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世界各国のアイデア文具が勢揃い!

東京ビッグサイトにて2016年7月6日から8日までの3日間、日本最大の文具・紙製品、オフィス用品などのステーショナリー関連展示会「第28回【国際】文具・紙製品展 ISOT2016(イソット)」が開催されました。

日本国内の文具製品だけではなく、アジア各国やヨーロッパなど世界中の国々から集まるユニークな文具に来場者も興味津々。商談を中心とした展示会だけにスーツ姿のビジネスマンが多数を占めていましたが、アイデア満載のおもしろグッズの数々に品定めをする真剣な顔も思わずニッコリ。

今回はそんな数あるアイデア製品の中から仕事のデスク周りやモバイルシーンで活躍しそうなアイテムを筆者目線で厳選し、前編と後編の2回に分けてご紹介したいと思います。

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台湾や中国、インドネシアなどの企業も多数出展。アジア市場の熱気を感じる


■ビジネスマンと付箋は切っても切れない関係?
展示会場でも特に目立っていたのが付箋です。ビジネスマンにとってスケジュール管理や備忘録は命綱のようなもの。それだけに、ただ「忘れないように書き留めておく」とか「印を付けて目立たせておく」というだけではもったいない!もっと使いやすくしたい!というところでしょうか。

実際来場者の注目を最も集めていたのも付箋類で、可愛らしいデザインのものから実用性特化のアイデア商品まで様々にありました。

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緊急案件やその日の訪問内容、会議の覚書きなどを色分けしてデスク周りに付箋で貼っている人も少なくないのでは


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複数の色の付箋をコンパクトにまとめた実用グッズ


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こちらは一転してファンシーな動物型の付箋。羊の他に猫なども


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等高線(等圧線?)を模した付箋。デスク周りのインテリアになりそうだ


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ヒサゴの「透明フィルムふせん」


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透けているので付箋そのものをデザインとして使える


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付箋の使い方は使う人のアイデア次第


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ヒサゴではマグネットで挟むタイプの付箋なども


■スッと置けてスッと使える「SUTTO(スット)」
そんな数ある付箋の中でも筆者が特に関心した製品がカンミ堂の「SUTTO(スット)」です。

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シンプルで清潔感のあるブースを出展していたカンミ堂


どこでもスッと立てられるから「スット」と名付けたというネーミングセンスの良さにも惹かれますが、何かと物が増えて手狭になりがちなデスク周りにおいて、ボードタイプの付箋を立てて置けるというのはとても便利です。使ってみて初めて気がつく便利さとはまさにこのこと。

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本体カラーはイエロー、クリーム、ブルーの3色。パステルカラーなのもイメージが軽くていい


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サイズは小さめで手のひらにすっぽり収まる


付箋はリフィル式のロールテープ状になっていて、クリップボード風の台座に貼り付けたまま使用します。付箋には一定間隔でミシン目が付いているので、必要な長さだけ引き出してそこからピリピリと切り取ることができます。

ボード部分は単なるプラスチック製の板ではなく適度な弾力のある素材を使用しているため、ペン先が滑りやすいボールペンなどでもしっかりと文字を書けます。この辺りできっちりと実用性を追求している点はさすがといったところ。

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ロールを引き出す時、ミシン目のところで「コトン、コトン」と軽いクリック感があるのも使っていて気持ちがいい


このスットに使われている付箋リフィルは別売りもされており、昨年の同展示商談会で第24回日本文具大賞を獲得したペン型付箋「PENTONE(ペントネ)」と共通となっています。リフィルには様々なデザインのものが用意され、用途やインテリアに合わせて好きなものに交換できるようになっています。

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交換の際はスタンド部分の金具を外す


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第24回日本文具大賞を受賞した「ペントネ」。ペン型なので他の文具とともに持ち運びやすい


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スットとペントネの陳列例。リフィルのデザインは種類も豊富だ


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ペントネ用の交換リフィルはそのままスットで使える(その逆もOK)。


メーカー希望価格はスットが620円(税別)、ペントネが740円(税別)。交換用リフィルはスット用・ペントネ用共に共通で450円(税別)となっています。

ちょっとしたメモを常に目に見えるところに置いておきたい。でも平置きすると邪魔だしPCモニターに貼り付けるのもオジサン臭くて無粋だし……という、ビジネスマンに「よくある悩み」にピンポイントに訴求してくる素晴らしい製品だと感じました。

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華のないデスク周りにささやかな楽しさと快適な便利さを


記事執筆:あるかでぃあ


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