KDDIがスマホが操作できなくてもコミュニケーションができるComi Kumaを開発

KDDIが2016年3月29日にスマートフォン(スマホ)の次を発明する研究所「au未来研究所」において、離れて暮らしていても抱きしめるだけで想いが伝わるぬいぐるみ型コミュニケーションツールのコンセプトモデル「Comi Kuma」の記者発表会を開催した。

ぬいぐるみを動かすだけでスタンプのやりとりができるため、子どもや高齢者でも簡単に使うことができ、気持ちが伝わるスタンプによって世代・地域を超えたコミュニケーションを促進するデバイスとしている。

Comi Kumaはコンセプトモデルであり、製品化は今後検討していく段階だが、開発に当たってすでに秋田県・五城目町で1週間のユーザートライアルを行っており、Comi Kumaを利用の習慣化が見られ、さらにComi Kumaをきっかけに電話などの直接的なコミュニケーションの機会が増加したとのことで、祖父母と孫にとって有効なコミュニケーション手段であると報告した。

今回はこのComi Kumaの機能と開発背景について写真と動画で紹介していく。


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Comi Kumaのカラーは、イエローおよびオレンジ、ブルーの3色。

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子どもが抱きかかえることができるちょうど良いサイズだが、バッテリーやセンサーなどが入っているため見た目より少し重く感じた。

【Comi Kumaの外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/73TMkgBF0KY

【安めぐみさんによるComi Kumaのデモンストレーション】

動画リンク:https://youtu.be/IVD696iu6Fg

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蝶ネクタイ型のディスプレイに送信されたスタンプが表示される。この表示はしばらくすると消えてしまうが、スタンプが表示されれば相手も今Comi Kumaを触っているということなので、リアルタイムの繋がりが楽しめる。

スタンプの送受信の仕組みは、Comi KumaとスマホがBluetoothで接続され、スマホを介してスタンプのやりとりが行われる。そのため、Comi Kumaで見られなかったスタンプは、スマホのアプリでタイムラインを遡って確認することもできる。

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そもそもどのようにしてComi Kumaの開発に至ったのかだが、発表会に登壇したKDDI 宣伝部 担当部長の塚本陽一氏がau未来研究所の「面倒なもの、嫌なもの、億劫なもの『遊び化』しよう。」をテーマとしたハッカソンで、5つのプロトタイプが完成し、その中からComi Kumaをコンセプトモデル化。Comi Kumaのコンセプトは「『ごめん』と言いづらいときにComi Kumaを介してその気持ちを伝えるもの」なのだという。

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IoT(Internet of Things)時代の到来に際してKDDIはComi Kumaを高齢者や障がい者、子どもといったIoTが未開拓な層をターゲットとしている。コミュニケーションツールとして、利用者の気持ちが前向きになるところを狙っているようだ。

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Comi Kumaには、それぞれの箇所に合わせた12個のセンサーが搭載されている点がユニークだ。
例えば、手には握手したことが検知できるプッシュセンサー、足の裏にはくすぐった操作がわかる静電容量方式のタッチセンサー、口元には二酸化炭素量を検知するセンサーが搭載されキスをしようとして顔が近づいたことを検知する。これらのセンサーは特殊なものではなく、市販されているセンサーを使用しているのだとか。

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頭をなでたり、腕を上げたり、寝かせたりすることで、スタンプが相手に送信される。そのスタンプは全11種類。うつぶせに寝かせると「つかれた」というスタンプが送信されるため、心配になって電話やメールをするきっかけになるかも知れない。

Comi Kumanによるコミュニケーションは、ぬいぐるみの柔らかさ、肌感、重さなど、スマホのコミュニケーションにはない「リアル」がありKDDIが狙う層には、分かりやすいデバイスだと感じた。

記事執筆:mi2_303


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抱きしめるだけで、想いが伝わるぬいぐるみ「Comi Kuma (コミクマ)」を開発 | 2016年 | KDDI株式会社