NTTドコモがモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-01H」を発表!

NTTドコモは11日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2016夏新サービス・新商品」を開催し、初の3.5GHz帯(Band 42)によるTD-LTE方式や次世代通信規格「LTE-Advanced」の技術要素である「キャリアアグリゲーション(CA)」の3波を束ねる3CCに対応し、下り最大370Mbpsによる高速通信が利用できるHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)製モバイルWi-FIルーター「Wi-Fi STATION HW-01H」を発表しています。

発売時期は2016年6月下旬を予定しており、本日5月11日(水)10時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。価格は実質負担額で新規契約・機種変更で1万円台前半の見込み。

下り最大370Mbpsは3.5GHz帯のTD-LTE方式で20MHz幅の下り最大110Mbpsが2波(20MHz×2)と1.7GHz帯(Band 3)のFDD-LTE方式で20MHz幅の下り最大150Mbpsを合わせて実現し、NTTドコモでは初のTD-LTE方式の提供となります。なお、1.7GHz帯を利用するため、エリアは東名阪のみ。

その他、モバイルバッテリーとして他のスマートフォン(スマホ)などの機器を充電できるモバイルチャージャー機能に対応し、4750mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

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Wi-Fi STATION HW-01Hは今春モデルの「Wi-Fi STATION N-01H」に続く、3CC CAに対応したPREMIUM 4Gが利用できるモバイルWi-Fiルーターで、NTTドコモ向けのファーウェイ製モバイルWi-Fiルーターとしては昨年2月に発売された「Wi-Fi STATION HW-02G」以来となります。

特長はやはり下り最大370Mbpsに高速化されたこと。なお、東名阪エリア以外では、1.5GHz帯の15MHzと3.5GHz帯の20MHz×2で下り最大337.5Mbpsとなり、上り最大50Mbpsのまま。対応周波数帯は4GではFDD-LTE方式の800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Band 1)、TD-LTE方式の3.5GHz(Band 42)で、700MHz(Band 28)には非対応。2波CA(2CC CA)は、CA_1-21およびCA_1-19、CA_3-19。

3GのW-CDMA方式では800MHz(Band 6・19)および2GHz(Band 1)にも対応。また海外ではW-CDMA方式の850MHz(Band 5)や2G(GSM方式)の850および900、1800、1900MHzでも利用可能。SIMカードサイズはmicroSIMカード(3FF)の「ドコモminiUIMカード」。通信用チップセットは「Balong 750」を搭載。購入後半年または同一回線における前回実施から半年以降のSIMロック解除にも対応。

LTE国際ローミングにも対応し、FDD-LTE方式の1.7GHz(Band 3)および2GHz(Band 1)、TD-LTE方式の3.5GHz(Band 42)で利用可能。2.5GHz(Band 41)には非対応。この他、WANとして公衆無線LANサービスなどを利用するための無線LAN(Wi-Fi)にも対応し、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)準拠のWi-Fiが利用可能。

また、バッテリー容量は4750mAh(電池パック「HW08」)で、モバイルチャージャー機能にも対応。連続待受時間はLTE時で約1810時間、3G時で約1810時間、連続動作時間はLTE時で約1200分、3G時で約900分。

製品Wi-Fi STATION
HW-01HN-01HHW-02GL-01G
大きさ100×64×22mm115×63×11mm95×58×14.2mm107×65×20.4mm
重さ173g110g130g195g
下り最大速度370Mbps300Mbps225Mbps225Mbps
電池容量4750mAh2500mAh2400mAh4880mAh

カラーバリエーションはBlack(ブラック)の1色のみ。サイズは約100×64×22mm、質量は約173g。正面には約2.4インチQVGA(320×240ドット)液晶を搭載し、Wi-Fi STATION HW-01FやWi-Fi STATION HW-02Gに続き、タッチパネル操作に対応しており、直感的な操作ができます。

分かりやすいユーザーインターフェース(UI)で、はじめてでも簡単に設定でき、工事・配線不要で買ってすぐに通信ができるようになるため、引っ越しや新生活の際にも最適とのこと。また、普段の利用時も約5秒の高速起動で、使いたい時にすぐに利用可能。

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LAN(テザリング)はWi-Fiが2.4および5.xGHzデュアルバンドのIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠のほか、USB 3.0にも対応。Wi-Fiの最大通信速度は2×2 MIMOによる867Mbps。テザリングの同時接続数は最大11台(Wi-Fiで10台、USBで1台)まで。WPSにも対応。

◯主な仕様
機種名Wi-Fi STATION HW-01H
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約100×64×22
質量(g)約173
通信方式
(ネットワーク側)
Xi
(LTE-Advanced)
370Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード14Mbps/5.7Mbps
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
有線LAN
通信方式
(端末側)
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
有線LAN
インターフェイスmicroUSB
同時接続台数11台
連続待受時間(3G/LTE:時間)約1810/約1810
連続通信時間(3G/LTE:時間)約900/約1200
Black
製造メーカーHuawei Technologies
※1 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:memn0ck


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