NTTドコモが5インチスマホ「Xperia X Performance SO-04H」を発表!

NTTドコモは11日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2016夏新サービス・新商品」を開催し、約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)トリルミナスディスプレイ for mobileや64bit対応クアッドコアCPU、3GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)採用のスマートフォン(スマホ)「Xperia X Performance SO-04H」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。

発売時期は2016年6月中旬を予定しており、本日5月11日(水)10時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。価格は実質負担額で新規契約/機種変更で4万円台後半、MNPで3万円台前半の見込み。

Xperia X Performance SO-04Hは今年2月に世界最大のモバイル関連展示会「Mobile World Congress 2016(MWC 2016)」にて発表されたグローバルモデル「Xperia X Performance」のNTTドコモ向け製品です。すでにSoftBank向け「Xperia X Performance 502SO」やau向け「Xperia X Performance SOV33」も発表されており、これまで通りに大手携帯電話会社3社から発売されることになりました。

NTTドコモ向けは国内向けサービスのワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)といった日本市場に合った機能に対応しているほか、NTTドコモの各サービスのアプリがプリインストールされており、外観では背面の中央が「docomo」ロゴ、右上が型番「SO-04H」と記載されています。

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Xperia X Performance SO-04Hは、ソニーの新しいフラッグシップ「Xperia X」シリーズの最上位機種で、新しいメタルデザインと高性能カメラによるハイエンドモデルです。実質的にこれまでのフラッグシップ「Xperia Z」の最後の機種になった「Xperia Z5 SO-01H」の後継機種になり、全体的なデザインコンセプトは引き継いており、オムニバスデザインを採用しています。

違いは背面がこれまではガラス素材でしたが、フレームと同様にメタル素材となっており、丸みを帯びたメタルフレームとカーブした2.5Dガラス製ディスプレイによる手のひらになじむフォルムとなっています。

右側面にある指紋センサーが内蔵された電源キーなど、キー配置もXperia Z5を継承。引き続き、防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)に対応し、microUSB端子と3.5mmイヤホンマイク端子はキャップレス防水で、SIMカードとmicroSDカードのスロットは1つにまとめられています。

また、Xperia Z5と比べると画面が5インチにサイズダウンしたことに加え、より角に丸みがあるため、持ちやすくなっています。サイズは約144×71×8.6mm、質量は約165g。カラーバリエーションはホワイトおよびグラファイトブラック、ライムゴールド、ローズ・ゴールドの4色が用意。

タッチパネルのセンサーが液晶パネルと一体になったインセル型になったことでホワイト以外の各色ともに背面だけでなく、ディスプレイの周りのベゼル(縁)も同じ色になっているのも統一感があるほか、各色は背面がホワイトとグラファイトブラックがヘアライン加工、ライムゴールドとローズゴールドがサンドブラスト加工されており、高い質感を演出しています。

機種Xperia X
Performance
Xperia Z5Xperia Z4Xperia Z3Xperia Z2
画面5型フルHD5.2型フルHD
大きさ144×71×8.6mm146×72×7.3mm146×71.9×6.9mm146×72.4×7.3mm147×73×8.2mm
重さ165g154g144g152g163g
電池容量2570mAh2900mAh2930mAh3100mAh3200mAh
キャップレスUSB
指紋認証
長寿命
バッテリー
本体色ホワイト
グラファイトブラック
ライムゴールド
ローズゴールド
ホワイト
ブラック
ゴールド
グリーン
ホワイト
ブラック
カッパー
アクアグリーン
ホワイト
ブラック
カッパー
シルバーグリーン
ホワイト
ブラック
パープル

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Xperia X Performance SO-04H(左)とXperia Z5(右)の大きさの違い

外観の違いでは最近のXperia Z5やXperia Z4のときとほぼ同様に背面の中央部に「docomo」ロゴが記載され、背面右上に型番「SO-04H」、背面下部中央に「Xperia」ロゴが記載され、さらにその下に横一線にラインがあり、その下の部分が国内向けの3機種では樹脂になっています。これは通信性能を向上させるためとのこと。さらに非接触IC通信のマークがNTTドコモとau向けではFelicaになっており、前面のフロントカメラの横にシールで貼られ、剥がせるようになっています。なお、各社の外観の違いは以下の通り。

Xperia X PerformanceNTTドコモ版au版SoftBank版グローバル版
型番SO-04HSOV33502SOF8131
F8132
正面上部SONYSONYSONYSONY
背面右上SO-04H
背面中央docomoXperiaXperiaXperia
背面下部Xperiaau
SOV33
背面下部樹脂樹脂樹脂メタル
ICマークFelicaFelicaNFCNFC

