スマホ版LINEアプリもPINコードによる本人確認手順追加でセキュリティー強化!

LINE Corp.は15日、同社が提供しているスマートフォン(スマホ)など向け無料通話・無料メールアプリ「LINE(ライン)」のスマホ版アプリにおいて最近増加しているLINEへの不正ログイン対策強化の1つとしてセキュリティー強化策を2014年7月17日(木)15:00(予定)より導入するとお知らせしています。

今回導入される対策はスマホ版LINEアプリでログインをする際には、今までの認証手順に加えて、新たに「PINコード」という4桁の暗証番号が必要になります。

LINEでは他所から漏れたと見られるパスワードによってアカウントの乗っ取りが頻発しており、対策に終始していて、これまでにもほぼ同様の認証番号をパソコン(PC)版LINEに導入していましたが、今回、スマホ版にも導入されることになりました。

PINコードはアカウントにログインしようとしている人が本人かどうかを確認するための暗証番号で、今まではメールアドレスとパスワードの組み合わせで本人確認をしていましたが、さらにもう1つPINコードを設定することで、見知らぬ他人からの不正ログインを受けづらくなります。

ここ最近多発している、LINEアカウントの乗っ取り被害では自分だけでなくLINEの友だちにも被害が広まっている(乗っ取られたアカウントからWebMoneyの購入を要求されるなどで実際に購入してしまった場合など)とし、被害を未然に防ぐためにもPINコードを設定することを強く推奨するとアナウンスしています。

PINコードは電話番号の違う別のスマホからLINEユーザーログインをするときに必要となるため、すでにログイン(利用)している場合には不要。そのため、機種変更で電話番号も変わる場合は事前に設定が必要となります。ただし、機種変更をしても電話番号が以前と同じ場合は入力が不要なので、通常の機種変更の場合には必要ないかと思われます。

PINコードの設定方法は以下の通り。まず、スマホ版LINEアプリの「その他」>「設定」>「アカウント」>「PINコード」をタップします。

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4桁の数字を2回入力し、「OK」をタップ。このときに4桁の数字は「1111」や「1234」などの簡単な文字列、さらに、自分の誕生日など誰でもすぐ想像できるものは避けるように案内されています。

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以上で設定され、見知らぬ人などの第3者が自分のアカウントでログインしようとした場合に「LINEユーザーログイン」での認証途中に「PINコード」を入力する画面が表示されるようになります。

これにより、不正ログインの犯人がメールアドレスとパスワードの組み合わせによる認証ステップを通過しても、今回新たに登場した「PINコード」を知らなければアカウントにログインする(乗っ取る)ことはできません。

なお、事前にPINコードを設定せずに、違う電話番号の機種に機種変更した場合、旧機種の電話番号の下4桁がPINコードの代わりになるということです。

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記事執筆:memn0ck


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【重要】スマートフォン版LINEのセキュリティ強化のため、「PINコード」による本人確認手順を追加します(7/17開始) : LINE公式ブログ