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一般ユーザーには中々見ることのできない縁の下の力持ち、M2M組み込みモジュール

東京・お台場の東京ビッグサイトにおいて5月14日(水)から16日(金)まで日本国内最大のITに特化した11の専門展の合同展示会「JAPAN IT Week 2014春」が開催されました。

今回は第三回ワイヤレスM2M展エリアの京セラコミュニケーションシステムとエイビット(ABiT)の共同出展ブースにて先日新たに発表された業務用向けPHS通信モジュール一体型のアンテナ型通信端末「Sensor Mate」と、まだ公式に発表されていないWiMAX 2+対応M2M向けモジュールが先行展示されていたので紹介します。


○エイビットコーナー:ABiT製アンテナ型PHSデータ通信端末「Sensor Mate」

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エイビット製PHSデータ通信端末「Sensor Mate Type-A SMA-01」

「Sensor Mate Type-A SMA-01」はエイビット製のPHSデータ通信端末で、IPA54の防塵/防滴機能を備えており屋外でも利用可能です。機器への接続はUSB(1.1)で行われ、W-OAM TYPE-G(x4接続時 400kbps)に対応しています。対応OSはLinuxおよびWindowsでATコマンドによる制御が可能となっています。

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3GやLTE、GSM対応のSensor Mateも予定されているようです

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Sensor Mateを利用したM2Mソリューションの一例

エイビットブースではその他にも組み込み機器やウィルコム向けのPHS端末を展示していました。
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展示されていたイエデンワ2スケルトン仕様バージョン(非売品)



京セラコミュニケーションシステムコーナー:組み込みM2M通信機器やWiMAX 2+対応の据え置きルーター型組み込み用通信アダプターを展示
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京セラ製LTE通信モジュール

参考出展で展示されていたLTE通信モジュールの右側の「KYM11」にはKDDIのロゴが描かれているのが確認できます。右側のモジュールは80pinモジュールなのでノートやタブレットといった向けのWAN内蔵PCへ搭載するものと思われます。

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シンセイコーポレーション製WiMAX 2+組込用通信アダプタ「Uroad-TEC101」

京セラコミュニケーションシステムコーナーに展示されていたこちらのWiMAX 2+対応組込用の通信アダプタは、完全な初公開で、プレスリリースもまだされていないということです。説明員曰く、「完全なフライング発表」とのこと。

2014年5月現在、WiMAX 2+対応の据え置き機型のルーターはコンシューマ層向けにも存在しておらず、組み込み向けではあるものの、国内向けとしては初めてのWiMAX 2+対応の据え置き型端末となります。コンシューマ向けにも早くWiMAX 2+に対応したURoad-Homeのような端末が出てくるといいですね。

記事執筆:河童丸


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