新しいペン入力対応大型スマホ「Galaxy Note7」の外観や同梱品をレビュー!

サムスン電子が今月2日に新たに発表したペン入力に対応した約5.7インチWQHD(1440×2560ドット)Super AMOLED(有機EL)ディスプレイ搭載の大型スマートフォン(スマホ)「Galaxy Note7」。発表通り、アメリカや台湾などにて8月19日より販売されており、アメリカでの価格は849.99ドル(約86,000円)となっている。

これまでの「Galaxy Note」シリーズと同様にワコムと技術協力して開発しているSペンによるペン入力に対応し、新たに防水・防塵(IP68準拠)に対応したことで、水に濡れた状態だけでなく水中でもペン入力が可能だという。また、セキュリティーも強化され、指紋認証に加えて虹彩認証にも対応し、USB Type-Cなどの最新仕様や最高性能に対応している。

日本での発売は明らかにされていないものの、すでに日本語ページが用意されていることからなんらかの形での投入が期待されているが、今回は一足先に海外版にて外観や同梱品を写真で紹介したいと思う。

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Galaxy Note7は日本からも主に台湾版・シンガポール版(型番:SM-N930FD)が海外製品を販売する「Expansys Japan」や「1shopmobile」、「ETOREN」などのWebストアで購入可能だ。

なお、これらの3つの店舗での2016年8月28日現在におけるGalaxy Note7 SM-N930FDの販売価格はそれぞれ99,700円、819ドル(約83,400円)〜、97,636円〜となっている。発売からしばらく在庫がなかったが、ETORENでは各色在庫あり、1shopmobileもBlack OnyxとGoldはあるようだ。

さらにExpansys Japanでは先ごろ販売が開始されたチップセットにQualcomm製「Snapdragon 820」を採用した香港版(型番:SM-N9300)の仮注文受付も開始されている。

ただし、台湾版も香港版も日本国内でローミング以外で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)の表示がないため、日本での利用は基本的にNGだ。

今回は製品を一瞬だけお借りした。そのため、電源も入れておらず、本当に外観のみの紹介となっている。ETORENで購入したのでシンガポール版の黒となる。

まずはダンボールから製品パッケージ(箱)を出して開封していく。箱は黒を基調にしており、Galaxy Note7のロゴが濃紺で記され、箱の内側も部分的に濃紺となっている。内箱は引き続き、マグネットで横に開閉するタイプに。

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箱を開けるとGalaxy Note7の本体が現れる。Galaxyシリーズでは前面だけでなく、側面や背面も含めて全体を覆うように保護フィルムで包まれている。本体をどけると付属品があり、台湾版ではイヤホンマイクやUSB ACアダプター、microUSBケーブル、microUSB-USB Type C変換アダプター、USB Type A-USB Type C変換アダプター、換えのペン先、SIMピン、各種の簡易取扱説明書や保証書などが同梱されている。

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本体前面にはこれまでのGalaxyシリーズと同様にディスプレイの下中央にクリック感のある指紋センサー搭載のホームキー、その左右に静電式のタスク切換キーと戻るキーが搭載。虹彩認証の赤外線センサーはディスプレイの上のフロントカメラなどに並んでいるものと思われる。

本体右側面には電源キー、左側面には音量上下キー、上側面にはSIMカードおよびmicroSDカードのスロット、サブマイク、下側面にはスピーカーやマイク、3.5mmイヤホンマイク端子、USB Type-C端子、Sペンが配置。なお、Galaxy Note7のスペックなどの詳細は「Samsung、ペン入力に対応した5.7インチスマホ「Galaxy Note7」を発表!虹彩・指紋認証や防水・防塵、USB Type-Cなどーー日本での発売も期待 - S-MAX」を参照のこと。

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Sペンは一度押しこむと抜けるようになっており、ペンの太さや長さはほぼ日本で販売されていた「GALAXY Note Edge」や「GALAXY Note 3」と同様。ペン先が昨年モデル「Galaxy Note 5」の1.6mmと比べて0.7mmへと細くなり、スキャン頻度も従来の240Hzから1.5倍の360Hzになって筆記・描画感覚が極めてナチュラルになったとのこと。

また側面にあるボタンを押せば消しゴムになり、筆圧検知も4096段階となったほか、絵の具のように色を混ぜあわせることが可能になっているという。この辺りは実際に使ってみないとわからないが、ペン自体はかなりしっかりとしていて製品としてはブラッシュアップしていることを感じる。

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外観は日本でも今夏モデルとして販売されてる「Galaxy S7 edge」と同様に前面の左右が湾曲有機ELによるエッジディスプレイになっているだけではなく、背面も左右が湾曲して断面図がラグビーボールのようになっており、手にフィットして持ちやすくなっている。

デザインとしてはほぼGalaxy S7 edgeをひと回りかふた回りほど大きくしただけとも思えるが、実際に手に持ってみると左右の湾曲の感じがより急になっており、Galaxy S7 edgeでは側面が尖っていすぎてやや手が痛くなることもあったが、Galaxy Note7はより手に優しくなっていると感じた。

また持った感じもGalaxy S7 edgeと比べるとそれほど大きくは感じず、重量バランスなども良く、さすがに約169gあるので軽いとは感じないものの、逆に重いとも思わないので十分だろう。最後にGalaxy S7 edgeやGALAXY Note 3と大きさを比較しておく。

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Galaxy Note7のカラーバリーエーションは今回紹介した黒のほか、シルバーやゴールド、ブルーがある。台湾などではブルーは販売されていないが、香港版ではブルーがある。

仕様だけでなく、実際に手にしてみても質感は高く、Galaxy S7 edgeのカメラなどの機能や高い性能を引き継いだ上にペン入力や虹彩認証、そして、より大きな画面というメリットもあり、非常に注目度の高い製品だ。是非、日本でも販売されるよう願っておく。



記事執筆:S-MAX編集部


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