大画面が必要ではないユーザーをターゲットにしたSIMフリースマホ「g06」を発表!

既報通り、NTTレゾナントは6日、都内にて「メディアカンファレンス」を開催し、同社が提供・運営するWebポータルサービス「goo」ブランドにて展開するSIMフリーのスマートフォン(スマホ)サービス「gooのスマホ」において新たにAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を搭載した新機種「g06(グーマルロク)」(クロスリンクマーケティング製)の発売を発表した。

価格(税抜)はメーカー希望小売価格9,800円ながらNTTコミュニケーションズの仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービス「OCN モバイル ONE」のSIMパッケージ付きで7,800円としている。また、OCN モバイル ONEのプランと合わせて24回の分割購入も可能で、この場合端末代込み月々1,980円で利用できる。

g06は、7,800円という低価格が目に付くが本当の狙いは別のところにある。今回は発表会で語られたg06のターゲット戦略と実際にタッチ&トライしてみたg06の外観を写真と動画で紹介していく。



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g06の説明に登壇したNTTレゾナント ポータルサービス部門長の鈴木基久氏は、昨年12月に発売した「g05」がSIMフリースマホへの移行が難しいとされている20代女性をターゲットとし、その層に訴求するために大型液晶と高いデザイン性、インカメラの高画素化、記憶容量の増加を盛り込み好評であることを報告。

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一方で、g05を購入しなかったというユーザーに独自に調査したところ、欲しい画面サイズが4インチという回答が46%。フィーチャーフォンを利用しているユーザーからの乗り換えの場合、今の画面サイズは大きすぎるのではないかと考察した。

こうした背景から、4インチのスマホの開発をしようと決めたのだという。続いて、スペックを決めるに当り、同様にスマホで普段していることを調査。

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結果は電話や検索・Web閲覧、地図・路線情報、ニュース、SNS、天気、カメラ、音楽の順で、これによってユーザーは高いCPU性能やメモリー(RAM)、ストレージを要求していないことがわかった。

こうして、g06はフィーチャーフォンのようにシンプルで無駄を削ぎ落とす一方で、その分を価格に反映させたスマホを作ろうというコンセプトに決まったのだという。

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g05は20代女性をターゲットに絞ったスマホだが、g06はさらにその層で取りこぼしたフィーチャーフォンユーザーや多くの機能を望まないユーザーをターゲットとした若干ニッチなスマホという立ち位置となる。

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g06のスペック紹介


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こうしたユーザーがスマホを便利に使っていけるようにホーム画面には「goo」の検索ウィジェットを配置。このウィジェットに「オムライス」と入力するとオムライスに関する検索結果を表示するとともに、グルメ情報サイトやレシピなどのサイトのファビコン(サイトのアイコン)を表示し、検索をシンプルに行えるようにしている。

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また、ニュースサイトを確認する際にもアプリのインストール不要としシンプルに利用できる。ホーム画面で右方向へスワイプすることでニュースを表示が表示されるというもの。検索およびニュースの配信はポータルサイトgooが持つ機能を利用している。

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g06のベースカラーは「gooRed(グーレッド)」で、パッケージにはもう1色のリアカバーが付属し着せ替えが楽しめるようにしている。リアカバーは「ブラック」および「ホワイト」、「ピンク」、「インディゴ」、「カーキ」の5色でパッケージはこのリアカバーのカラー別に5種類用意されるという。

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また、公式オンラインショッピングサイト「NTTコムストア by gooSimseller」(楽天市場店およびYahoo!ショッピング店は除く)において、9月30日まで先着906名に購入金額の20%(1,560ポイント)を還元するキャンペーンを実施する。これにより実質6,240円で購入できるとしている。

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冒頭で紹介したOCNモバイルONEとの契約による24回の分割購入は、他社でも同じ金額で提供しているが、他社の場合は1年目が1,000円割引で2年目から2,980円となることを解説し、g06の分割購入は2年目も1,980円で安く持てることをアピールした。

【gooのスマホ g06の外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/vAVnWFVlDqg

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g06のディスプレイはWVGA(480×800ドット)と解像度が低いのだが、4インチというディスプレイサイズということもあり、ドットが粗くて気になると言うことはなかった。また、液晶も視野角の広いIPS液晶を採用しており、低価格ながら高品質なディスプレイを搭載している。

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リアカバーはマットな仕上がりで、手触りがよく思ったより安っぽさはない。価格以上に頑張っている印象だ。その他の主な仕様については「NTTレゾナント、gooのスマホ第6弾として7800円のSIMフリースマホ「g06」を発表!LTEに対応した4インチWVGA液晶などのローエンドモデルーーすでに予約受付中で9月下旬に発売予定 - S-MAX」も合わせてチェックしてみて欲しい。



記事執筆:mi2_303


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