Microsoftがフィーチャーフォン事業をFoxconnグループなどに売却!Nokiaブランドのスマホなどが復活に

Microsoftは18日(現地時間)、Nokiaから買収して現在は子会社のMicrosoft Mobileで展開している携帯電話事業のうちのフィーチャーフォン(従来型携帯電話)事業を鴻海科技集団(Foxconn Group)の子会社であるFIH MobileやHMD globalに売却する契約を締結したと発表しています。

売却額は3億5,000万ドル(約383億円)で、売却される事業にはベトナムにある製造施設「Microsoft Mobile Vietnam」や販売、流通、ブランドなどが含まれ、同社では「事実上、すべてのフィーチャーフォンに関する資産」としています。

一方、これに合わせてHMD globalは18日(現地時間)、買収する内容にブランドも含まれるため、Nokiaブランドのスマートフォン(スマホ)やタブレットを発売することを明らかにしています。投入時期は不明ですが、OSにはAndroidを採用するということです。

Microsoftの携帯電話事業は、Nokiaの携帯電話事業を買収して「Lumia」ブランドで展開しており、スマートフォン(スマホ)はWindows PhoneやWindows 10 MobileといったOSに切り替わっています。

一方、フィーチャーフォンも継続してLumiaブランドで販売してきましたが、今回、FIH MobileとHMD globalに売却されます。契約は2016年下半期に取引を完了する見込み。

HMD globalは、Nokiaと同じフィンランドに拠点を置く会社で、Nokiaブランドのスマホやタブレット、フィーチャーフォンなどのモバイル製品を発売するために設立されたとのこと。

そのため、HMD globalでは、Nokia Technologiesとブランドを含む戦略的な事業契約を結んでおり、今後3年間で5億ドル(約547億円)を投資するとしています。

記事執筆:memn0ck


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