ZenFone 2 Laserの6インチモデルが登場!

既報通り、ASUS JAPANは11日、都内にてスマートフォン(スマホ)とスマートウォッチの新製品発表会「ASUS Zensation」を開催し、6インチ大画面なSIMフリースマホ「ASUS ZenFone 2 Laser(型番:ZE601KL)」やAndroid Wearスマートウォッチ「ASUS ZenWatch 2(型番:WI501QおよびWI502Q)」を披露した。また、9月発売の「ASUS ZenFone Selfie(型番:ZD551KL)」の新色のイリュージョンパープルとイリュージョンホワイト、8月発売の「ASUS ZenFone 2 Laser(型番:ZE500KL)」のゴールドとシルバーの新色追加も発表した。

発表会では6インチのZenFone 2 Laser ZE601KLとZenWatch 2の機能についての説明が行われたので、まずはその模様を写真で紹介していく。

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最初に登壇したASUS JAPAN マーケティング部 部長のシンシア・テン氏は、新製品の紹介の前に昨年発表した「ZenFone」シリーズの第1世代「ZenFone 5」から現在までを振り返った。

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シンシア氏は「ZenFoneとZenWatchが日本に上陸して1周年、この1年間をデータと合わせて振り返ってみると、SIMフリースマートフォンの成長率は凄まじく、2015年のSIMフリー製品がスマートフォンを占める割合は、偶然にもZenFoneの新製品の発売とピッタリとあてはまる。」と語り、5月発売の第2世代の「ZenFone 2」のデータをもとに「ZenFoneシリーズが日本におけるSIMフリー市場に与えたインパクトは小さくない。」とアピールした。

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続いて、新たに発売する6インチのZenFone 2 Laser ZE601KLについて同社プロダクトマネージメント 岡部直人氏が登壇し、機能の説明を行った。現行の5インチモデルのZenFone 2 Laser ZE500KLと新製品の6インチモデルの違いについて、6インチモデルは「ヘアライン加工の高級感あるデザインを採用している。」と説明。

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画面について「6インチモデルは5インチ画面の約1.44倍となる大画面でありながら他社製品と比較して画面占有率が72%と大きいため、6インチモデルとしてはコンパクトなサイズ感を実現している。」と語った。

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さらに画面解像度が5インチモデルではHD(720×1280ドット)だったが、6インチモデルではFHD(1080×1920ドット)の液晶パネルを採用し、従来であれば5層になっていた構造部分が3層となり、部品点数が少ないことでタッチセンサーの感度や透過率の高さに貢献していると説明した。

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背面のメッシュ状の部分には5マグネットスピーカーを2つ搭載し、岡部氏は「従来モデルより音量が大きく、ノイズや歪みを軽減する形でスマートフォンとは思えない音量で音が楽しめる。」と大画面と大音量で動画視聴などに適している点をアピールした。

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背面のカメラはレーザーを発して被写体との距離を測定する「レーザーオートフォーカス」を搭載。通常のコントラスト式や位相差検出方式のオートフォーカスよりも瞬時にピント合わせができることを動画で説明した。また、暗所でも明るく撮影できる「ローライトモード」とレーザーオートフォーカスで暗所撮影も強くなったことを紹介した。

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5インチモデルはクアッドコア(Qualcomm製「Snapdragon 410」)だったのに対して、6インチモデルはオクタコア(Qualcomm製「Snapdragon 616」)となり、内蔵メモリー(RAM)も3GBとなったことでマルチタスクも快適に動作することを強調した。

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SIMカードスロットはLTE対応のデュアルSIMスロットとなり、いつでも高速通信ができることを紹介。ただし、SIM1およびSIM2のスロットは切り替え式で、同時使用はできないことを補足説明した。Wi-Fi規格のIEEE802.11acに対応しているので、5インチモデルよりもさらに快適に使える点を紹介した。

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さらにホームキーを2回タップして画面を小さくする「片手モード」を搭載しているので、6インチながら女性でも扱いやすいと説明。サイズや位置も使いやすいように設定変更可能だ。

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これからの季節に最適な手袋モードを搭載。「手袋の先端が静電気を発生するスマートフォン用手袋ではない普通の手袋でもいつも通りスマートフォンを操作できる」と紹介した。

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5インチモデルのZenFone 2 Laser ZE500KLの新色ゴールドとシルバーのほかに、仮想移動体通信事業者(MVNO)限定カラーを紹介。インターネットイニシアティブ(IIJ)限定カラーの「パープル」、そして、ビッグローブ(BIGLOBE)限定「アクアブルー」も紹介し、それぞれすでに販売開始されている。さらに、6インチモデルもMVNOパートナーから発売されることを発表した。

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ZenFone Selfieのイリュージョンパープルとイリュージョンホワイトについて「女性向けのカラー展開を行ってきたZenFone Selfieに、男性でも使いやすい色を追加した」説明。色だけではなくダイアモンドカットの特徴的なデザインをアピールした。

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続いてZenWatch 2の説明を、同社プロダクトマーケティング 出浦聖子氏が行った。

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ZenWatch 2は49mmモデルと45mmモデルの2つのサイズ、3つの本体カラー展開であることを発表。ストラップは本革、ゴム製のスポーツストラップ、メタルタイプの3つを用意し、合計で8種類。「初代ZenWatchはひとつのサイズでカラーも1種類だったので、女性や腕が細い人はしづらかったのではないか。今回はファッション性のみならず、カスタマイズ性もアップしているので女性でもつけやすいバリエーションとなっている」と紹介した。

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続けて、出浦氏は「ZenWatchから引き継いだ2.5Dの曲面ガラスはゴツさを和らげ手にフィットするデザインとしている」と説明した。また、Corning製「Gorilla Glass 3」を採用し、傷を気にせず使える点をアピールし、前機種では背面にあった電源ボタン・ウェイクアップボタンを側面に移動し使い勝手を向上している。

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iOSにも対応し、通知の受信、一部の音声アクションなどが利用可能だ。

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Bluetooth以外にWi-Fiも搭載しており、Bluetoothのペアリング切れてもWi-Fi経由で通知を受け取ることが可能であることを紹介した。

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バッテリーは約1日半の駆動時間を実現し、「従来のZenWatchでは電池の減りが早いときは夕方に充電することもあったが、ZenWatch 2は1日使って次の日の朝に数十%残っている」と紹介。さらに急速充電に対応し約36分間で50%の充電が可能となっているとアピールした。

価格は各製品ともにオープンプライスながら公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」では6インチのZenFone 2 Laser ZE601KLが41,800円(税別)。

ZenWatch 2は本革ストラップの49mmモデル、45mmモデルは29,800円(税別)で発売開始されており、続いて11月下旬にメタルストラップが36,800円(税別)、12月上旬に本革ストラップ&ローズゴールドが29,800円(税別)で発売予定となっている。



記事執筆:mi2_303


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