視聴も可能となった。録画は32GBの内蔵ストレージのみとのこと。

最後に実際にisai FLを操作しているところを動画で紹介しておく。


S-MAX:LGエレクトロニクス製「isai FL LGL24」ファーストインプレッション

記事執筆:mi2_303


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