コスパが高いGR5のカメラ機能は?

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が2月12日より販売開始したAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)搭載スマートフォン(スマホ)「HUAWEI GR5」(以下、GR5)は、実売価格34,800円(税別)ながら5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載し、背面には指紋認証センサーとアルミニウムマグネシウム合金を採用したコストパフォーマンスの高いモデルだ。

主なスペックはオクタコアCPU(1.5GHzクアッドコアCPU+1.2GHzクアッドコアCPU)のQualcomm製チップセット「Snapdragon 616(MSM8939)」や2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GBまで)、1300万画素リアカメラ、500万画素フロントカメラ、3000mAhの大容量バッテリーなどとなる。

そのコストパフォーマンスの高さから発売直後には価格.comにて人気No.1スマホになっているなど話題だ。今回はこれまでの外観レビューベンチマークテストに続いて、GR5のカメラ機能を「iPhone 6s」(Apple製)と比較しながら紹介したいと思う。

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GR5のカメラUI(ユーザーインターフェイス)は、これまでのファーウェイのスマホと同じく左右スワイプで撮影モードを切り替えるタイプだ。基本撮影モードのほか、SNS投稿などでよく使うであろう機能、食べ物をより鮮明に撮影できる「ナイスフード」モードが追加されている。

続いて実際に撮影してみた特性をチェックしていく。まず順光におけるGR5は、iPhone 6sと比較してややアンダー目(暗め)の露出となった。また、色の傾向はややマゼンタが強く、クールな印象とも言える。

○順光での撮影
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GR5(写真=左)とiPhone 6s(写真=右)


○サイド光ではどうか?
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GR5(写真=左)とiPhone 6s(写真=右)

こちらも順光同様、GR5がアンダー目となった。iPhone 6sもやや暗めなので、両機種とも露出補正でやや明るめに設定したいシーンだ。色の傾向はやはりGR5はマゼンタが強い。

○レンズの性能がわかる逆光シーン
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GR5(写真=左)とiPhone 6s(写真=右)

逆光においてGR5は、光源付近のフレアが発生しているが、コントラストが下がるほどの影響はない。ゴーストは右下の空の部分に薄く発生している。

一方、iPhone 6sはフレアの発生を抑えているが、ゴーストはビルの右側面部分にハッキリとしたものが発生している。

○夜景撮影比較
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GR5(写真=左)とiPhone 6s(写真=右)

両機種ともに光学式手ブレ補正は非搭載なので、夜景撮影ではスマホを固定するかしっかりとホールドして撮影したい。色の傾向はiPhone 6sは各光源の個性が出た綺麗な仕上がりとなっている。

GR5は全体的にクールな色合いで露出もやや高めとなり、これが写真ならではの綺麗な明るい夜景となった。ただし、GR5のピントの甘さは気になった。

総合的に見てGR5はカメラの性能は十分だが、色合いに関してはクセがある。上位機種の「HUAWEI Mate S」のカメラ機能がかなり良かっただけに惜しいところだ。また、夜景撮影ではしっかりと固定した上で被写体をタッチしてピント合わせをした方が良いだろう。

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記事執筆:mi2_303


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