NTTドコモが10.5インチタブレット「arrows Tab F-04H」を発表!

NTTドコモは11日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2016夏新サービス・新商品」を開催し、約10.5インチWQXGA(2560×1600ドット)有機ELディスプレイや64bit対応Qualcomm製ヘキサコアCPU「Snapdragon 808 MSM8992」、3GB内蔵メモリー(RAM)を搭載したハイスペックなAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)採用のスマートフォン(スマホ)「arrows Tab F-04H」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を発表しています。

発売時期は2016年7月下旬を予定しており、本日5月11日(水)10時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。価格は実質負担額で新規契約/機種変更/MNPで5万円台後半の見込み。

富士通のNTTドコモ向けタブレットとしては2014年冬モデル「ARROWS Tab F-03G」以来の1年半ぶりで、新たにタブレットでは初の虹彩認証に対応したほか、防水・防塵・耐衝撃などのタフネスモデルとなっています。

また、滑り止めになるグリップエッジが本体四隅に配置され、縦でも横でも自由に壁に立てかけて持たずに利用しやすいようになっているほか、4段階に角度調整できるコンパクトな折りたたみ卓上スタンドが同梱されます。

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arrows Tab F-04HのBlackの前面


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arrows Tab F-04HのWhiteの前面

arrows Tab F-04Hは「立て掛けて便利なハイスペック頑丈タブレット。」と銘打たれ、高解像度で鮮明なWQXGAの10.5インチタブレットで、ARROWS Tab F-03Gに続いて有機ELディスプレイを採用しています。

また、防水(IPX5およびIPX8準拠)だけではなく、防塵(IP6X準拠)にも対応予定のほか、アメリカ(米国)の国防総省(いわゆる「米軍」)が定める耐久試験「MIL-STD-810G」(以下、MIL規格)の14項目に準拠した耐衝撃や高温保管などの耐環境性能に対応。

さらにエストラマー素材(ゴムのような弾性のある樹脂)の「グリップエッジ」があるため滑らずにお風呂場などでも壁に立て掛けて利用でき、虹彩認証に対応したことで、手が離せない場合でも画面を見るだけで一瞬でロック解除可能。マルチユーザー機能の切り替えも虹彩認証で簡単に行なえます。

ヒューマンセントリックエンジンが使う人の年齢や周囲の環境を判別し、見やすい最適な状態に自動調整するほか、迫力のフロントステレオスピーカーとDolby Digital Plusでワンセグやフルセグを楽しめます。

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arrows Tab F-04HのBlackの背面


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arrows Tab F-04HのWhiteの背面

カラーバリエーションはBlack(ブラック)およびWhite(ホワイト)の2色展開で、サイズは約175×266×6.8mm、質量は約430g台(ともに予定)と、薄くなったものの、大きさや重さはほぼARROWS Tab F-03Gと同等。ただし、バッテリー容量が6000mAhと少なくなっています。

製品arrows TabARROWS Tab
F-04HF-03GF-02F
画面10.5型WQXGA有機EL10.1型WQXGA液晶
大きさ175×266×6.8mm174×265×8.5mm169×261×8.9mm
重さ430g433g519g
電池容量6000mAh7840mAh9600mAh

チップセットはQualcomm製「Snapdragon 808 MSM8992」で、ヘキサコアCPU(1.82GHzデュアルコアCPUと1.44GHzクアッドコアCPU)で、通信機能もLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 6に対応してキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大262.5Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。なお、上り最大50Mbpsのまま。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は800MHz(Band 6・19)および2GHz(Band 1)に対応し、LTE国際ローミングにもBand 1および3や3Gの850および2GHzの国際ローミングに対応していますが、3Gの1.7GHz(Band 9)や2G(GSM/GPRS/EDGE方式)には非対応。SIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)になっています。

その他の仕様は、32GB内蔵ストレージおよびmicroSDXCカードスロット(最大200GBを予定)、約810万画素リアカメラ、約240万画素フロントカメラ、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、NFC Type A/B(P2P・RW)、A-GPS、DLNA・DTCP・DTCP+、ハイレゾなど。

テザリングはWi-Fiが10台まで、Bluetooth(PAN)が4台まで、USBが1台までで併用も可能なので最大15台まで接続可能。赤外線やおサイフケータイ(Felica)、非常用節電、カメラ用ライト・フラッシュ、音声通話(VoLTE含む)には非対応。

さらに、ホームアプリ「NX!ホーム」や日本語入力アプリ「Super ATOK ULTIAS」を搭載し、適切な漢字に返還、入力ミスや誤った日本語を自動判別し、正しい日本語に修正してくれます。

◯主な仕様
機種名arrows Tab F-04H
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約175×266×6.8
質量(g)約430
OSAndroid 6.0
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8992 Snapdragon 808
64bit対応ヘキサコア(1.82GHzデュアル+1.44GHzクアッド)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/3GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(200GB)
バッテリー容量6000mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
未定
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
電池持ち時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約10.5インチ
WQXGA 2560×1600
有機EL
1677万色
PREMIUM 4G(LTE、受信時最大/送信時最大)262.5Mbps/50Mbps
VoLTE(◎は海外対応)
LTE対応周波数帯
(3.5GHz/2GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/ー
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/ー
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約810万/約800万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約240万/約210万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.1)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応
OTA開通
SIMロック解除
UIMカードnanoUIM
White
Black
製造メーカー富士通コネクテッドテクノロジーズ
※1 電池持ち時間とは平均的なスマートフォン利用(インテージの2015年6月調査データを基に算出)した場合の各機種における電池の持ち時間です。2016年夏の新商品以降、より公平でよりわかりやすい電池の持ち時間訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、KDDIと共同で設定した基準で測定しています。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定です。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要です。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:memn0ck


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