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機能か価格か。多様な選択肢が生まれた1年

今年も1年の振り返りを行なう「年末企画」の記事ということで、スマートフォン(スマホ)周りなどの携帯電話を中心に2015年を振り返りたいと思います。

今年も筆者はスマホの購入がなかったのですが、現在持っているソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマホ「Xperia Z1 f SO-02F」が購入後2年経過したため、来年1月末にこの秋から冬にかけて発売された製品に機種変更(乗り換え)をしたいと考えているところです。

現在はauにMNPして「Xperia Z5 SOV32」を購入するのが第1候補ですが、この1年急激に勢いを増してきた格安スマホにも依然興味があり、まだ悩んでいるところです。というわけで、今年気になったXperiaシリーズと、格安スマホについて振り返りたいと思います。

また、今年は初めてウェアラブル端末を購入した年となりました。この秋「SmartBand 2(型番:SWR12)」を購入し、歩数や心拍数のチェックを始めました。毎日どのくらい運動したり歩いたりしたかチェックするようになり、良い買い物でしたので、Smart Band 2についても取り上げたいと思います。


現在、Xperiaを使っていますので、今年もXperiaの動向は気になるところでした。Xperia Z4はCPUなどを内蔵したチップセットであるQualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」の発熱問題が話題となりましたが、先日取材したアンバサダーミーティングの記事や各レビューからもおわかりの通り、Xperia Z5シリーズはだいぶ発熱が抑えられているとのことで、安心して使えそうです。

デザインも背面の磨りガラス(フロストガラス)デザインは素晴らしく、ソニーならではの質感を感じさせるものでした。

また、NTTドコモのみからの発売となりましたが、4Kディスプレイを搭載した「Xperia Z5 Premium SO-03H」はソニーらしく技術を思い切って詰め込んだ尖った部分がある商品だと思いました。

少し触ってみると、2年間の進化が確かに感じられる商品なので、今回はMNPで安く入手しよう、と購入の候補に挙げております。

2015coba023万円程度で買える格安スマホとして人気のHTC Desire 626

しかし、今年旋風を巻き起こした仮想移動体通信事業者(MVNO)とSIMフリースマホによる格安SIM・格安スマホの導入も依然検討しています。移動体通信事業者(MNO、以下、キャリア)の商品はサポート体制で安心感があり、公衆無線LANサービスを活用できるなどのメリットはありますが、最低限しっかり使えるスペックで、安い価格で使える格安スマホも、家計における通信費を下げる観点からは捨てがたいものがあります。

今年は10月にSIMフリーのHTC製スマホ「Desire EYE」と「Desire 626」の発表会を取材する機会がありました。3万円程度で必要最低限しっかり使えるDesire 626は人気を博していますが、バランスの取れた良い機種だと思います。

その他、私としてはモバイルSuicaをはじめとするおサイフケータイ(Felica)のサービスに対応し、MIL規格対応の防水防塵耐衝撃性能を備え、VoLTEにも対応したSIMフリーの富士通製スマホ「arrows M02/RM02」も3万円程度ということで、非常に興味深く見ています。安く上げることを考えて、最終的にはこちらを購入するかもしれません。

2015coba03契約カウンター付き店舗を全国にオープンさせたMVNO楽天モバイル

ただ、格安スマホは人気が上がるとともに、通信速度がかなり遅くなっているという話も聞きます。私は公衆無線LANサービスなどもよく使うことを考えると、MVNOを使うのとどちらが良いかはしっかり検討して決めたいです。

今年はキャリアでiPhoneやXperia、Galaxyなど高機能なスマホを使いたいという人と、格安スマホで通信料を安くしようという人とでベストな1台が違う年だったのではないかと思います。自分のニーズをしっかり考え、スマホを選択する時代に入ったように思えます。

基本的にSNSの利用が中心で、ゲームはGoogleによる今年の人気作としても選出された「ねこあつめ」くらいしかやらないですが、今年発売されたスマホをもう1度吟味し、何を購入するか、キャリアで使うかMVNOを使うか、しっかり考えて決めたいと思います。ただ、こうして悩めるのはある意味楽しくもあります。今年は格安スマホ躍進のおかげで、多くの選択肢ができたことが非常に良かったと思います。来年も楽しくワクワクさせるスマホの登場に期待したいと思います。

2015coba04購入したウェアラブル端末SmartBand 2

一方、今年は10月にウェアラブル端末SmartBand 2を購入しました。毎日歩数や心拍数、睡眠時間の確認に使っています。健康維持などの観点からも、こうしたウェアラブル端末で気軽にどのくらい動いたかをチェックできるのは便利だな、と思いました。

ただ、時計機能を付けた話題となった「Apple Watch」や各Android Wearを採用したスマートウォッチに関しては、私は購入を見送りました。時計はどう考えても太陽電池で充電できて、電波で時間を補正してくれる腕時計の方が圧倒的に便利です。毎日充電しなければならない腕時計というのはそれだけでストレスを感じるもので、災害など非常時も不安です。鳴り物入りで登場したApple Watchがそれほど流行らなかったのは、こうした理由もあったのかもしれません。

スマートウォッチはこのまま尻すぼみになるのか、新たな機能の搭載で爆発的に売れるのか。これもまた来年注目したいと思います。

記事執筆:こば


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