UQ mobileが防水防塵、耐衝撃性能をもつタフネススマホDIGNO Lを発売

既報通り、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)および沖縄バリューイネイブラーは23日、都内にて「UQコミュニケーションサロン」を開催し、au回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「UQ mobile」に関する今後の取り組みについて説明を行った。

登壇したUQ代表取締役社長の野坂章雄氏は、業界最速となる通信速度440Mbpsを今年中に実現したいとするWiMAX 2+の技術力と、店頭イベントや商品のセット販売などで量販店などの信頼も得ているというUQのスタッフ力を強みとして掲げ、UQ mobileにも「WiMAXの全ノウハウをスマホに注入する。モバイル、スマートフォンでのナンバーワンをめざしたい。」と攻めの姿勢を見せた。

発表会では料金について最大13ヶ月間は月額1980円で端末代込み使える「イチキュッパ割」など、サービスの施策についても説明が行われたほか、新しいスマートフォン(スマホ)のラインナップとして「DIGNO L」(京セラ製)の投入も発表され、発表会後の展示会場にて実機のタッチ&トライも行われていたので、それらをまとめて写真と動画で紹介していく。

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DIGNO Lは、au向けに昨年12月に発売されたハンドソープで洗える防水性能と防塵性能を持つスマホ「DIGNO rafre(型番:KYV36)」の兄弟機。カラーは「カシミアホワイト」と「コーラルピンク」の2色。発売日は7月28日を予定だ。

主なスペックとして、約5.0インチHD(720×1280ドット)TFT液晶、1.2GHzクアッドコアCPU MSM8916、2GBメモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ(ROM)、microSDXC最大128GBに対応、受信時最大150Mbpsおよび送信時最大25Mbpsの携帯電話ネットワーク、IEEE802.11b/g/n準拠(2.4GHzのみ)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、耐衝撃(MIL-STD-810G method516.7:Shock-Procedure IV準拠)、防水(IPX5およびIPX8準拠)、防塵(IP5X準拠)など。

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背面は、浅い傷なら回復できる「スクラッチヒーリング」と呼ばれるコーティングが成されている。両側面は大きくラウンドしているため持ちやすい。

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搭載されているOSはAndroid 5.1.1(開発コード名:Lollipop)で、内蔵ストレージのフリーエリアは10GBだった。

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プリインストールされているUQ mobileのアプリは、データ通信量やデータチャージ、「my UQ mobile」の確認ができる。ターボ機能をオフにするとデータ容量を消費しない節約モードとなる。通信速度は最大300Kbpsとなるが、SNSやメールなどデータ容量を気にせず楽しむことができる。

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カメラ機能は、背面カメラが約1300万画素、前面カメラが約200万画素。背面カメラには通常のオートモードのほか、ホワイトバランスやISO感度などを調整できるマニュアル撮影モードを搭載する。

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絵画調やコミック調などのユニークな効果を確認しながら撮影できる豊富なエフェクト機能も搭載している。

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右側面(写真=上)には、電源キー、ボリュームキー、TVアンテナがある。左側面(写真=下)にはなにもない。

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上面(写真=上)には、SIMカードとmicroSDカードのスロット、microUSB端子、イヤホンマイク端子、下面(写真=下)にはストラップホールがある。

なお、UQ mobileではサイズが自由になるVoLTE対応SIMカード「UQ mobile Multi IC Card 01」となるが、購入時からSIMロックがかかってないSIMフリーとなっているとのこと。DIGNO LのSIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)サイズだ。


【DIGNO Lの外観およびカメラ機能を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/FWsm7NjKcWU

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DIGNO Lは、新規契約およびMNP(auやau回線のMVNO以外から)契約で月額料金通常2,980円の「ぴったりプラン」が最大13ヶ月の約1年間1,000円割り引かれ、月額1,980円から利用することができる。この月額利用料には端末の分割代金も含まれている。キャンペーンでデータ容量、無料音声通話も倍増される。

さらに3GBのデータ容量の「たっぷりプラン」は月額利用料3,980円が約1年間は月額2,980円となり、データ容量、無料通話もそれぞれ倍増される。

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元々は「UQ WiMAX」を提供してきたUQだけにデータ通信に自信があるとし、UQ mobileでもUQ WiMAXの貸出サービス同様に、SIMカードもしくはスマホ+SIMカードをセットにした貸出サービス「Try UQ mobile」も提供開始する。

格安SIMなどのMVNOに興味があるが、通信速度が心配という顧客をターゲットとし、事前に使い勝手を試してもらうという試みだ。

イチキュッパ割やTry UQ mobileは7月1日からスタート、UQ mobileポータルアプリは6月23日からすでに提供されており、7月8日からは新CM「励まし」篇も全国主要地域で放映する予定だ。

UQではさらにこれまでのWiMAXで培ってきた家電量販店などとの連携を活かし、UQ mobileについてもすでに紹介したようにWiMAXの全ノウハウを注入して展開していくとのことだ。

これにより、現在200〜300店舗となっているUQ mobileの家電量販店などの取扱店を今夏に全国で1000店舗規模まで拡大する予定だ。また携帯電話の併売店についても420店舗がUQ mobileを扱っており、ソフトバンクのサブブランドとして独自店舗で展開する「Y!mobile」に対抗していく。

スタッフについてもauショップの約4000人を動員していく予定で、すでに6月からは「セールスアシストセンター」を開設しているのだという。auとの連携を強め、この6日後には「iPhone 5s」の販売も発表した。NTTドコモと多くのMVNO、auとUQ、SoftBankとY!mobileという複雑な三つ巴が本格化しそうだ。



記事執筆:mi2_303


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