NTTドコモ向けVoLTE対応ケータイ「F-02J」がFCC通過!写真は「ARROWSケータイ F-05G」

米連邦通信委員会(FCC)は21日(現地時間)、NTTドコモ向け富士通コネクテッドテクノロジーズ製フィーチャーフォン(従来型携帯電話)と見られる機種「F-02J」(FCC ID「VQK-F02J」)が通過したことを公開しています。

資料にはバッテリーカバーを外した背面や各種認証情報などが記載されたラベルが示されており、NTTドコモの製品であることや機器名称がF-02Jになることなどが明らかになっています。ペットネームは不明ですが、順当なら「arrowsケータイ F-02J」もしくは「らくらくホン F-02J」などとなると見られます。

形状は折りたたみ型と見られ、現行機種「ARROWSケータイ F-05G」と同様にOSにはAndroidを採用し、FDD-LTE方式にも対応していることからNTTドコモの新社長に就任した吉澤 和弘氏が投入を示唆したVoLTE対応フィーチャーフォンになると予想されます。

なお、NTTドコモの型番は9月を切替時期として1年ごとに末尾がアルファベット順になっており、現在(2015年9月から2016年8月)の末尾「H」の次(2016年9月から2017年8月)は「I」になるはずですが、Iを飛ばして「J」になる模様。

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F-02Jは3G(W-CDMA方式)や4G(FDD-LTE方式)に対応した未発表で開発中の製品です。そのため、発表・発売されなかったりすることもありますが、大方はきちんと発売されるので正式発表が待たれます。なお、F-02Jがあるということは恐らく「F-01J」も存在すると思われます。

F-02JはFCCではW-CDMA方式の850MHz(Band 5)で認証を受けており、その他に対応周波数帯が公開されており、FDD-LTE方式の800MHz(Band 1)および2100MHz(Band 1)やW-CDMA方式の800MHz(Band 6・19)および850MHz(Band 5)、2100MHz(Band 1)となっています。

また、Bluetoothや無線LAN(Wi-Fi)の認証も受けており、Wi-Fiは2.4GHz帯のみのIEEE802.11b/g/n準拠。電池パックは取り外しが可能な「F33」でバッテリー容量は1500mAh(3.8V・5.7Wh)とARROWSケータイ F-05Gよりも少なくなっています。

さらに卓上ホルダー(クレードル)が用意され、こちらはF49(5V・1.5A)とARROWSケータイ F-05Gと同じなので、形状はかなりARROWSケータイ F-05Gに近くなると推測されます。

SIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)を採用し、microSDカードにも対応。日本国内の工場で製造されることが示されています。技術基準適合照明における工事設計認証番号「016-200125」。すでに開発コード名「FMP150-GUITAR」として2016年4月13日に認定を受けています。



記事執筆:memn0ck


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