日本で発売されるZenFone 3のボディーカラーは「サファイアブラック」と「パールホワイト」の2色で、写真はサファイアブラックだ。画面サイズが5.2インチということで、片手操作をするには少し大きいものの、横幅約73.9mmと角を落としたデザインで持ちやすくなっている。

ディスプレイの下にはナビゲーションキーが搭載されており、タッチセンサー式のものを採用しているので、フルHDの解像度一杯に情報を表示することができるのは良い。


同心円がモチーフのZENデザインによって、独特の光沢感を醸し出す背面の特徴として、指紋センサーとカメラがある。指紋センサーは360°の方向に対応することで扱いやすそうだ。

薄さを追求するために背面をフラットにしたことからか、カメラはレンズ部分が飛び出した格好となったが、OIS（光学式手ブレ補正）や4K動画撮影に対応するなどスペックといては最高水準のカメラを搭載する。


ZENデザインの同心円は指紋センサーを中心に広がっている。2.5Dカットされたエッジ部分が水滴のようで美しい。


右側面（写真＝上）にはボリュームキーと電源キー、左側面（写真＝下）にはSIMカードスロットがある。側面の色はつや消しのサファイアブラック、ダイヤモンドカットされたエッジ部分がシルバーとなっている。



上面（写真＝上）には3.5mmイヤホンマイク端子、下面（写真＝下）にはUSB Type-C（USB 2.0）コネクターがある。通信用のアンテナは左右の樹脂部分にある。


カメラは背面が約1600万画素、前面が約800万画素、オート撮影モードのほかにマニュアルが可能なモードがある。新しいカメラモジュールにはレーザーオートフォーカスに加えて像面位相差センサーを搭載しており、高速オートフォーカスとコンティニュアスフォーカスを実現している。


動画はZenFoneシリーズ初の4K UHD（3840×2160ドット）に対応する。高速オートフォーカスはもちろんだがコンティニュアスAFが期待できるのが動画機能だ。また、動画撮影時にはOISのほかにEIS（電子式手ブレ補正）も動作するため手ブレを抑えた滑らかな動画撮影が可能だった。

【今回発表となったZenFone 3シリーズ、ZenBook 3を動画で紹介】

動画リンク：https://youtu.be/oUmC5bvVQRo

SIMカードスロットはスロット1がmicroSIMカード（3FF）、スロット2がnanoSIMカード（4FF）となる。またスロット2はmicroSDカードスロットを兼用するため、実質、microSIMとmicroSDカードという組み合わせで運用することとなることが多いと思われる。


DSDSは3G・4Gによる同時待受が可能で、音声通話には「au VoLTE」に対応するなど日本向けのサポートも万全だ。デモ機にはau回線とNTTドコモ回線を使ったMVNOのSIMによる同時待受が可能な状態となっていた。


ZenFone 3の販売価格は39,800円（税別）と、ミドルクラスとしてはやや高めの印象を受けるが、デザインの良さとハイエンドに匹敵するスペックを持つことを考慮すれば納得の価格設定ではないだろうか。





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