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Xperia X Performanceの外観(背面)の違い(左からNTTドコモ版、au版、SoftBank版)

カメラはリアが広角24mmおよびF2.0のレンズと1/2.3型約2300万画素「Exmor RS for mobile」およびフロントが広角22mmおよびF2.0のレンズと1/3型約1320万画素「Exmor RS for mobile」を搭載。また、フロントカメラはXperiaシリーズ最高画質になりました。

リアカメラはXperia Z5シリーズで対応したコントラストと位相差によるハイブリッドオートフォーカス(AF)にも対応し、0.03秒以下の高速AFにも対応しているほか、新たにカメラキーの長押し起動からオートフォーカス、撮影までがXperia史上最速0.6秒の高速起動・撮影が可能になったほか、ソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズのエンジニアとの共同開発によって新たに「Predictive Hybrid Autofocus(先読みオートフォーカス)」機能を搭載し、被写体の動きを予測することで、正確に被写体を捉え、ブレのない美しい映像の撮影を可能にしています。なお、4K動画撮影には非対応。

音響機能はXperia Z5シリーズと同様で、ハイレゾやDSEE-HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング、フロントステレオスピーカー、ヘッドホン出力自動最適化で、ハイレゾとデジタルノイズキャンセリングが両立できるようになっています。

バッテリー容量は2570mAhで取外不可。ソニーのバッテリー技術を結集し、スリムデザインながら最大2日間の長時間バッテリー性能を実現し、さらにSTAMINAモードにも対応しています。加えて、新たにQnovoのバッテリー制御技術も導入し、バッテリーの状態に合わせた充電を行うことでバッテリーの寿命を約2倍長持ちさせることが可能になりました。

その他の仕様は最新のQaulcomm製64bit対応クアッドコアCPU(2.2GHzデュアルコアCPU+1.6GHzデュアルコアCPU)「Snapdragon 820 MSM8996」や32GB内蔵ストレージ、microSDXCカード(最大200GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンドおよび2×2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、A-GPS、NFC Type A/B、3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB 2.0端子、MHL(HDMI)、急速充電など。

テザリングはWi-Fiが最大10台、USBが最大1台、Bluetooth(PAN)が最大5台の合計最大16台まで対応。DLNA・DTCP・DTCP+や、Miracast、Google Cast、スタミナモードも利用可能。

携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応し、LTE UE Category 9によって3波のキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、高速通信サービス「PREMIUM 4G」の下り最大375Mbpsおよび上り最大50Mbpsでデータ通信が利用可能。なお、SIMカードはnanoSIMカードスロット(4FF)を採用。

対応周波数帯もLTEが700MHz(Band 28)および800MHz(Band 19)、1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のペンタバンド対応、3G(W-CDMA/HSPA+)はFOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsの800MHz(Band 6・19)および2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。海外ではGSM/GPRS/EDGE(850および900、1800、1900MHz)やTD-LTEも利用可能。

◯主な仕様
機種名Xperia X Performance
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約144×71×8.6
質量(g)約165
OSAndroid 6.0
CPU
(チップ名、クロック)
Snapdragon 820 MSM8996
64bit対応クアッドコア(2.2GHzデュアル+1.6GHzデュアル)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/3GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(200GB)
バッテリー容量2570mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
未定
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
未定
充電時間(ACアダプター 04/05)(時間)約160分/約150分
電池持ち時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.0インチ
フルHD 1080×1920
TFT液晶 トリルミナス ディスプレイ for mobile
1677万色
PREMIUM 4G(LTE、受信時最大/送信時最大)375Mbps/50Mbps
VoLTE(◎は海外対応)
LTE対応周波数帯
(3.5GHz/2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/○
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/○
LTE国際ローミング
(3.5GHz/2.5GHz/2GHz/
1.7GHz/700MHz)
ー/○/○/○/○
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約2300万/約2290万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1320万/約1310万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.2)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応
OTA開通
SIMロック解除
UIMカードnanoUIM
White
Graphite Black
Lime Gold
Pink Gold
製造メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ
※1 電池持ち時間とは平均的なスマートフォン利用(インテージの2015年6月調査データを基に算出)した場合の各機種における電池の持ち時間です。2016年夏の新商品以降、より公平でよりわかりやすい電池の持ち時間訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、KDDIと共同で設定した基準で測定しています。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定です。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要です。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:memn0ck


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