GoogleがIoT向けプラットフォーム「Android Brillo」や接続規格「WEAVE」を発表!

Google(グーグル)は28日(現地時間)、米・サンフランシスコで開催した開発者イベント「Google I/O 2015」のKeynote(基調講演)にてさまざまなモノをネットワークにつなげる「IoT(Internet of Things)」向けプラットフォーム「Android Brillo」(以下、Brillo)およびIoT機器などをつなげる新しい規格(プロトコル)「WEAVE」を発表しています。

Brilloは2015年第3四半期(7〜9月)、WEAVEは2015年第4四半期(10〜12月)にそれぞれ提供開始される予定。

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GoogleでAndroidのエンジニアディレクターを務めるデイヴ・バーク氏


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IoTでスマートホームや農業などをさらに発展

登壇したGoogleのAndroid, Chrome & Apps担当でSenior Vice President(上級副社長)であるSundar Picahi(スンダー・ピチャイ)氏は今後の技術革新としてIoTを挙げ、スマートホームや農業におけるセンサーなどをネットワークにつなげることでよりスマートな世界になると紹介し、中でも、Nestの取り組みを挙げました。

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その中で、IoTでもOSや機器連携のための規格、UXは重要だとし、新たにIoT向けOSとしてBrilloを発表しました。BrilloはAndroidの派生版としてオープンソースで、マルチプラットフォームに提供され、開発者向けAPIも公開します。

特長としてはIoT機器として重要な接続性やセキュリティーを備えつつ、ハードウェア要件が最小限で軽いこと、さまざまなプロセッサー動作することなど。

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さらに機器連携のための規格も重要で、IoT機器同士や従来のスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)などの機器をつなぐプロトコルとしてWEAVEも発表。

これにより、IoT機器同士が個別に接続プロトコルを要ししなくても、ハブとなる中継機器を介さずに低消費電力で通信できるようになります。

このように、スマホやPCなどの従来からある"コンピュータ"だけでなく、今後は自動車やドアロックまであらゆるものをスマートにつなぐIoTがさらに拡大してくるということです。

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記事執筆:memn0ck


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