UPQ Phone 01の技適マークが未取得だったことが判明!

UPQ(アップ・キュー)は25日、先日発売した同社初のスマートフォン(スマホ)「UPQ Phone 01」の技術基準適合認定(いわゆる「技適マーク」)の表記に誤りがあると発表した件について、当初同社では「該当の製品に関する技術基準適合認定は取得」と案内していましたが、実際には取得できていなかったことを発表しています。

技適マークについての認証取得を管轄する総務省総合通信基盤局から電気通信事業法および電波法に関する認証が未発行であるとの指摘を受け、製造工場や認証取得代理会社に事実関係を確認したところ、正式な認証を前にして製造工場が出荷していたことが判明したとのこと。

該当の製品を購入した人は以前の発表通り、購入者は販売店舗であるWebストア「DMM.make STORE」( https://make-store.dmm.com/ )を通じて回収し、正式な認証を受けてから正しい番号を記載した上で返送するということです。なお、該当の購入者にはメールでも案内するとしています。

問題はUPQ Phone 01の本体および箱に記載された技適マークを表示するラベルの記載が技術基準適合認定の設計認証番号の「T」の番号が本来090番号などによる回線交換方式の音声通話も行なう機器に必要な「A」からはじまる番号ではなく、データ通信のみの機器である「D」となっており、法令上、認証を取得した商品は正しい表記を行なわなければ適合表示無線設備とはならず、電波法上も使用できない製品となるため、該当製品について回収の上、正しい表記に修正して再送するとしていました。

しかしながら、実際には電気通信事業法および電波法に関する認証が未発行であることが判明したとのこと。同社では本来であれば自社が認証を確認・精査すべき立場であり、この確認を怠ったことが要因だとし認め、お詫びしています。

元カシオ計算機で携帯電話の開発がある人が立ち上げたベンチャーといえどもすべてを管理して量産製品を販売するのはやはり大変ということですかね。できればこのまま消えたりしないで、頑張って欲しいところではありますが。



記事執筆:memn0ck


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「『UPQ Phone A01』初期出荷分回収のお願い」に関する訂正について | 株式会社UPQ(アップ・キュー)