au向け「Galaxy S6 edge SCV31」を店頭でSIMロック解除!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーから販売されているau向け「Galaxy S6 edge SCV31」が今年5月から施行されている「SIMロック解除に関するガイドライン」の改定に伴い、2015年10月20日からSIMロックの解除に順次対応しています。

その後、さらに「isai vivid LGV32」が11月25日、「HTC J butterfly HTV31」および「AQUOS SERIE SHV32」が12月2日から順次対応しており、続々とau向け機種でもSIMロック解除が可能となってきています。

NTTドコモやSoftBank、Y!mobileでも5月以降は購入後180日以降にSIMロック解除可能となっていますが、auだけの利点としてauから直接購入していない場合についても店頭で手数料を支払うことによってSIMロック解除ができます。

つまり、白ロムと呼ばれる新古品や中古品を買っても対象機種かつ対象期間であればSIMロック解除が行えるわけです。そこで今回は、少し遅くなってしまいましたが、今年4月に購入したGalaxy S6 edge SCV31を店頭でSIMロック解除してみましたので紹介したいと思います。

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まず、SIMロック解除可能かどうかは以前にも紹介したようにauの公式Webサイト「SIMロック解除の可否判定 | auお客さまサポート」にて端末製造番号(IMEI)を入力することで確認することができるようになっています。

上記が4月に購入したGalaxy S6 edge SCV31の可否判定で「◯」となっているのがわかります。そのため、白ロムを購入する際に端末製造番号を公開している場合がありますので、それですでにSIMロック解除かどうか、あるいは、近くSIMロック解除可能かどうかを判断できます。

もちろん、同時に「ネットワーク利用制限携帯電話機について | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au」から赤ロムなどのネットワーク利用制限がかけられていないかどうかも端末製造番号からチェックしておきましょう(「△」のものが多いですが、購入後すぐのものはほぼ「△」なので必ずしも「×」ではないものの、注意は必要です。)。

SIMロック解除可能な対象機種かつ対象期間になったら本人確認書類(運転免許証やパスポート、健康保険証など)と手数料3,240円(税込)、そして、SIMロック解除したい製品をもってauショップに行きます。

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まずはじめに「白ロムで買ったこの機種のSIMロック解除をお願います。」と伝えました。

au「auの回線はお持ちですか?」

筆者「持ってますが、今回は持ってない体でお願いします。」

au「……。あ、はい、では、本日は本人確認書類はお持ちですか?」

筆者「カウンターの様子を写真に撮ってもいいですか?」

au「……。え、あ、はい、どうぞ。」

みたいに若干冷たい風が流れつつ、SIMロック解除に対応してからだいぶ経っているように思いますが、今回訪れたauショップの担当者さんは店頭での白ロムなどの持ち込みによるSIMロック解除ははじめてのようで、auお客さまサポートかどこかに電話をして確認しつつ、作業を進めてくれました。

なお、auの管理システム(「パスカル」と呼ばれているものですかね)ではすぐに「SIMロック解除」のところを開いたようですが、そこからどーしたらいいのかわからないようで何度も電話先に聞き直してましたが、その後、作業はすぐに終ったようでした。

本人確認書類も試しに「保険証しか持ってないんですが」と伝えてみましたが、補助書類も必要なくOKでした。参考までに。保険証の控えをして、説明用タブレット(iPad Airシリーズぽい)で確認事項をチェックし、署名して支払ったらひとまず終了です。確認されたのは「auのサービスが使えなくなる」や「修理はauで行えるが、代替機はない」、「SIMロック解除すると元に戻せないし、キャンセルもできない」などといった点。

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確認事項などの書類の控え(この1枚のみ)

特に動作確認とかもなかったので、一応、店内も空いていたのでその場で動作確認もさせてもらいました。他社のSIMカードを利用するには、利用したいSIMカードを装着して電源を入れ(電源が入っている場合には再起動されます)、無線LAN(Wi-Fi)に接続し、ホーム画面から「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」にて画面下部にある「SIMカードの状態を更新」を選択すると、「SIMカードの状態を更新」が表示されるので「今すぐダウンロード」→再起動「OK」を選びます。

再起動されると、SIMカードの状態の「ステータス」が許可になっており、通話・SMS対応のSIMカードならこの状態で通話・SMSが利用できます。au回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)である「mineo」のVoLTE対応SIMカードを装着。

今回はauショップのお姉さんにショップから電話までしてもらえましたが(Wi-Fiは面倒だったので自分の他の機種のテザリングを利用)、良く考えれば通話テスト(111)でも良かったです。店員曰く「一応、ここまではやり方が指示されているので案内できます」とのことでした(とはいえ、上記の書類にも記載されているので自分でもできますが)。

また、帰宅後にデータ通信は「設定」→「その他の接続設定」→「モバイルネットワーク」→「APN」でAPNを設定しました。各MVNOによってAPNの設定は異なるので、ここは自分でなんとかしましょう。

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SIMロック解除後の状態としては、auやau系MVNOのVoLTE対応SIMカードであれば、4Gでデータ通信および通話・SMSを行なうようで、auのSIMカードを入れた場合にはAPNも自動で「LTE NET」が選択されて、データ通信もすぐにできていました。一方、auやau系MVNOのVoLTE非対応SIMカードだと通話・データ通信ともにできません。

NTTドコモやNTTドコモ系のMVNOの場合には通話やSMSは3G(W-CDMA方式)の回線交換を利用し、データ通信は3Gおよび4Gを利用しており、LTEのみにしてみましたが通話はできなかったので、VoLTEは利用できないようです。また、データ通信もはじめに3Gを掴んでなかなか4Gに移行してくれなかったりするのであまり快適ではないかもしれません(そして、SIMカードを入れ替えるごとに再起動も面倒)。

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・KDDIの2015年夏モデルの発売日&発売日から180日後の日付
機種名発売日発売日から180日後
Galaxy S6 edge SCV312015年4月23日2015年10月20日
isai vivid LGV322015年5月29日2015年11月25日
HTC J butterfly HTV312015年6月5日2015年12月2日
AQUOS SERIE SHV322015年6月5日2015年12月2日
Xperia Z4 SOV312015年6月11日2015年12月8日
TORQUE G022015年7月16日2016年1月12日
AQUOS K SHF322015年7月17日2016年1月13日
URBANO V022015年7月18日2016年1月14日
Xperia Z4 Tablet SOT312015年7月18日2016年1月14日
Qua tab 012015年7月24日2016年1月20日

今回試したGalaxy S6 edge SCV31以外ではSnapdragon 810で発熱問題が気になりますが、HTC J butterfly HTL31の白ロムが約3万円前後と比較的安くなっています。各機種ともにチェックしてみてください。





記事執筆:memn0ck


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