iPhone 6sシリーズの新機能3D Touchはどう?

9月25日にAppleの新スマートフォン(スマホ)「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」が発売された。iPhone 6sシリーズには、パフォーマンスが向上した最新の64ビットアーキテクチャーを持つ「A9」チップが搭載されており、iPhone 6シリーズよりCPU全体のパフォーマンスが70%、GPUは90%高速になっているのだという。

そしてiPhone 6sシリーズのタッチパネルには新たにディスプレイに加えた圧力の大きさを感知する「3D Touch」機能が搭載されている。これまでのタッチパネルは「触る」、「上下左右」に操作するという2D操作だったが、「押し込む」という3D操作が可能となった。今回はこの3D Touchの機能を紹介していこう。

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ブラウザのリンクをPeekしてPopできる

3D Touchには押してプレビュー表示される「Peek」(覗く)と、さらに押し込むことでプレビュー表示が本表示に切り替わる「Pop」という操作が設定されている。これにより、これまでもあった「Touch」(触る)と合わせて、触る・軽く押す・強く押すという3つの操作が可能となった。

基本的には強く押し込むことで対応アプリは何かしらのリアクションをしてくれるのだが、ブラウザやメールなどのアプリは文中のリンクを3D TouchでPeek、Popすることができる。これらの3つの操作の感覚は3D Touchの設定における「3D Touchの感覚テスト」にてどの程度押しこむのか確認が可能だ。

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また、3D Touchは機能のオン・オフの他に、3D Touchの感度を3段階で調整でき、デフォルトの中に対して、より感度を上たり、強く押さないと反応しないようにしたりすることができる。設定は[設定]→[アクセシビリティ]→[3D Touch」と進んで、設定を変更する。

【ブラウザを3D Touchで操作している動画】

動画リンク:https://youtu.be/b8lT_X5EIZs


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ホームスクリーンでは対応アプリのアイコンを強く押し込むことで、ショートカットを表示できる。例えば、カレンダーに「イベントを追加したい」場合は3D Touchから直接イベント設定画面を呼び出せる。目的があってアプリを起動する際に直感的に操作ができてこれは便利だと感じた。

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また、標準のキーボード(テンキー、英語キーボード)では3D Touchでノートパソコンのタッチパッドのような操作が可能となる。カーソルの位置をダイレクトにそして正確に指定出来るので編集作業に適している。実用性で言えばナンバーワンの機能だ。

【アイコンのショートカットとメモ機能ではキーボードの3D Touchを行っている動画】

動画リンク:https://youtu.be/JZdOckXEdws


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マップでは、従来は情報を知るためにはタップしてピンを置いてから情報を確認する必要があったが、3D Touchを利用することで、その場所への経路やホームページ確認、電話を掛けるなどショートカットを呼び出すことができる。

【マップアプリの3D Touchでプレースのショートカットを表示する動画】

動画リンク:https://youtu.be/YWM3Rbtiu0I



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iOS 9からタスクの切り替えのビジュアルが大きく変更されたが、操作は従来通りホームキーを2回押すことで呼び出せる。iPhone 6sシリーズでは上記の操作に加えて、画面左端を強く押して、マルチタスクをPeekしてさらに強く押し込むことでマルチタスクのビューにPopする。左側の画面端という条件とややコツがいるが、試みとしては面白い。

【3D Touchでマルチタスク呼び出しを行う動画】

動画リンク:https://youtu.be/Nm9efzVQtSU



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3D Touchはこれまでにない操作だけに使いこなしと慣れが必要だが、キーボードの3D Touchやメモの筆圧感知など実用性の高い機能があり、今後の展開が楽しみな機能でもある。3D TouchはiPhoneだけではなくiPadシリーズに是非搭載して欲しい。

記事執筆:mi2_303


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