Xperia Z3 Compact D5803にAndroid 5.0 Lollipopを導入! |
既報通り、Sony Mobile Communications(以下、ソニーモバイル)が同社のスマートフォン(スマホ)およびタブレットとして展開する「Xperia」シリーズのフラッグシップモデルのうち、「Xperia Z3」および「Xperia Z3 Compact」、「Xperia Z3 Tablet Compact」、「Xperia Z2」、「Xperia Z2 Tablet」のグローバル版5機種に最新OSバージョン「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」を提供開始しています。
これらの機種は日本国内でもそれぞれ各携帯電話会社やソニーから販売されていますが、日本国内向けはもう少し先になりそうではあるので、ひとまず、手持ちのXperia Z3 Compact D5803に提供されているAndroid 5.0 Lollipopベースのファームウェアを導入してみましたのでどういった点が変更されているのか紹介したいと思います。
まず、各機種のグローバル版に提供開始されたといっても一部地域のみで、実際に通常のソフトウェア更新では手持ちのXperia Z3 Compact D5803でもアップデートできないので、Xperiaの各ファームウェアの配信状況をチェックできる「XperiFirm」および「Flashtool - Xperia device flashing」で実際に配信されているファームウェアファイルからイメージファイル(ftfファイル)を作成し、導入しました。今回はこれらのやり方については省きますが、Webを検索すれば丁寧に紹介しているページがいくつかありますので、そちらを参照してください。なお、その際にも実施する場合には自己責任にてお願いします。
前置きは短めにこれくらにして実際にAndroid 5.0 Lollipopを導入したXperia Z3 Compact D5803を見て行きましょう。といっても、普段からがっつり使っているわけではないというのと、Android 5.0 Lollipopは長らく「Nexus 5」でAndroid Lのときから使っているのですっかりMaterial Designにも慣れているのかあまり変わっていないというのが第1印象。
もちろん、画面したのホームボタンなどがMaterial Designの「△」とか「□」になっているのがすぐにわかりますが、逆に言えば、うまくXperiaの世界観にAndroid 5.0 Lollipopを導入してきたなという感じでしょうか。もちろん、通知エリアやロック画面、設定などを見るとNexus 5で使っているAndroid 5.0 Lollipopと同じようなアニメーションやアイコンが並んでおり、「あ、ロリポップだ。」と思わせます。
クイック設定ツール(画面=左)とその編集画面(画像=右)。Nexus 5などのAndroid 5.0 Lollipopではクイック設定ツールの編集はできませんが、XperiaではこれまでのAndroid 4.4 KitKatなどと同様に可能に
設定(画面=左)とその中にあるユーザー補助(画面=右)。これまではGalaxyシリーズなどの一部機種のみで対応していた「色反転」はAndroid 5.0 Lollipopで標準機能になり、Xperiaシリーズでも利用可能に
プリインストールされている文字入力アプリ「POBox Plus」はバージョン「 3.0.A.0.6」になり、「あんしん設定」に「ゆっくり」という項目が追加されたり、キーに表示される文字サイズの変更などが可能に。文字サイズは「小」および「大」、「システム連動」から選択
Xperia純正アプリ「What’s New」はバージョン「2.0.A.0.11」になり、スライドメニューが追加されるなどのUIが変更されたほか、Music Unlimitedが終了することに伴って「音楽」がなくなり、Xperiaの各種アップデート情報が表示できる「更新」や「ブックマーク」が追加
ざっくりと見てきましたが、Nexus 5などのAndroid 5.0 Lollipopで導入されたカメラでRAWで撮影する機能は現状では利用できないようです。最後に簡単に操作しているところを動画で紹介しておきます。何か気になる点やチェックして欲しい点がありましたら、コメントいただければ確認できる範囲で回答できればと思っています。
記事執筆:memn0ck
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