いよいよ日本でもiPhoneでVoLTEが利用可能に

Apple(アップル)の最新スマートフォン(スマホ)である「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」は機能的には高音質通話サービス「VoLTE」に対応していることが発表会でも披露されており、すでにアメリカ(米国)などでは提供されている。

日本においては昨年5月にNTTドコモが、続く12月にau by KDDIとソフトバンクモバイル(以下、SoftBank)がVoLTEを提供開始したが、ともに一部のAndroid搭載機種のみで、iPhoneでは利用できない状況だ。

そんな中、ケータイ/スマホジャーナリストとして活動している石川温氏が自身のメールマガジン『石川 温の「スマホ業界新聞」』( http://ch.nicovideo.jp/226 )にて日本国内におけるiPhoneでのVoLTEが近日中に使えるようになると伝えている。

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VoLTEに対応している「iPhone 6 Plus」(左)と「iPhone 6」(右)

現在、国内のVoLTEは同じ携帯電話会社の対応機種でないと高音質にならないという状況で、例えば、NTTドコモとauのVoLTE対応機種同士ではVoLTEでの通話ができない。

そのため、NTTドコモは昨年夏モデルから導入されているのでそれなりに持っている人も増えてきているものの、auはVoLTE対応機種はイコール、国内では4G LTE(WiMAX 2+含む)のみで3G(CDMA)に対応しないということで地方などのエリアが心配な人もおり、さらにSoftBankはAQUOS CRYSTALの1機種のみとまだまだこれからだ。

実際に利用してみると、高音質であることがはっかりわかるほか、発着信も速くなるのでより快適に通話が行え、さらにauでは力を入れているシンク機能も使い方さえ把握すれば、今後面白く使えるシーンも増えてくると思われる(なお、恐らくiPhoneでは少なくとも直近ではシンク機能は対応しないと見られる)。

石川温氏は1〜2週間程度でiPhone 6およびiPhone 6 PlusでのVoLTE対応を指摘している。具体的にiPhoneでどういったサービスになるのかは有料メールマガジンなので詳細な引用は控えるが、より情報を早く知りたい人は是非購読してみてはいかがだろうか。

料金は月額540円(税込)で、およそ週1回土曜日に配信されており、今週はiPhoneのVoLTE以外にも先日発表された「dビデオ」が「dTV」としてリニューアルすることやソフトバンクグループの通信会社4社が統合して新たなソフトバンクモバイルとしてスタートしたことが書かれている。

記事執筆:S-MAX編集部


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