NTTドコモが「2016年夏モデル」の発表会を5月11日に開催!

NTTドコモは28日、2016年3月期決算発表を行い、都内にて説明会を開催し、登壇した同社代表取締役社長の加藤薫氏が新商品・新サービスを披露する「2016年夏モデル」の発表会を2016年5月11日(水)に開催すると予告しました。

また、この2016年夏モデルにおいて3.5GHz帯(Band 42)のTD-LTE方式による下り最大370Mbpsや3つの周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーション(3CC CA)による下り最大375Mbpsに対応した製品を投入し、今年6月から提供することを明らかにしています。

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決算説明会に登壇した加藤氏

すでに事前の各認証機関などで2016年夏モデルとして投入されると見られている製品は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia X Performance SO-04H」やサムスン電子製「Galaxy S7 edge SC-02H」、シャープ製「AQUOS ZETA SH-04H」など。恐らく富士通製「arrows」シリーズなどもあると見られます。

決算説明会で加藤氏は「スマートフォンの機能や性能は一定のところまで来ている」という認識を示し、「音声通話のクリアさや操作のしやすさ、サービスなどが差別化のポイントになる」とし、5月11日に新商品発表会を開催することを明らかにしました。

なお、3.5GHz帯は2014年12月にNTTドコモのほか、au by KDDI、ソフトバンクの大手携帯電話3社に総務省から割り当てられた周波数帯で、Lowバンドを割り当てられたNTTドコモでは申請計画では2017年にサービス開始としていましたが、前倒して提供されます。

下り最大370Mbpsは3.5GHz帯のTD-LTE方式で20MHz幅の下り最大110Mbpsが2波(20MHz×2)と1.7GHz帯(Band 3)のFDD-LTE方式で20MHz幅の下り最大150Mbpsを合わせて3CC CAとして実現されます。

また、下り最大375Mbpsはすでに提供している800MHz帯(Band 19)の15MHz幅(下り最大112.5Mbps)と1.7GHz帯(Band 3)の20MHz幅(下り最大150Mbps)、2GHz幅(Band 1)の15MHz幅(下り最大112.5Mbps)の3波で合計下り最大375Mbpsとなります。

そのため、下り最大375Mbps対応エリアでは800MHz帯をすべてLTEに用いるため、3Gは残る2GHz帯の5MHz幅で利用することになります。なお、すでに提供している下り最大300Mbpsは800MHz帯10MHz幅と1.5GHz帯15MHz幅、2GHz帯15MHz幅で提供しています。

新商品に加え、どういったサービスや差別化できるような内容が出てくるのか楽しみですね!



記事執筆:memn0ck
写真撮影:あるかでぃあ


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