Xperia Z5シリーズの指紋認証の使用感をチェック! |
生体認証に対応したスマートフォン(スマホ)やタブレットが増えてきていますが、人気の「Xperia」シリーズもついに今秋冬の「Xperia Z5」シリーズから指紋センサーを搭載しました。
Xperia Z5シリーズの指紋認証の特長はセンサーが電源キーに内蔵されている点。他の機種ではiPhoneやGalaxyなどではホームキー、Nexusやarrows、AQUOSなどでは背面に搭載されていますが、大手メーカーで電源キーに搭載されたのはXperiaがはじめてだと思います。
そこで、今回はNTTドコモ向けに発売された小型モデル「Xperia Z5 Compact SO-02H」を使ってXperia Z5シリーズの指紋認証を試してみたので、設定の仕方や使用感などを紹介したいと思います。
Xperia Z5シリーズの指紋センサーは本体右側面の中央付近にある電源キーに内蔵されています。
ちょうど左手で持ったら左手人差し指がかかる辺り、右手で持ったら右手親指が当たる辺りかと思います。
指紋認証を利用するにはまずは指紋登録の設定を行います。設定は初期設定の途中にもありますが、初期設定でスキップした場合には「設定」→「セキュリティ」→「指紋設定」から行います。
指紋認証を利用するには指紋が合わない時用に「PIN」(数字)もしくは「パスワード」の設定が必要となります。その後、指示通りに設定していきます。
指紋が登録されたら画面ロック解除に利用できます。画面が消灯してロックされた状態で電源キーを押して画面を付ける流れの中でそのまま電源キーを触っておけばロックが解除されます。認証速度もiPhoneやNexusと同様にかなり早いと思います。
最近のAndroidでは別途、ホームキーを搭載している機種は少ないですし、Xperiaシリーズも長らくホームキーはないので、ホームキーのあるiPhoneやGalaxyと違って電源キーに搭載したのはユーザーインターフェース(UI)的にはありかなと思えます。
AndroidではOSで標準対応したAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を搭載した「Nexus 5X」や「Nexus 6P」では(ボタンではないので)触るだけで認証できますが、Xperia Z5ではiPhoneやGalaxyなどと同じようにキーを押してから認証され、押さずに触っただけでは認証できません。
ただし、右手で持った場合には恐らく親指で電源キーを押すことになるのでほぼ正面から触るのに対し、Xperia Z5 Compactでは本体が小さいため、左手で持った場合には左手人差し指がやや側面部分を斜めに当てることになってしまい、位置がずれたり、斜め具合が変わったりするのか認証がうまくいかないこともあったりしました。
そのため、昔の認証精度があまり高くなかったバッドノウハウ的なやり方である同じ指を何個か登録するという方法で認証確率はほぼ100%になったような感じです。なお、Xperia Z5シリーズでは5つまで指紋が登録可能です。
筆者は普段左手でスマホを操作することが多いので、左手の人差し指を角度を微妙に変えて3つ登録し、その他に右手で持った時用に右手の親指を1つ、そして、置いた状態からとりあえずロック解除したいというようなときを想定して右手の人差指を1つ登録しました。なお、この点はXperia Z5やXperia Z5 Premiumのほうがサイズが大きいので、比較的左手人差し指の正面が当たるようです。
Nexus 5XやNexus 6PではさすがにAndroid自体が対応したため、Google Playストアの購入時でも使えるようになっていますが、Xperia Z5シリーズの指紋認証機能では利用できません。Android 6.0 Marshmallowになったら使えるのかもしれませんので、この辺りは期待したいところです。
ただし、NTTドコモのXperia Z5シリーズではdマーケットなどで生体認証を利用することができるのは滅多には使いませんが良いなと思います。
記事執筆:memn0ck
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