NTTドコモ向けシャープ製VoLTE対応ケータイ「SH-01J」がFCC通過!写真は「AQUOSケータイ SH-06G」

米連邦通信委員会(FCC)は23日(現地時間)、NTTドコモ向けフィーチャーフォン(従来型携帯電話)と見られるシャープ製「SH-01J」(FCC ID「APYHRO00240」)が通過したことを公開しています。

資料にはバッテリーカバーを外した背面や各種認証情報などが記載されたラベルが示されており、型番からNTTドコモ向けであると予想されます。ペットネームは不明ですが、順当なら「AQUOSケータイ SH-01J」となりそうです。

形状は折りたたみ型と見られ、現行機種「AQUOSケータイ SH-06G」と同様にOSにはAndroidを採用し、FDD-LTE方式にも対応していることから投入が示唆されているVoLTE対応フィーチャーフォンになると見られます。

なお、すでに紹介したようにVoLTE対応フィーチャーフォンと見られる富士通コネクテッドテクノロジーズ製「F-02J」もFCCを通過しており、場合によってはF-02Jはらくらくホン系になる可能性もあるかと思われます。

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SH-01Jは4G(FDD-LTE方式)や3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応した未発表で開発中の製品です。そのため、発表・発売されないこともありますが、大方はきちんと発売されるので正式発表が待たれます。

FCCではW-CDMA方式の850MHz(Band 5)とGSM方式の800および1900MHzで認証を受けており、その他にBluetoothやIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、NFCまたはFeliCaでも認証を取得しています。

また、電池パックは取り外しが可能な「SH44」でバッテリー容量は1800mAhとAQUOSケータイ SH-06Gの1410mAhよりもかなり大きくなっています。

さらにテレコムエンジニアリングセンター(TELEC)にてシャープ製フィーチャーフォンと見られる「XN-PFBT40」が技術適合証明・工事設計認証を取得しており、同一製品ではないかと思われます。

XN-PFBT40は対応周波数帯がFDD-LTE方式の800MHz(Band 1)および2100MHz(Band 1)およびW-CDMA方式の800MHz(Band 6・19)および2100MHz(Band 1)で通過。高音質通話サービス「VoLTE」にも対応すると推測されています。

なお、NTTドコモの型番は9月を切替時期として1年ごとに末尾がアルファベット順になっていますが、現在(2015年9月から2016年8月)の末尾「H」の次(2016年9月から2017年8月)は「I」になるはずですが、F-02JなどからIを飛ばして「J」になるようです。



記事執筆:memn0ck


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