失敗談に学ぶ「ライン」の使い方!

今や芸能人や国会議員までもが利用しているメッセージアプリ「LINE(ライン)」( http://line.me )。2015年12月の月間アクティブユーザー数は、全世界で約2億1500万人と、今やスマートフォン(スマホ)の定番メッセージアプリとして定着しています。

手軽にメッセージのやり取りができるのは良いところですが、つい間違えて送るつもりのない相手に送ってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、筆者や友人女性に聞いたLINEにまつわる失敗談を紹介しつつ、安心して使うためのカスタマイズ法をまとめました。

◯彼へのメッセージを上司に送っちゃった!
「彼に送るはずのラブラブなメッセージを会社の上司に送ってしまって、超恥ずかしかった」
「仲の良い友達に送るはずだった下ネタ満載のメッセージをクラスのグループトークに送ってしまって、翌日クラスで笑われた」

このような宛先間違いは、オーソドックスな失敗談ですよね。恥ずかしいだけなら何とかなりますが、仕事の機密情報をLINEで送る場合は少ないですが、もし間違えて送ってしまったらセキュリティー・インシデント(危機)として会社によっては懲罰の対象となる場合もあります。

これを回避するために、「名前の編集」と「背景デザインの変更」で対策しておきましょう。

個別のトーク画面の右上のアイコン「∨」から「名前の編集」で自分が分かる名前に変更します。おすすめの方法は、会社の人には会社の絵文字、家族には家族の絵文字を名前の頭につけておくのが分かりやすくていい感じです。

写真1
分かりやすい名前に変更しておきましょう!

またトーク画面の背景を個別で設定すると、誰のトーク画面が直感的に分かるようになるのでこちらもおすすめ。設定が面倒なので、万が一間違えたらヤバイ相手だけでも設定しておくとよいですよ。個別のトーク画面の右上のアイコン「∨」から「設定」「背景デザイン」から変更できます。

写真2
自分のアルバム写真を使うほかにかわいい背景も用意されている!


◯スタンプを誤爆して……
「彼にふざけてスタンプを20連打くらいして送ったら、会議中でマナーモードにしていなかったらしく、その日の夜にしこたま怒られた」
「会社の女上司にOK!というふざけた顔のスタンプを送ってしまい、翌日小言を言われた」

スタンプ誤爆してしまうことよくある失敗です。これを回避するためには、スタンプを送信する前に確認画面が出るようにするのが良いでしょう。1タップ増えるので面倒ではありますが、もしもの場合を考えて、ONにしておくことがおすすめです。

写真3
プレビュー機能は面倒だけど必須!

設定方法は、右下にある3つの点()のアイコンから「設定」→「スタンプ」から「スタンププレビュー」をONにします。


◯グループ会話の通知がウザいから退会
「グループトークの通知がウザいから退会したら影でコソコソ言われて、嫌われてしまった。」

私なら嫌われる覚悟で退会しますが、そうもいかないのが女同士。回避法は、退会せずに通知をOFFにする他ないようです。

方法は、個別のトーク画面の右上のアイコン「∨」から「通知OFF」をタップ。これで通知が鳴りっぱなしということはなくなります。

写真4

バッジには未読件数が表示され、これを特定のグループだけOFFにすることはできません。

タイムラインを非表示にするには、タイムライン右上の4つの丸のアイコンをタップ、その下の3つの丸から「グループの編集」、各グループのマイナスアイコンをタップして「OK」です。

写真5
これでタイムラインがスッキリ!


◯機種変更でトーク履歴全削除
「機種変したらトーク履歴が全部消えた。たまに見返していた彼と付き合う前のキュンキュンしたやり取りも消えてショック……」

機種変更をしたのでLINEを新しくダウンロードしてログインしたらトーク履歴やダウンロードしたスタンプがすべて消えていた、というのもよくある失敗談です。彼女のように見返したいトークがあった場合などは、残念すぎて落ち込みますよね。

Androidの場合は各トーク(友だち)ごとにバックアップ&復元します。まとめてバックアップを取ることができないので、残しておきたい人やグループのみを選ぶのが現実的ですね。

なお、バックアップ&復元できるのは、1対1またはグループのみ。グループでない複数人のトークはバックアップが取れないので注意が必要です。

方法は、個別のトーク画面の右上のアイコン「∨」から「トーク設定」→「トーク履歴をバックアップ」→「すべてをバックアップ」で旧端末へのバックアップが完了です。

写真6
microSDカードにバックアップされているようです

旧端末をパソコン(PC)に繋げて、バックアップデータを一度PCに保存します。データは本体もしくはSDカード内にある「LINE_Backup」というフォルダに入っています。

ここから新端末でバックアップを復元します。同じ方法で、空のトークのバックアップとり、PCから「LINE_Backup」フォルダにアクセス。旧端末から取ったバックアップデータを上書きして完了です。

iPhoneでのLINEのバックアップ&復元は、無線LAN(Wi-Fi)に接続している場合はiCloud経由で、Wi-Fiが接続できない場合は、PCのiTunesから旧端末のバックアップをとり、機種変更後に復元させればOKです。

写真7
iCloudでのバックアップ作成時はLINEがONになっているか確認しよう

特に、Androidの場合は面倒ですね。ちなみにiPhone⇔Androidの機種変更は、残念ながらトーク履歴の引き継ぎはできません。


◯第3者によるのぞき見や乗っ取り
私の知り合いで直接被害にあった人はいないものの、ニュースなどで話題となっている第3者によるのぞき見や乗っ取りを心配している人も多いようです。

回避策は、スマホやiTunes、LINE自体のパスワード管理を徹底することにあります。詳細は、以前に紹介した以下の方法をチェックしましょう!

LINEが第3者によるアクセスの可能性について公式見解を公開!のぞき見られないようにiPhoneなどのスマホやPC、タブレットできちんとロックなどをかけて管理しよう

手軽にメッセージのやり取りができるLINE。それ故、つい失敗してしまうことも多いはずです。
LINEに関するゴシップが話題の今だからこそ、自分のアカウントについて、見直してみてはいかがでしょうか。

記事執筆:後藤あい


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